TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

残り試合と順位を考えれば、フクアリに京都サンガF.C.を迎える今節は、今シーズンにおける最大の山場となる。

「勝つか、あるいは引き分け以下になるかは、大きなポイントになる。もちろん勝つことを目指してやりますし、選手たちもやっています。モチベーションも相当高い。しかし、サッカーはモチベーションの高いほうが必ず勝つわけではありません」

長谷部茂利監督代行はそう話し、「目指している“ゼロ失点・複数得点”」を遂行することを目標とした。重要なゲームであることは、誰もが十分に理解している。だからこそ気負い過ぎて浮足立つことなく、自分たちの目標とするサッカーを表現することが今のチームに求められる唯一のタスクだ。

京都は前節、敵地でツエーゲン金沢と対戦。立ち上がりから積極的な姿勢で敵陣に進入したがゴールを奪えず、それまで4試合無得点の課題に直面した。守備面ではGK菅野孝憲を軸に粘り強く守り抜いたが、90分を戦ってスコアレスドロー。リーグ戦では最近5試合で2敗3分、無得点に終わっており、勝点を伸ばせずにいる。

しかしその点について、長谷部監督代行は気を引き締め直した。

「無得点が続いているようですが、ここのところうまくいっていないぶん、モチベーションも高いでしょう。うまくいっていないときにポンっと勝つこともあるわけで、(ジェフにとって)そういう対戦相手にならないようにしないといけません」

同じように、ジェフも苦しい戦いが続いている。第32節のレノファ山口FC戦と第33節の東京ヴェルディ戦は1-1のドロー。前節はザスパクサツ群馬に1-2と競り負けただけでなく、内容面でも満足なパフォーマンスを示すことができなかった。比嘉祐介が言う。

「遅攻と速攻の使い分け方が、最近少しうまくいっていないかなと感じます。攻め上がろうとしてボールを失うことなどもあるので、そこの単純なミスを減らしていきたい」

近藤直也は「自分たちのサッカー」を状況打破のポイントに挙げた。

「(群馬戦は)チャンスに得点を取れず、修正もできず、相手のやりたいことをやられてしまいました。“ゴールを奪いにいく厳しさ”と“ゴール前での守備の厳しさ”を上げていかなければいけません。チームが良いときは自分たちのやりたいことを、バランスを崩さずにやれています。相手に合わせるのではなく自分たちのサッカーをしっかりとやることが大事になる」

京都が位置するのは、ジェフが現時点で目標とする6位。両者の勝点差は「8」。この試合に勝てばその差は「5」に縮まり、負ければ「11」にまで開く。残り試合数を考えれば、この試合で勝点3を奪わなければ可能性は広がらない。直接対決のチャンスを生かさない手はない。エウトンが言う。

「大事な試合でしかないし、勝つことしか考えていません。厳しいゲームになりますし、チャンスの数も多くはないと思うので、そこをどれだけモノにするかが大事になると思います。精神面の強さも大事になるので、それを全面に出していきたい」

勝点3を奪い、可能性を広げ、上位陣との戦いが続くクライマックスに望みをつなぐことができるか。すべてはこの一戦に懸かっている。


長谷部 茂利監督代行
他のチームどうこうではなくて、我々としては次の試合(京都戦)で勝つかあるいは引き分け以下になるかは、大きなポイントになります。もちろん勝つことを目指してやりますし、選手たちもやっています。モチベーションも相当高いと思います。しかし、サッカーはモチベーションの高いほうが必ず勝つわけではありません。京都も無得点が続いているようですが、ここのところうまくいっていないぶん、モチベーションも高いでしょう。うまくいっていないときにポンっと勝つこともあるわけで、(ジェフにとって)そういう対戦相手にならないようにしないといけません。目指している“ゼロ失点・複数得点”をできるようにします。

比嘉 祐介
遅攻と速攻の使い分け方が、最近少しうまくいっていないかなと感じます。攻め上がろうとしてボールを失うことなどもあるので、そこの単純なミスを減らしていきたいです。
前半戦の京都戦は出られなかったし、もしこの試合に出ることになったら、自分自身にとっては古巣戦に出ること自体が初めてになるので楽しみです。京都は6位だし、個人的には3〜4試合くらい前から、ここが京都戦だということを意識していました。(元チームメイトの)有田光希選手は体が強いし、シュートもパンチ力があります。体が強いぶんキープもできるから、前を向いてシュートを打たせないことが大事です。ほかにも前線には能力の高い選手がいるので、個人で負けないことを意識したいです。チームとしてはコンパクトにしつつ、カバーリングを注意してやっていきたいです。

