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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

前半に崩れ、4失点で完敗。


初対戦となったJ3からの昇格組、レノファ山口FCとのアウェイ戦は文字どおりの「完敗」に終わった。

この日の布陣は4-2-3-1。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、イ ジュヨン、近藤直也、阿部翔平の4人。ボランチにアランダと富澤清太郎が並び、右サイドに吉田眞紀人、中央に長澤和輝、左サイドに井出遥也が位置。最前線には船山貴之が入った。

試合後に関塚隆監督が振り返ったとおり、試合の入り方は決して悪くなかった。

試合開始直後の長澤のシュートでCKを獲得すると、こぼれ球を船山がボレーシュート。14分には右サイドから井出がクロスを送り、船山がダイビングヘッドで合わせてゴールを狙った。いずれもゴールにはならなかったものの、ジェフは積極的な攻撃姿勢で相手を押し込んだ。

流れが変わったのは、思わぬアクシデントからだった。20分、ボランチのアランダが故障を訴え、MF佐藤勇人と交代。すると26分、ジェフの左サイドから山口のDF小池龍太にクロスを放り込まれ、ファーサイドでこのパスを受けたMF島屋八徳に蹴り込まれて失点を喫した。それでも、直後の29分には同点ゴールを奪取。佐藤勇人のロングリードからカウンターを発動し、左サイドに流れた井出がドリブルで中央へ進入。後方から走り込んだ富澤が井出のラストパスを豪快に蹴り込み、失点から間もなく試合を振り出しに戻した。

ところが、迎えた34分、ジェフのCKのチャンスから相手のクリアボールを拾った阿部の佐藤勇人へのパスを山口のMF島屋に奪われ、そのまま独走を許して勝ち越しゴールを奪われる。さらにキックオフ直後にはジェフの右サイドから突破を許し、クロスを中山仁斗に押し込まれて3失点目。自らのミスと相手の勢いに押し込まれたジェフは、1-3と2点のビハインドを負って前半を折り返した。

後半に入っても、山口の勢いは衰えなかった。48分にはジェフの左サイドからクロスを放り込まれ、ペナルティーエリア内の混戦からこぼれたボールを福満隆貴にボレーで蹴り込まれて4失点目。関塚監督は51分、DF多々良に代えてMF町田也真人を投入し、攻撃に厚みを加える3バックへの変更を指示して局面の打開を試みた。

しかし、中盤でルーズボールを拾われて押し込まれる展開は変わらず、ショートカウンターをシュートまで持ち込まれるピンチは続いた。65分には佐藤勇人に代えてFWエウトンを投入し、これを機にチャンスは増えたもののゴールには結びつかない。66分には町田のクロスから船山がシュート、直後の68分には吉田のクロスがから井出がシュートを放つなど決定機が続いたが、ジェフの攻撃は相手の堅守に阻まれ続けた。

アディショナルタイムには長澤のシュートが相手DFに当たり、浮き球に反応した吉田のヘディングシュートで1点を返したものの、試合は2-4のままタイムアップを迎える。後半は決定的なシーンを作って反撃を試みたジェフだったが、前半に喫した3失点が響く形で黒星を喫した。

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