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試合日程・結果

2016 SEASON MATCHES試合日程・結果

長谷部茂利監督代行は、「42分の1」を強調してきた。シーズンを締めくくる最終節とはいえ、決して特別な1試合ではない。これまで積み上げてきたものを、これまでと同じように発揮することに努め、「無失点・複数得点」による勝利を目指す。
それが、シーズン途中に長谷部体制がスタートして以来、貫いてきたモットーである。もちろん今節も、その姿勢は変わらない。

敵地で行われる一戦の相手は、カマタマーレ讃岐。前節、アウェイでV・ファーレン長崎と対戦した讃岐は、残留争いを占う大一番で前半から積極的に仕掛けたものの21分に失点。
2トップの一角を担う仲間を軸に反撃を試み、渡邉大剛のセットプレーからたびたびチャンスを作ったが、ゴールには至らずビハインドのまま前半を折り返した。

後半に入ると57分に2人の選手を同時に交代し、攻撃陣に厚みを増して反撃の勢いを強めた。すると、まずは直後の60分に木島徹也のゴールで同点。
これで流れを掴むと途中出場の我那覇和樹が前線で存在感を示し、最後は“押し切る”形のOGで逆転。その後は相手の猛攻に耐え、逆転勝利でJ2残留を決めた。

過去2シーズン、ジェフは讃岐とはいずれも最終節で対戦。一昨季は1-0で勝利してJ1昇格プレーオフ進出を決め、昨季は0-2で終えてプレーオフ進出を逃した。
3シーズン連続となる最終節での対戦に“懸けるもの”は両者ともないが、「42分の1」として大切な一戦となることは間違いない。長谷部監督代行は次のように展望する。

「札幌戦の前半のような形になる可能性が高いと思っています。自分たちがボールをうまく動かしているようで、実はカウンターを狙われていると。
札幌戦でいうと2失点目、エウトンの(遠めから狙った)シュートが外れたところで少し緩んでしまい、1本の縦のパスが失点につながってしまいました。
それを繰り返さないようにすべきですが、そういう可能性があるということです。(讃岐は)したたかなチームです」

ここ数試合、ピッチの上で見せるジェフのサッカーは、徐々にだが着実に内容面で向上している。前節の北海道コンサドーレ札幌戦は逆転負けを喫したものの、立ち上がりから豊富な運動量と多彩なチャンスメイクで相手ゴールに迫り、首位を走るチームを追い詰めた。
3-0で勝利した第39節のセレッソ大阪戦、試合終了間際の逆転弾で勝点3を手にしたツエーゲン金沢戦と、チームのクオリティーは徐々に高まっている。
その“手応え”を最終戦で形にしたいという思いは、誰もが同じように持っている。佐藤勇人が言う。

「前へボールが出たときに、一つのボールに対して2~3人、多いときは4人が関われるようになって来ています。最悪ボールを失ったとしても、その場で奪い返すパワーが出てきました。ここ数試合、そこは良くなっていると思います」

攻撃陣では、特に井出遥也の好調ぶりが際立つ。
「基本的にゴールが見えたら、シュート打つことを意識しています。そうすることで相手は飛び込んできますし、距離的に遠くてもシュートを打たないとゴールにはつながりません。本数を増やして、積極的にゴールを狙っていきたいと思っています」

札幌戦の翌日に行われた鹿島アントラーズとの練習試合では、オナイウ阿道が3得点に絡む活躍で存在感を際立たせた。
「(讃岐は)比較的守備が堅いチームという印象なので、そこを自分たちがどう崩していくかだと思います。(現在キャリアハイの5得点だが)さらに取れるように頑張ります。
(チームとして)点は取れていますし、チャンスも作れているので、最後にしっかり決め切ることを本当に大事に考えたい」

そして、札幌戦では長谷部監督代行からキャプテンマークを託された守備の要、近藤直也は「結果と内容」の重要性を説く。
「来季は今季以上に厳しい戦いになると思うので、そこに向けての第一歩としたいですし、ただプレーするだけではなく、ここ数試合で出してきた“ジェフらしさ”を出したいです。
長谷部監督のやりたいサッカーを出せるようになってきているので、結果と内容を求めて強い気持ちで臨みたいと思います」

1年を通じて、思うような結果は得られなかったかもしれない。それでも、目標さえ見失わなければ戦い続けられる。今シーズン最後の「42分の1」で、「結果と内容」に対する明確な意思を示したい。


長谷部 茂利監督代行
(讃岐戦の展開は)札幌戦の前半のような形になる可能性が高いと思っています。自分たちがボールをうまく動かしているようで、実はカウンターを狙われていると。
札幌戦でいうと2失点目、エウトンの(遠めから狙った)シュートが外れたところで少し緩んでしまい、1本の縦のパスが失点につながってしまいました。それを繰り返さないようにすべきですが、そういう可能性があるということです。(讃岐は)したたかなチームです。
セットプレーも含めて、(今季ジェフが)失点をしている形はある程度クローズアップされていると思うので、相手も分かっていてそこを狙ってくると思います。そこで失点をしないようにしたいです。
前節のホーム最終戦を経ての今季最終戦、アウェイでも応援してくださる方はたくさんいます。旅費もけっこうするでしょうし、(移動の)時間もかかるでしょう。その中で応援して下さる方へ良いモノを見せたいと思いますし、そのために全力で臨みます。

