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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

ホーム初黒星。



「ウォーミングアップと試合開始直後にアクシデントがあり、そういう状況の中で、チームとしてどのようにして試合をモノのするかというところが問われた試合でした」

試合後の関塚隆監督は、試合をそう振り返った。突き付けられた結果は、チーム全体としての課題を浮き彫りにした。

アクシデントは2つあった。まずは、試合前のウォーミングアップでアランダが負傷し、急遽欠場。キックオフ直後には近藤直也が同じくケガでピッチを退いた。最終ラインの中央には大久保裕樹が入り、ボランチには富澤清太郎がスタメン出場。最近のメインシステムである4-2-3-1で戦ったものの、選手が「バタバタしてしまった」と振り返る立ち上がりは相手に主導権を握られ、押し込まれる時間が続いた。

まずは13分、GK佐藤優也のミスキックから相手にボールを奪われてシュートまで持ち込まれるなどピンチを招くと、その流れを変えられず、25分に失点。ジェフの左サイドを崩され、クロスのこぼれ球を北九州のFW原一樹に蹴り込まれた。相手に主導権を握られる展開は変わらず、37分には中盤でボールを奪われてカウンター攻撃を受けるなど、守勢を強いられる時間が続く。

前半終了間際の45分には阿部翔平のCKにエウトンがヘディングで合わせるが、これは相手GKのファインセーブでゴールならず。アディショナルタイムには再びエウトンがミドルシュートを放ったが、これも相手GKの好守に阻まれた。

1点のビハインドで迎えた後半は、少しずつジェフがペースをつかみ始める。65分にはエウトンからパスを受けた船山貴之がミドルシュート。わずかにゴールの枠を外れたが、これを機にジェフの攻勢は続いた。しかし76分、一瞬の隙を突かれてジェフの左サイドからクロスを上げられると、これを風間宏希にダイビングヘッドで押し込まれて失点。82分には多々良敦斗のクロスにエウトンがヘディングで合わせて1点を返すが、終盤の猛攻を逆転ゴールに結びつけることはできず、1-2のまま敗れる結果となった。

キャプテンの佐藤優也が言う。

「始まる前からバタバタとアクシデントがあって、もちろんそれも少なからず影響はあったと思います。ただ、プロである以上、そういう状況でもプレーを続けなければいけないので、そういう意味でも、自分がもっと引っ張っていければ良かったと思います。こういう結果になって、悔しい気持ちしかありません」

船山は「気持ち」を強調した。

「今日は全体的に良くなかったと思います。誰が悪いということではなく、気持ちで相手に負けてしまった試合だと思います。アクシデントが2度も続いたので、それに動揺したことは少なからずあると思います。それを修正できなかったことは、自分たちの力不足です」

今シーズン初となるホームでの黒星を、これから続く試合、そしてチームを成長させるための糧としなければならない。試合後の選手たちの表情からは、敗戦の悔しさと、切り替えて前に進まなければならないという意思が感じられた。

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