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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

後半の急失速で完敗。



今シーズン2度目となる連敗で、ジェフは勝点を伸ばすことができなかった。

この日のスタメンは4-4-2。GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、イ ジュヨン、若狭大志、阿部翔平の4人。ボランチに長澤和輝と富澤清太郎が並び、中盤の右サイドに井出、左サイドに船山が位置。FWにエウトンが入り、町田也真人は最前線を主戦場としながら状況に応じて流動的なポジショニングを取った。

前半はジェフのペースだった。最初のチャンスは15分。船山が右サイドからクロスを上げると、エウトンがシュート。これはわずかにゴール右に外れたが、27分には長澤のスルーパスで右サイドを突破した町田がクロス。井出がボレーシュートを放つが、これはゴール上に外れる。直後に惜しいミドルシュートを放ったエウトンは、40分にもペナルティエリア外から振り向きざまにシュート。前半はわずか1本のシュートにとどまった愛媛に対し、終始攻勢を保ちながらもゴールを奪えない時間が続いた。関塚隆監督は、この45分間をこう振り返った。

「うまくコントロールしながら戦い、大きなチャンス、決定機を2つ作ることができました。このシュートをゴールの枠に飛ばせるかということが、ひとつのテーマだったと思います」

失点は後半開始直後の48分。相手のクリアボールに反応して飛び出したGK佐藤優也が、痛恨の空振り。そのボールを愛媛のFW瀬沼優司に拾われ、流し込まれて先制点を奪われた。さらに2分後の50分、愛媛の右CKがファーポスト際に流れたところを、林堂眞に折り返され、安田晃大にヘディングで押し込まれて失点。主導権を握っていた前半の展開から一転、後半の立ち上がりに2点のリードを許し、ジェフは苦しい状況に追い込まれた。

関塚監督は52分に多々良敦斗に代えて新加入の丹羽竜平、67分に長澤和輝に代えて山本真希、さらに76分にはエウトンに代えてオナイウ阿道を投入。反撃ムードを高めたジェフは、試合終盤に猛攻を仕掛ける。

85分にはオナイウが右サイドからペナルティエリア内に進入し、折り返しを町田が決めて1点差に迫る。直後もジェフの猛攻が続き、富澤のミドルシュートはわずかにゴール左。CKをオナイウが折り返して町田がダイビングヘッドで合わせるが、ゴールライン寸前で相手にクリアされた。その直後、左サイドからのクロスに飛び込んだイ ジョンのヘディングシュートは、わずかにゴール右に外れて決定機を逸した。

関塚監督が言う。

「失点が早すぎたというところが勝敗を分けたかなと思います。ただ、チームとして修正しなければならないのは、そういう失点があっても、次にそれを耐えるということです。耐えて、1点を返すというメンタリティをつけることが、ゲームをひっくり返すために必要なことであると思います」

シーズン前半戦を戦い終えて、首位と勝点16差の9位。巻き返しを実現するためには、相手から勝点3を奪う本当の力を身につけなければならない。

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