近藤 直也
(讃岐戦は)昇格も降格もなく消化試合になってしまいましたが、来季に向けて、良い形でシーズンを終えなければいけないと感じています。
讃岐戦は、このメンバーでやるのも最後の試合になります。最後だからこそ、良い形、勝利で終えて締めくくりたいです。来季は今季以上に厳しい戦いになると思うので、そこに向けての第一歩としたいですし、ただプレーするだけではなく、ここ数試合で出してきた“ジェフらしさ”を出したいです。
長谷部監督のやりたいサッカーを出せるようになってきているので、結果と内容を求めて強い気持ちで臨みたいと思います。

佐藤 勇人
前へボールが出たときに、一つのボールに対して2~3人、多いときは4人が関われるようになって来ています。最悪ボールを失ったとしても、その場で奪い返すパワーが出てきました。ここ数試合、そこは良くなっていると思います。
ただ、(前節は)昇格や優勝のプレッシャーでかなり重たそうに見えた札幌に対して、そういう相手の隙を逃さずに、勝ち切れるかどうかが重要でした。結局そういう隙を逃して試合を決められなかったことが、逆転負けにつながってしまったと思います。
(讃岐戦に向けては)選手は、プレーの質も含めてプロとして責任を持って、ピッチに立なければいけないと思います。勝っても順位は上げられないけれど、ジェフを応援してくれているファン・サポーターの皆さんに、来季への希望を持ってもらえる戦いをしなくてはいけません。
個人としては、自分のプレーをどれだけ出せるかが重要だと思っているので、頑張ります。

町田 也真人
ホーム最終戦である札幌戦、勝ちたい思いは強かったのですがそこで勝てず、チームの勝利をサポーターの皆さんに見せることができずに終わってしまいました。とにかく最後の讃岐戦には勝って、サポーターの皆さんに勝利を届けたいという気持ちでいっぱいです。
讃岐は自陣で守備を固めてカウンターというイメージがありますが、今季は少し変えている印象も持っています。今季のジェフはアウェイでなかなか勝てていないですし、難しい戦いになることは間違いありません。
しかし勝つチャンスはあると思うので、しっかりと(シュートをゴールに)沈めたいと思います。(今季11点目を記録した前節に続いて)12点目を狙っていきたいです。

井出 遥也
(シュートへの意識を高く持つことで)今はゴールから逆算するプレーができていると感じています。
基本的にゴールが見えたら、シュート打つことを意識しています。そうすることで相手は飛び込んできますし、距離的に遠くてもシュートを打たないとゴールにはつながりません。本数を増やして、積極的にゴールを狙っていきたいと思っています。
(讃岐戦に向けて)相手は引いてカウンターというイメージがあります。シュートを打って(相手を)前に出させることも大事です。ミドルシュートも意識したいですし、先制することで自分たちのリズムになります。そのためにもゴールを目指します。

エウトン
(札幌戦は)良いゲームができていたと思うし、負ける内容ではありませんでした。しかし、これがサッカー…。切り替えて、次に向かいます。
(チーム内では)コミュニケーションも取れているし、トレーニングからコンビネーションも高まっていると感じています。(選手同士の)距離感も良く、ボールを持ったときに2つ3つの(攻撃の)オプションがあります。
(最終節の讃岐戦は)難しい試合になるでしょう。良い形でシーズンを終えるためにも、非常に大事なゲームになります。とにかく最後この讃岐戦に勝って、今季のリーグ戦を終えたいと思います。

オナイウ 阿道
(全3得点に絡んだトレーニングゲーム・鹿島戦は)みんなが積極的にゴールへ向かうプレーができていたと思います。
リーグ戦はいまいるメンバーでやれる試合がこの讃岐戦1試合というところですが、最後しっかり勝って次のシーズンにつなげないといけません。そのためにもモチベーション高く、良い準備をすることが大事だと思っています。
(讃岐は)比較的守備が堅いチームという印象なので、そこを自分たちがどう崩していくかだと思います。(現在キャリアハイの5得点だが)さらに取れるように頑張ります。
(チームとして)点は取れていますし、チャンスも作れているので、最後にしっかり決め切ることを本当に大事に考えたいと思います。


[前節の結果/讃岐]
長崎 1-2 讃岐


[前節の布陣/讃岐]




[前節の布陣/ジェフ]




[最近の戦績/讃岐]
10/23 讃岐 0-0 熊本
10/30 町田 0-1 讃岐
11/03 札幌 4-1 讃岐
11/06 讃岐 1-2 清水
11/12 長崎 1-2 讃岐

[過去の対戦成績]
14/04/26 千葉 1-1 讃岐
14/11/23 讃岐 0-1 千葉
15/05/09 讃岐 0-1 千葉
15/11/23 千葉 0-2 讃岐
16/05/03 千葉 1-1 讃岐


TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
11.20 (日) 14:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第42節 VS カマタマーレ讃岐

試合会場Pikaraスタジアム

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