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試合日程・結果

2015 SEASON MATCHES試合日程・結果

わずかな可能性を残して、最終節へ。



J1昇格プレーオフの出場権獲得に向けて、何としても勝点3を手に入れたかった一戦。しかし、敵地で繰り広げられた雨中の激闘は、0-1の敗戦という結果に終わった。

パウリーニョと佐藤勇人を出場停止処分で、ネイツ ペチュニクと安柄俊を代表招集で欠いたジェフは、前節の東京V戦からメンバーを入れ替えてファジアーノ岡山戦に臨んだ。

2トップで森本貴幸とコンビを組んだのは、町田也真人。左サイドMFに松田力、右サイドMFに田中佑昌が入り、注目されたボランチでは田代真一と佐藤健太郎がコンビを組んだ。最終ラインとGKは前節と同じ構成。試合前から独特の緊張感が漂うゲームは、大雨の中でスタートした。

序盤、水を多分に含んだグラウンドでグラウンダーのパスが止まるピッチコンディションの中、攻撃のリズムを掴んだのはホームの岡山だった。両チームともシンプルな縦へのフィードで攻撃を仕掛けたが、セカンドボールを拾ったのは岡山。15分にはFW岡本英也がシュート。17分にはジェフの左サイドを攻略して鋭いクロス。30分にはジェフの右サイドからDF竹田忠嗣が鋭いクロスを上げ、FW片山が際どいヘディンシュートを放った。

ジェフがリズムを引き戻したのは、その直後だった。35分、町田のパスで右サイドを突破した田中がクロス。味方には合わなかったものの、この攻撃を機にジェフが攻勢を強める。37分には田代のクロスから松田がボレーシュート。38分には田代がミドルシュートを放ち、前半終了間際には町田がオーバーヘッドキックでゴールを狙った。いずれも先制点には至らなかったもののテンポのいい攻撃からフィニッシュに結びつけた。

しかし後半は、再び膠着状態に突入する。ジェフは68分、町田に代えて水野晃樹を投入。松田を最前線に上げ、右に水野を配置した。しかしその直後、自陣ゴール前の混戦でPKを取られて失点。何としても手に入れたかった先制点を奪われてしまった。

同点ゴールを奪いたいジェフは、79分、森本に代えてFWオナイウ阿道を投入。シンプルな縦へのフィードから厚みある攻撃で、徐々に相手を押し込んだ。すると84分、ゴール前でオナイウが相手GKに倒され、PKを獲得。しかし松田のPKはGKに阻まれ、試合は0-1のまま終盤を迎えた。

87分、関塚隆監督はMF田代に代えてDF金井貢史を送り込み、前線に配置してゴールを狙ったが、試合終了間際に見せた連続攻撃も実らず0-1のまま試合終了。前節の勝利で手にした勢いを持ってこの試合に臨んだジェフだったが、何より欲しい“結果”を手に入れることはできなかった。

今節の結果を受けて、ジェフはJ1昇格プレーオフ出場圏内の6位から8位に転落した。「残り1枠」をめぐる争いは最終節に持ち越されたが、状況は極めて厳しい。しかし、最後の最後まであきらめるわけにはいかない。残り90分を全力で、勝利を目指して走り続けるしか道はない。

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