非常に悔しい敗戦となりました。やるべきことをやって、得点に結びつけることができなかったところ、注意すべき相手のカウンター攻撃がそのまま失点に、つまり相手の得点につなげられてしまったところで、勝負は1-2という結果になったと思います。繰り返しますが、非常に悔しい結果です。残り8試合に懸けたい。もう一度、そこに懸けたいと思います。

―― 最後の交代カードはアランダ選手でしたが、どのような役割を求めたのでしょうか。

得点を狙うための前へのボールの配球、アップダウンが激しくなったところでの彼のボール奪取能力の高さ、そこから攻撃につなげるところです。攻撃面では時々前に入っていって、自分もシュートを打つ、もしくはラストパスを出すこともできますので、そこを期待しました。

――「やるべきことをやった」というお話ですが、「やるべきことはできた」という解釈でしょうか。

いえ、我々の課題でもあるフィニッシュ、アタッキングサードで得点につなげるというところが課題であり、その手前まではボールを運べているのですが、前半から、いいところまでいっても最後のフィニッシュで点を取れない。そういう場面が多かったのではないかと思います。映像を見てみないと確かなことは分かりませんが、そういう印象を持っています。

――選手交代については井出（遥也）選手という選択肢もあったと思いますが、北爪（健吾）選手を起用しました。

北爪が相手の背後に出て、GKがクリアをして相手のゴールキックになってしまった場面がありましたが、あのプレーを期待して送り出しました。左サイドバックの坪内（秀介）選手の特徴を私は知っているので、北爪をそこに当てて、右サイドをさらに攻撃的にという狙いがありました。彼はゴール前に入っていってチャンスを作るだけでなく、得点するという感覚がありますので、そこを期待していました。

得点することはできましたけど、負けたら意味がありません。今日は相手に合わせて、テンポが速い試合になってしまったことが残念です。もう少しパスをつなげなければ、自分たちのリズムでサッカーができない。そういう意味で、終始相手のペースだったと思います。そういう部分は、試合の中で修正しなければいけないし、その力が足りない。残り、全部勝つしかない。勝つしかないと思います。

勝点3を積み上げられなかったことが悔しいし、内容もいいとは言えない中で追いつくことができて、その後のゲームの運び方と、個人的にも2本チャンスがあったので決めなければならなかった。そういうところの差が、スコアに表れてしまったと思います。途中出場する時には、相手のサイドバックの背後を取りながら、GKとDFの間に速いボールを入れてチャンスを作るようにしました。ピッチの外から見ていてもまさにそこでチャンスを作れると思っていたので、自分らしさを出したいと考えていました。

シュートの場面は自分で決めなければいけないし、責任を感じています。次こそ、得点を取ってチームを助けたい。地元ということで、相手チームにもお世話になった先輩がいたし、いろいろな知人が見に来てくれていたので、自分が成長した姿を見せたかった。ただ、チームが勝たなければ意味がないので、残り8試合、すべて勝てるように全力を尽くしたいと思います。まだ諦めていません。

暑さは感じましたけど、それは相手も同じ。最後は走り負けてしまったので、情けないです。左サイドからの攻撃がクロスやシュートで終わることが大事だし、後半も2、3本はそういう形を作れたと思います。どちらに転んでもおかしくない試合で、カウンター2発で決められてしまったので、早めに点がほしい試合でした。ただ、決定機という意味ではそれほど作れていないので、ただ攻めるだけじゃなく、決定機を増やさないと点が取れないと思います。

自分たちが点を取りたい時に、しかも2回くらいチャンスが続いた時にカウンターから2点目を取られてしまいましたけど、誰かが少しでもボールに触れれば防げた失点だと思います。ボールの奪いどころを逃すとああいう形になってしまうので、悔しいです。

前半から点を取るチャンスもあったんですが、先制点を取れなかったことで難しい試合になってしまいました。今日は試合の入りで相手のプレッシャーを受けてしまったかもしれません。

この2試合、ピッチの外から見ていて、球際の激しさをもっと出したいと考えていました。今日は相手の裏を狙っていたので、あそこから、もう少しチャンスを作りたかった。シュート数も少なかったし、もう少し積極的に打っていきたかったです。