近藤 直也
(群馬戦の)立ち上がりは相手の裏を狙いながら良いプレーができていましたが、その中でチャンスに得点を取れず、修正もできず、相手のやりたいことをやられてしまいました。“ゴールを奪いにいく厳しさ”と“ゴール前での守備の厳しさ”を上げていかなければいけません。チームが良いときは自分たちのやりたいことを、バランスを崩さずにやれています。相手に合わせるのではなく自分たちのサッカーをしっかりとやることが大事になると感じます。
次の試合(京都戦)の価値は大きい。勝点6の意味があると思っています。勝たなければいけない試合ですが、プレッシャーを感じ過ぎてもダメ。プレーが雑にならないことを注意し、自分たちのサッカーを90分間やり遂げて勝利を目指したいです。

大久保 裕樹
(コンディションは)作り直した部分もあり、良い状態にあります。後はディテールにこだわる部分を突き詰めることで、試合で良いパフォーマンスを発揮したいと思います。(自身にとって古巣戦になる京都との試合は)絶対に落とせない試合になりますが、意識をし過ぎると自分たちを見失ってしまいます。今までやってきたことを信じて、精いっぱいのプレーをしていくだけです。勝つという“成功体験”を収めることが大事になり、勝つことでチームはまとまっていきます。ホームゲームなので勝ち切りたいと思います。6位の相手を落とすことは絶対条件で、大きな意味があります。得点を奪うことの質を上げることと、守備では最後の10センチ、5センチ、1センチに足を伸ばすことを徹底してやりたいと思っています。

若狭 大志
群馬戦は悪い奪われ方をして、後ろも守り切れませんでした。ミスを重ねると失点につながってしまうので、次の試合に生かすためにも極力ミスを少なくしたいです。(京都戦は上位との直接対決となるが)勝てば(勝点差が)縮みますし、負けてしまうと厳しくなってしまいます。とにかく絶対に落とせない試合。(リーグ戦ここ3試合で)勝てていないので、良い雰囲気の状態にもっていきたいです。ここ2試合続けて先制点を取られているので、逆に先制して、追加点を取り、後ろはゼロで抑えることが理想です。(京都の印象は)個の力があります。特にエクスデロ競飛王選手は、スピードもありフィジカルも強いので、しっかりと抑えることが大事になります。

町田 也真人
(群馬戦は)セットプレーで追い付いたのは大きかったし、みんなが「(逆転まで)いける」と思いましたが、その勢いで仕留め切れないとああいう(突き放される)ことになってしまいます。今週、長谷部監督も言っていたのですが、ここまでくるとゴールへの執着心や球際などが今まで以上に大事になってくると思うし、それはチーム全体でも感じていることです。終盤に出せている勢いを、頭から出していきたいです。
京都は一人ひとりの能力が高い印象ですが、チームとして連動できれば勝てると思っています。(昨季までジェフ所属の)佐藤健太郎選手は、目立たないけれど嫌なプレーをしてきます。古巣戦になるわけだし、気合を入れてくるのではないでしょうか。相手をリスペクトしつつも、悔しい思いをさせる結果にしたいですね。

エウトン
(6位の京都と直接対決となるが)大事な試合でしかないし、勝つことしか考えていません。厳しいゲームになりますし、チャンスの数も多くはないと思うので、そこをどれだけモノにするかが大事になると思います。自分は攻撃の選手なので、(得点を決める)責任があります。フォワードとして、チャンスの場面で決め切ることをテーマにおいて、プレーをしたいです。そして精神面の強さも大事になるので、それを全面に出していきたいです。(京都の印象は)守備も良く、攻撃にも長けたチームなので注意しなければいけません。攻撃力が素晴らしいことは疑う余地がないので、警戒して臨みたいと思っています。


[前節の結果/京都]
京都 0-0 金沢


[前節の布陣/京都]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/京都]
9/3 C大阪 2-1 京都(天皇杯2回戦)
9/11 松本 2-0 京都
9/18 横浜FC 2-0 京都
9/25 京都 0-0 北九州
10/2 京都 0-0 金沢


[過去の対戦成績]
14/06/14 千葉 3-0 京都
14/09/06 京都 3-3 千葉
15/04/05 京都 0-2 千葉
15/09/13 千葉 1-1 京都
16/05/07 京都 1-1 千葉
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
10.8 (土) 16:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第35節 VS 京都サンガF.C.

試合会場フクダ電子アリーナ

この試合のチケット購入はこちら