さあ、いよいよ2017シーズンの本格スタートだ。

1月28日まで沖縄県糸満市での1次キャンプに臨んでいるジェフは、プレシーズンマッチ「2017JリーグDAZNニューイヤーカップ」に参戦。22日（日）にJ3リーグに在籍するFC琉球、25日（水）には昨季J1リーグへの昇格を決めた北海道コンサドーレ札幌と対戦する。

初戦の相手は、地元・沖縄を拠点とするFC琉球だ。

金鍾成（キム・ジョンソン）監督が率いて1年目の昨シーズンは、若手中心のチーム作りにシフトチェンジ。田中恵太（今季、水戸ホーリーホックへ移籍）が13得点を記録して得点ランキング3位につけるなど、攻撃陣の奮起によって12勝8分10敗とクラブ史上初の勝ち越しに成功。3年目のJ3リーグを8位で終えた。
金体制2年目の今シーズンは9選手が退団したが、昨シーズンに続いて若手を多く補強し、クラブとしての土台を築きつつある。昨シーズン後半は、ジェフからの期限付き移籍で仲村京雅と浦田樹もプレーした。

この試合は今シーズンのJリーグプレシーズンマッチにおけるファーストゲームであり、もちろんジェフにとっても、エスナイデル新体制の本格スタートを告げる重要な一戦となるだろう。

新チームのキャプテンは、加入2年目ながら最終ラインで絶大な存在感を示すDF近藤直也。副キャプテンには、クラブの“顔”であるMF佐藤勇人に加え、新たに背番号10を身にまとうMF町田也真人、さらに10年ぶりのカムバックとなるMF羽生直剛が就任した。
昨シーズンの主力であった長澤和輝や井出遥也は活躍の場を新天地に求めたが、MF清武功暉やMF熊谷アンドリュー、DF西野貴治やGK山本海人ら十分な実績を誇る顔ぶれに加え、外国籍助っ人としてMFホルヘ・サリーナスとFWラリベイという頼もしい新戦力が加入。
パワーアップを遂げたチームを率いるエスナイデル監督の采配にも大きな注目が集まる。

プレシーズンマッチはあくまで“調整”の場であり、ポジション争いを繰り広げる選手たちにとっては“競争”の意識が強く、勝敗が持つ意味はそれほど大きくはない。しかし「勝つチームを作る」という新指揮官の“勝負”に対する執着心は、この試合でも見られるはず。
チームとしての結束力を高めるためにも、何としても今シーズンのファーストゲームを勝利で終えたい。

なお、今大会の模様はストリーミングサービス『DAZN』（ダゾーン）にて生中継。各ラウンドでリーグ戦を行い、優勝チームには賞金300万円が贈られる。また、「みなちゃんの全力応援ライブ」も実施予定なので、今シーズン最初のジェフの戦いに、ぜひご注目ください！！