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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

敵地で無得点完敗。


3連敗で迎えた第37節。敵地に乗り込んだジェフは徳島ヴォルティスと対戦し、0-1で敗れた。これで7年目のJ2にして初となる4連敗。順位を12位に落とした。

この日、長谷部茂利監督代行は前節の松本山雅FC戦からスタメンを入れ替えた。

GKは佐藤優也。最終ラインは右から多々良敦斗、岡野洵、近藤直也、乾貴哉の4人。ボランチに山本真希とアランダが入り、右に菅嶋弘希、左に町田也真人が位置。2トップにはエウトンと船山貴之が並んだ。岡野は前節のプロデビューに続くプロ2戦目で初スタメン。乾も同じく2戦目の初スタメンとなった。
しかし前半は、立ち上がりから徳島の守備とパスワークに苦しめられ、ほとんど何もやらせてもらえなかった。

結果的に決勝点となる失点が生まれたのは、19分。ジェフの左サイドからクロスを放り込まれると、逆サイドで待ち構えた徳島のMFアレックスがバックパス。走り込んだカルリーニョスのシュートは多々良に当たってこぼれたが、佐藤晃大に押し込まれて失点を喫した。ジェフはこの流れを食い止めることができず、29分にはクロスから広瀬陸斗にシュートを打たれ、38分にはカウンターからピンチを招いて前川大河にあわやというシュートを打たれた。

ジェフは36分に山本真希がミドルシュートを放ったが、ペナルティーエリア内に進入して相手を崩すことはできなかった。前半はシュートはわずかに3本。長谷部監督代行は、この45分間を次のように振り返った。

「立ち上がりから前半は終始守備に追われて、徳島さんのダブルボランチの攻撃面での質の高さに、いいようにボールを回されてしまったという印象です」

後半に入ってから、徐々にジェフがペースをつかみ始めた。49分にはCKからエウトンがシュート。65分にはセンターライン付近から山本がロングフィードで右サイドに展開し、オーバーラップした多々良がクロス。走り込んだ井出がヘディングで狙ったが、わずかにゴール左に外れた。アディショナルタイムには近藤のロングフィードから長澤がシュート。これはゴールの枠を捉えたが、相手GKの好守に阻まれた。後半は主導権を握りながらゴールを奪えず、試合は0-1のまま終了した。長谷部監督代行が言う。

「後半は少しやり方を変えたこともあり、また、徳島さんが1点リードしていたということもあって、自分たちがボールを持てる時間も増えましたし、前半に比べれば多くのチャンスを作れたのではないかと思います。全体を通して、ボールを扱う技術のミスが多かった印象です」

前節から多くのメンバーを入れ替えたスタメンについては、次のように話した。

「ケガ人を含め、ベストな状態で11人を並べると今日のような布陣になりました。若い選手で名前を挙げるとすると乾貴哉と岡野洵ということになると思うのですが、2人とも自分の良さを出してプレーしてくれたと思います」

デビュー2戦目で初スタメンの岡野と乾のフル出場は、ジェフにとってポジティブなニュースと言っていい。しかし、この試合に敗れたことで6位・京都サンガF.C.との勝点差は「15」に広がった。ジェフが目標とするJ1昇格プレーオフ進出の可能性は、限りなく小さくなった。

残り5試合。この450分で何を見せられるか。そこが問われている。

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