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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

ホーム無敗記録の継続と今シーズン2度目の連勝は、チームに確かな手応えをもたらしている。前節のFC岐阜戦で何よりポジティブな要素は、今シーズン初めて1試合3得点を記録した攻撃陣の活躍だ。関塚隆監督が言う。

「取るべき人が取ってくれると、チーム全体の士気も上がります。前線の選手が得点を取ってくれたことを心強く思っています」

ただし試合直後の選手たちが口を揃えたように、勝負の決着を最後までもつれさせた2失点は、ジェフにとって「不要」だった。指揮官は「防げたもの」と振り返り、「もう少し集中して取り組まなければいけない」と次なる戦いに向けての課題を挙げた。

迎える第15節の対戦相手は、13試合を消化して20位に位置するV・ファーレン長崎。前節は上位争いを演じるレノファ山口FCと敵地で対戦し、開幕戦以来12試合ぶりとなる白星を持ち帰っている。ここ数年のJ2リーグで常に上位争いに食い込んできたチームは、結果が出ない時間が長く続いたものの、好調の山口から奪った勝利で復調傾向にある。

山口戦では、それまでの3-5-2から4-4-2にフォーメーションを変更。試合序盤から豊富な運動量に裏打ちされた積極的なプレスで流れを掴んだ長崎は、中盤でのボール奪取から効果的なカウンターを仕掛け、何度も相手ゴールに迫った。8分には得意の速攻から10試合ぶりの先制点を奪取。このゴールで勢いに乗ると、4分後には再び縦に速い攻撃から岸田翔平がゴールを奪ってリードを広げた。

守ってはJ2最多タイの21得点を記録している山口に対し、組織的な守備で完封。終盤に押し込まれたものの、最後は5バックシステムに切り替えて粘り強く守り抜き、カウンターから3点目を奪って勝負を決めた。開幕戦以来となる2勝目は、“長崎らしい”と言える見事な内容だった。

もちろんジェフにとっては、突き付けられた“弱点”を克服するためにも大事な一戦となる。ホームでの戦績は5勝3分と無敗を維持しているが、アウェイでの戦績は1勝1分4敗と大きく負け越し。第16節の北海道コンサドーレ札幌戦に続くアウェイ2連戦をどう乗り切るかが、今後の行方を占う上で大きなポイントとなることは間違いない。阿部翔平が言う。

「ここのアウェイ2連戦をどう乗り切るかで、今後も変わってくる。ここで結果を残すことは、ものすごく大事」

首位に立つ札幌との勝点差は「7」。敵地の連戦でこの差を縮めるためにも、まずは長崎から勝点3を持ち帰りたい。


関塚 隆監督
(前節、FC岐阜戦のゴールのように)取るべき人が取ってくれると、チーム全体の士気も上がります。前線の選手が得点を取ってくれたことを心強く思っています。ただ岐阜戦に関しては、失点は防げるもので、“失点をせずに済まさなければいけない”ものでした。そのあたりをもう少し、集中して取り組まなければいけないのかなと思っています。
J2は激戦です。一戦一戦どうやって自分たちがしっかりと準備をして良さを出せるようにするか、どうやって相手に良さを出させないように戦うかがポイントだと思います。我々としては、(熊本戦、岐阜戦と)ホームで連勝できたので、アウェイでもしっかりと勝ちを積み重ねられるように、集中したトレーニングを積んでいきます。それを結果に結び付けたいですね。
(長崎戦は)先制点を与えないことがポイントになると思います。そのためには、試合の入り方が重要です。アウェイということも考慮して、そこはしっかりと対応していきたいと思っています。

船山 貴之
攻撃面については、良いときはコンビネーションもうまくできていると思います。問題は、悪いときです。前節、岐阜戦の後半のようにボールロストが多くなってしまったときは、前線の選手が一人ひとり考えながらやっていかなければいけないと思っています。
(熊本、岐阜と)ホームで2連勝をしてからの、(長崎、札幌を相手にする)アウェイ2連戦になります。ここまでアウェイの試合は(第4節で松本を相手に挙げた)1勝だけで、ほとんど勝てていません。これまで戦ったアウェイの試合でも、決して気持ちが入っていなかったわけではありませんが、自分としてもしっかり気持ちを入れて、長崎に向かいたいと思います。

阿部 翔平
2連勝と言わず、もっと勝ちを重ねていきたいです。幸いという表現は適切ではないかもしれませんが、今のJ2は混戦で、1試合勝つことで順位もかなり変わります。しっかりと連勝を重ねている札幌が上にいるので、それに続いていけるようにしたいです。 長崎に対しては、サイドを使われた結果、そこからクロスを上げられてしまうことを警戒する必要があると思います。それに対しては、僕たちサイドの選手としても意識していきたいところです。外に寄せたり、中に絞ったりしながら、自分たちが主導権を持って試合を運んでいきたいです。
ここのアウェイ2連戦をどう乗り切るかで、今後も変わってくると思います。ここで結果を残すことは、ものすごく大事です。

井出 遥也
ここまでチャンスがありながら、ゴールを決め切ることができていませんでした。前節、岐阜戦のゴールをキッカケにして、これからもっと得点を量産していければと思います。(得点場面は)今までだったら最後の部分で少し慌てたところを、まず自分の中で一呼吸おくことができました。チームが昇格するためにも個人としてワンランク上のプレーヤーになるためにも、2桁得点を目指していきます。
(長崎は)3バックで、ここ最近対戦していた相手とはまたシステムも変わってきます。自分たちの戦い方も変わるところはあるかもしれませんが、その中でも自分たちが継続してやれていることを、どんな相手に対しても出せるようにすることが大事だと思っています。長崎には昨季(アウェイでの開幕戦で)決めていますし、また得点を決めて勝ちたいです。


[前節の結果/長崎]
山口 0-3 長崎


[前節の布陣/長崎]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/長崎]
04/29 長崎 1-3 横浜FC
05/03 北九州 2-2 長崎
05/07 長崎 0-3 岡山
05/15 長崎 1-1 山形
05/22 山口 0-3 長崎


[過去の対戦成績]
14/03/22 長崎 2-1 千葉
14/07/26 千葉 1-1 長崎
14/09/10 千葉 2-1 長崎 ※第94回天皇杯4回戦
15/03/08 長崎 0-1 千葉
15/08/15 千葉 1-1 長崎
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
5.28 (土) 18:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第15節 VS V・ファーレン長崎

試合会場長崎県立総合運動公園陸上競技場

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