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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

猛攻実らず、今季2敗目。



序盤戦の大一番と位置づけられたセレッソ大阪とのアウェイゲーム。前半に2点のビハインドを負ったジェフは後半の立ち上がりに1点を返したが、その後の猛攻も実らず、1-2で敗れた。

この日のスタメンは4-4-2。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、イ ジュヨン、近藤直也、阿部翔平の4人。中盤にはボランチに山本真希とアランダが入り、右サイドに小池純輝、左サイドに長澤和輝が位置。2トップには船山貴之とエウトンが並んだ。

前半は防戦一方の展開となった。

両チーム通じて最初のシュートを放ったのはジェフの多々良。しかしその直後から、ジェフはC大阪の個の能力の高さに押し込まれた。8分には柿谷曜一朗に中央突破を許し、ラストパスを受けたFWリカルド サントスがシュート。これはゴールポストに救われたが、C大阪の猛攻はなおも続く。10分には杉本健勇のラストパスから柿谷がシュート。直後にはCKからDF田中裕介にボレーシュートを放たれ、29分にはジェフの右サイドから左サイドに大きく展開され、最後は柿谷がシュート。パスを何本もつながれて崩された危ないシーンだった。

C大阪の猛攻に耐え続けていたジェフだったが、32分、ついに先制点を奪われる。CKからC大阪のDF山下達也にヘディングシュートを放たれ、これはクロスバーに救われたもののMFソウザに押し込まれて失点。さらに、直後の38分にはジェフの右サイド後方からのFKをまたしてもソウザに押し込まれ、2点のリードを許した。

迎えたハーフタイム、関塚隆監督は前半終了間際に足を傷めた山本真希に代えて富澤清太郎、小池純輝に代えて吉田眞紀人を投入した。「立ち上がりの15分が勝負。ひっくり返せる!」と送り出された選手たちは、後半、その言葉どおりの反撃姿勢で立ち上がりから相手ゴールに迫った。すると46分、ペナルティーエリア内に進入したアランダのクロスにエウトンが合わせ、反撃ムードを一気に加速させた。

圧倒的な劣勢を強いられた前半とは打って変わり、後半はジェフが主導権を握り続けた。

54分には富澤がミドルシュート。61分には右サイドからのクロスを受けた長澤が胸トラップからボレーシュートを放ち、いずれも枠を捉えなかったもののいい攻撃が続いた。さらに、69分には右CKに合わせたエウトンが強烈なヘディングシュート。GKの正面に飛びゴールには結びつかなかったが、ジェフは73分にも決定機を迎えるなど同点ゴールを狙って攻め続けた。

しかし、迫力ある攻撃で同点ゴールを狙い続けた怒涛の攻撃も、最後までゴールに結びつけることができなかった。試合は1-2のまま4分間のアディショナルタイムを終え、ジェフは第2節のファジアーノ岡山戦以来となる今シーズン2敗目を喫した。

J1昇格争いのライバルと目されるチームとの直接対決を落としたことを考えれば「厳しい結果」と言わざるを得ない。しかし、ポジティブな要素がなかったわけではない。試合後の会見で、関塚監督は言った。

「アウェイでありながら、後半は同点、逆転を予感させるだけの迫力をもったサッカーをすることができました。それを次につなげたい」

ホームに戻る次節の相手は、ツエーゲン金沢。この悔しさを晴らすためにも、今シーズン無敗のフクアリで勝点3を手に入れたい。

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