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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

J1昇格候補の一角と見られる清水エスパルス戦を前に、関塚隆監督はチーム全体として守備を整備することの必要性を強調した。

「『3点を取らなければ勝てない』のではなく、2-0でどうやってゲームを終わらせるかが、しっかりとチームとしてもう1回やるべきこと」

過去3試合、ジェフはいずれも複数得点を記録した。しかし、第16節・北海道コンサドーレ札幌戦と前節・東京ヴェルディ戦では2点のリードを守り切れず、失点を重ねてドローに持ち込まれた。無敗記録は「8」と着実に伸びているが、そのうち勝利はわずか「3」。“勝てる試合”を逃してきたという印象のほうが強く、そうした現状を打破して勝点3を奪うために求められるのが、守備の再整備であると指揮官は言う。

「いかに失点を抑えていくかというところで、堅い守りが必要になってくる部分もあります。全体の流れ・意識を守備面で統一することを(トレーニングで)やりました」

対する清水は、前節、ホームに迎えた横浜FCを3-0で撃破。J2リーグの得点ランク首位に立つエース・大前元紀が故障離脱を強いられながら、決定力の違いを見せつけて勝点3を積み重ねた。現時点での順位は、ジェフを1つ上回る7位。上位進出を狙う両者にとって、昇格候補同士の対戦は大一番と呼ぶにふさわしい。

清水は前節、大前とともに最前線でチームを引っ張ってきた鄭大世が存在感を誇示。体を張ったポストプレーとパワフルなシュート、献身的な動きで流れを作った。37分には左サイドから崩し、ベテランMF枝村匠馬がゴール。後半は立ち上がりから横浜FCに押し込まれたものの、75分に村田和哉を投入すると、再び流れを引き戻して攻勢を強めた。

圧倒的なスピードを武器とする村田は、76分、右サイドから中央にカットインして左足シュート。これをゴールにねじ込んでリードを広げると、試合終了直前の90分にも村田がダメ押しゴールを奪って勝利を決定づけた。攻撃の切り札として途中投入されることの多いスピードスターには、十分な警戒が必要だ。

清水について、このクラブで育ったMF山本真希が言う。

「勝たなければ上位との差も縮まりません。前節の結果で順位も抜かれてしまったので、ここで勝って抜き返さないと。アウェイですが、絶対に勝点3が欲しい試合です。個人としては得点に絡んでいきたい」

“負けなし”の記録を伸ばすのではなく、あくまで“勝利”を積み重ね続けなければ目指す高みは見えてこない。手に入れたいのは、勝点3だけだ。


関塚 隆監督
いかに失点を抑えていくかというところで、堅い守りが必要になってくる部分もあります。「3点を取らなければ勝てない」のではなく、2-0でどうやってゲームを終わらせるかが、しっかりとチームとしてもう1回やるべきことだと思います。それをおさらいして、全体の流れ・意識を守備面で統一することを(トレーニングで)やりました。
清水の小林伸二監督は、私もよく知っています。彼はしっかりとした守備から攻撃へというスタイルを持っていますし、数クラブをJ1へ昇格させてきています。選手も一人ひとり育てることのできる指導者だと思っています。そういう面での良さをしっかりと発揮させられるような監督ですね。非常に良い組織を攻守両面で作っていて、素晴らしいチームだと思います。エースの大前元紀選手が故障してしまいましたが、それはクラブ全体でカバーしていますし、彼を良い(チームの)状態で復帰させようとする雰囲気になっていると感じています。我々にとってはアウェイですけれど、我々も自分たちの力をしっかりと出して、勝点3を奪いにいく。そのための準備をしたいと思います。

大久保 裕樹
ウチは攻めることのタレントが揃っているし、能力もあると思います。ただ攻めることができるぶん、攻め疲れするようなこともあるかもしれません。そういうところをうまく後ろがバランスを取ってあげられればと思っています。山形戦はそれがうまくできたので東京V戦でもそれができればよかったですが、我慢し切れなかったです。
清水の小林伸二監督は、徳島に所属していたときに一緒でした。守備をしっかりして、攻撃に勢いを持って出て行くという形が表れているという印象です。フォーメーションは、[4-4-2]だと(前々節で対戦した)山形と似ている部分があると思うので、あのときのイメージでやれればと思っています。
清水は近い順位の対戦相手ですが、チャレンジャーという立場を忘れずに、サポーターのみなさんと一緒に絶対に勝利をつかみたいという気持ちです。

山本 真希
日本平(IAIスタジアム日本平)は、スタンドが近いですからね。フクアリとはまた違った雰囲気の専用スタジアムだと思います。(古巣である清水を)そんなに意識することもないですが、負けたくない相手ではあります。ここまで8戦負けなしといっても勝利は3試合しかないので、勝たなければ上位との差も縮まりません。前節の結果で順位も抜かれてしまったので、ここで勝って抜き返さないと。アウェイですが、絶対に勝点3が欲しい試合です。個人としては得点に絡んでいきたいです。
大前元紀選手が離脱したのは清水にとって大きいかもしれませんが、他にも注意しなければいけない選手はたくさんいます。そういった選手をしっかり止めることは、とても大事なポイントだと思います。

オナイウ 阿道
清水戦がとても大事な試合なのは間違いないので、勝点3を取るためにみんなでしっかりと戦うことは大事だと思っています。(トレーニングで)選手間でコミュニケーションを取ることはとても大切なことですし、ちゃんとパスの出し手や味方の選手が考えていることを理解しながらプレーするのが一番だと思っています。今回はエウトンが出場停止ですが、僕がもし入ったとしてもそれは欠かさずに、お互いに要求し合ってやっていきたいです。
清水はサイドからのクロスが多く、そういうシーンからの得点が多い印象です。そのサイドを突くことができれば、ウチのチャンスにもなります。(清水は)失点が特別少ないチームでもないので、ウチが点を取れれば、勝点3も難しくないと思います。自分たちのリズムで進めながら決定機で決め切る試合をしていけば勝てると思うので、その形をしっかり作っていきたいです。


[前節の結果/清水]
清水 3-0 横浜FC


[前節の布陣/清水]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/清水]
05/22 東京V 2-1 清水
05/28 清水 8-0 群馬
06/04 水戸 0-0 清水
06/08 町田 1-2 清水
06/12 清水 3-0 横浜FC


[過去の対戦成績]
08/11/05 清水 0-1 千葉 ※第88回天皇杯 4回戦
08/11/29 清水 3-2 千葉
09/05/05 清水 2-2 千葉
09/06/03 清水 2-1 千葉 ※Jリーグ ヤマザキナビスコカップ
09/07/25 千葉 1-2 清水
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
6.19 (日) 18:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第19節 VS 清水エスパルス

試合会場IAIスタジアム日本平

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