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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

終始攻勢も、結果は勝点1。


約1年半ぶりとなる3連勝を目指したこの一戦、頼もしい選手が帰ってきた。MFアランダのスタメン出場は、第9節レノファ山口FC戦以来、約1カ月ぶり。久々の出場だったが、90分間を通じて存在感を示し、コンディションの良さをアピールできたことはポジティブな要素と言えそうだ。

この試合、関塚隆監督は4-2-3-1のフォーメーションを選択した。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、イ ジュヨン、近藤直也、阿部翔平の4人。ボランチにはアランダと長澤和輝が並び、2列目には右に井出遥也、トップ下に町田也真人、左に船山貴之が位置。1トップにはエウトンが入った。

試合の立ち上がり、最初にチャンスを迎えたのは長崎だった。ジェフは2分にCKを奪われ、直後の5分にはFW永井龍にシュートを打たれる。13分にはペナルティーエリア外からFW佐藤洸一にボレーシュートを放たれ、ゴール上に外れたものの押し込まれる場面が続いた。すると、直後の14分に失点。ジェフの左サイドからアーリークロスを放り込まれ、ファーサイドから飛び込んできたFW佐藤洸一にヘディングシュートを叩き込まれた。ジェフは試合開始早々に、最も避けたかった先制点を奪われた。

しかし、同点ゴールはわずか4分後に生まれた。18分、ジェフは左サイドのスローインからチャンスを作ると、相手が見せた一瞬の隙を突き、井出が豪快なボレーシュート。これがゴール左隅に決まり、ビハインドを跳ね返して試合を振り出しに戻す。以降の時間帯はジェフが主導権を握り、ボールを保持。38分にはエウトンとのコンビネーションから町田がシュート。GKが弾いたボールを阿部が拾い、そのままミドルシュートを放つなど連続攻撃を見せたが、逆転ゴールを奪うことはできなかった。それでも、攻撃のリズムを取り戻したジェフは、確かな手応えを持って前半を折り返した。関塚監督が振り返る。

「先制された後にいい形で追いつくことができて、我々が逆転するチャンスは前半の終盤と後半の立ち上がりにあったのではないかと思います」

後半に入っても、ジェフが攻勢を維持した。57分には長澤がミドルシュート。70分には町田に代わって出場したばかりの吉田眞紀人が強烈なシュートを放ち、いずれもわずかに枠を外れたものの積極的な攻撃姿勢を貫いた。直後の71分には右CKのチャンスからイ ジュヨンがヘディングシュート。しかしこれもわずかにゴールの枠を外れる。

75分を過ぎると、全体の運動量が落ち、長崎に押し込まれる場面も増えてきた。関塚監督は、試合終盤の87分に船山に代えてFW菅嶋弘希を投入。攻撃の圧力を強めたが、87分のエウトンのヘディングシュート、90分の井出のドリブルシュートはいずれも逆転ゴールにはつながらなかった。逆に、アディショナルタイムには決定的なピンチを招いたが、これはGK佐藤優也のビッグセーブで何とか失点を回避した。

同点後の試合内容は、決して悪くなかった。しかし長崎の粘り強い守備を最後まで崩すことができず、タイムアップ。ジェフは敵地から勝点1を持ち帰り、次節は再び、敵地へと向かう。対戦相手は、J2リーグの首位を快走する北海道コンサドーレ札幌だ。上位争いに加わるためにも、なんとしても敵地から勝点3を持ち帰りたい。

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