TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

連敗の流れを断ち切ったとはいえ、後半に追いつかれる後味の悪いドロー。関塚隆監督はカマタマーレ讃岐戦を「非常に残念な結果」と振り返ったが、その内容には手応えもあった。

「新しいことを何か加えるのではなく、『ここがポイントだ』というところに、もう一度立ち返れたこと。それにより、攻守が非常に良くなったのではないかと思います」

今節の相手は京都サンガF.C.。ジェフは第7節ツエーゲン金沢戦以来、約1カ月ぶり、5試合ぶりの白星を勝ち取るために敵地に乗り込む。

京都は前節、J1昇格候補の筆頭格である清水エスパルスと対戦。立ち上がりは相手が得意とするサイド攻撃に押し込まれたものの、強い向かい風を受けた前半をスコアレスで折り返すと後半から攻勢を強めた。63分にはCKのこぼれ球を拾ったベテランMF山瀬功治が、強烈なシュートを決めて先制。直後の68分にはカウンターから決定機を作り、有田光希が見事なドリブル突破から追加点を奪った。アディショナルタイムに失点を喫したが、1点のリードを守り抜いて連勝を飾り、8位に浮上している。最近5試合の成績は4勝1敗と絶好調だ。

「京都には個人で打開できる選手がたくさんいる」

DF近藤直也がそう話すように、京都にはリーグ屈指と言っていいタレントが揃っている。

守備陣の中軸はGK菅野孝憲。中盤には清水戦で決勝点を奪った山瀬功治や堀米勇輝などキープ力とパスセンスに優れた選手を配置しており、昨季までジェフでプレーした佐藤健太郎も持ち前の配球力で存在感を誇示。前線にはエスクデロ競飛王やイ ヨンジェなどパワフルなアタッカーが顔を並べる。ピッチの各所で繰り広げられる個のぶつかり合いは、この試合の勝敗を左右する大きなポイントとなるだろう。

讃岐戦も最前線で奮闘した船山貴之が言う。

「結果は出ていませんが、総力戦でしっかり踏ん張れれば、チームとしても個人としても大きくなれると思います」

勝利から4試合遠ざかっている現状を考えれば、内容に手応えがあっても楽観することはできない。取り戻しつつある自信を確信に変えるために、勢いに乗る相手を叩いて前に進みたい。


関塚 隆監督
(讃岐戦は水戸戦から)中3日でしたが、トレーニングからもう一度、「自分たちのやることを徹底してやろう」ということにポイントを置きました。やることをちゃんと整理して讃岐戦に入れたので、そこは内容にも表れたのではと思います。選手たちも「あ、これか!」と感じていました。新しいことを何か加えるのではなく、「ここがポイントだ」というところに、もう一度立ち返れたこと。それにより、攻守が非常に良くなったのではないかと思います。
(京都は)第10節でセレッソ大阪、第11節で清水エスパルスを打ち破っていて勢いもあります。アウェイですが、しっかりと戦いたいと思います。京都さんは強敵ですが、倒せば我々の自信にもつながると思うので、そういう戦いを総力戦でやりたいと思います。
(京都は)全員攻撃・全員守備で、攻守にバランスが取れていますし、粘り強くコンパクトにプレーしてきます。特に守備については、しっかり守備をするという意識が伝わります。そこから“個”という部分もあります。しっかりと我々としてもチームで戦いたいと思います。

近藤 直也
京都には個人で打開できるような選手がたくさんいるので、1対1のところでそれぞれが負けていては(試合に)勝てません。ただサッカーは個人でやるスポーツではないので、1人が抜かれたとしても誰かがカバーできるような距離感で守備をしていきたいです。対面した相手に負けないところと、味方をどれだけカバーするかというところがポイントになると思います。質の高い相手に対し、個で勝てなくてもチームとしてしっかり対応してければと思います。
相手ゴールキーパーの菅野孝憲選手とは柏レイソルで長くやっていたから特徴は知っていますが、シュートへの反応は本当にすごいです。そういう流れの中で得点が取れなかったときには、よりセットプレーからの得点が大事になると思います。

多々良 敦斗
讃岐戦は、(サイドから縦に行く攻撃を)意識していました。そのあと最後のところで崩すことはあまりできなかったので、そこはもう少し課題です。ただ、守備に関しては相手にほとんどやられていなかったと思います。前後半の試合の入りは全員で意識していたので、その共通認識をしっかり持ってやれたのが、良い入りにつながりました。42試合ある中で必ず苦しい時期は来るものだと思いますが、それが今だと捉えて、京都戦もブレずに全員でやっていきたいです。
京都はこの連戦中にC大阪と清水を破って連勝しているという結果が示すとおり、調子を上げてきているのが分かります。讃岐戦のように試合の入りをしっかりすることと、守備ではセットプレーに気をつけたいと思います。

船山 貴之
京都もけっこう選手が入れ替わっているので、ウチと似たようなチーム状況なのかなという気がしています。良い選手もいっぱい加入していますが、ウチにとって良い試合にできればと思っています。讃岐戦では先制点も取れたし、それほど悲観する試合内容ではありませんでした。京都戦でもしっかり様子を見ながら、(前線で変化を付ける動きを)行くべきところは行きたいです。結果は出ていませんがそういうときもあるということで、総力戦でしっかり踏ん張れれば、チームとしても個人としても大きくなれると思います。
(京都戦前日の5月6日に29歳の誕生日を迎えて)歳も変わって一発目の試合なので、しっかり良い形で迎えられるようにしたいです。


[前節の結果/京都]
京都 2-1 清水



[前節の布陣/京都]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/京都]
04/03 京都 3-2 山形
04/09 群馬 0-1 京都
04/23 京都 0-1 徳島
04/29 C大阪 0-2 京都
05/03 京都 2-1 清水


[過去の対戦成績]
13/09/15 千葉 1-2 京都
14/06/14 千葉 3-0 京都
14/09/06 京都 3-3 千葉
15/04/05 京都 0-2 千葉
15/09/13 千葉 1-1 京都
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
5.7 (土) 16:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第12節 VS 京都サンガF.C.

試合会場京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場

この試合のチケット購入はこちら