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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

敵地で5試合ぶり白星!



敵地で迎えたレノファ山口FCとの第8節。後半アディショナルタイムに決勝点を奪ったラリベイは、「この勝利は大きい」と話した。

「得点できたこともそうですが、それ以上に、自分たちがいいサッカーができたことに満足しています。難しいリーグですが、シーズンはまだ始まったばかり。この勝利は、自分たちが自信を得るためにとても重要なものになると思います」

スタメンのフォーメーションは3-5-2。GKは佐藤優也。最終ラインは右から若狭大志、近藤直也、キム ボムヨンの3人。アンカーは前節と同じく熊谷アンドリューが入り、右に北爪健吾、左にホルヘ サリーナスが位置。中盤に町田也真人と高橋壱晟、2トップに清武功暉と船山貴之が並んだ。

立ち上がりから、試合の主導権を握ったのはジェフだった。唯一のピンチは8分。ジェフの左サイドを山口のMF小野瀬康介に突破され、クロスに飛び込んだFW米澤令衣がダイビングヘッド。決定的なシーンだったが、佐藤優也が見事な反応で手に当てた。

守護神のスーパーセーブで難を逃れたジェフは、直後の9分、左サイドでパスを受けた高橋が中央に切れ込んで強烈なシュート。DFに当たってわずかに枠を外れたが、このシュートで勢いに乗ったジェフは12分にも高橋から町田、町田から北爪へとつないでシュートを放った。ジェフはその後も相手を敵陣に押し込み、局面を打開する方法を探った。39分には左サイドからキムがクロス。飛び込んだ船山が粘ってシュートを放ったが、これはクロスバーに弾かれた。この時間帯から、ジェフはシステムを4-3-3に切り替えている。

前半のボール支配率は62パーセント。シュートは9本。CKは5本。その数字にも、前半におけるジェフの優位が表れている。

後半はさらに攻勢を強めた。

61分にはキムのアーリークロスに飛び込んだ町田がボレーシュート。その後は決定的なシーンを作ることができなかったが、ボール支配率では圧倒的に上回り、試合の大部分を敵陣で展開した。フアン エスナイデル監督は61分にホルヘ サリーナスに代えてラリベイ、68分には清武に代えて菅嶋弘希、さらに76分には熊谷に代えて羽生直剛を投入。なかなかゴールを奪えない難しい展開が続いたが、積極的な交代策でピッチの活性化を試みる。83分にはゴール前でこぼれ球を拾った町田が決定機なシュートを放ったが、これは相手GKのファインセーブに阻まれた。

ところがここから、山口の猛攻を受ける。83分に放たれたMF小塚和季のループシュートは、佐藤優也の頭上を越えてゴールへ。しかしゴールポストに弾かれ、直後のFKは佐藤優也がまたしても好守を見せた。

そして、迎えた90+1分。ペナルティエリア内に進入した高橋が倒れると、レフェリーはファウルの判定。ラリベイがチーム加入後初ゴールとなるPKを冷静に決め、ジェフが待望の先制点を奪った。試合は5分のアディショナルタイムを経て、ジェフが5試合ぶりとなる白星を奪った。90分におけるシュート数は18本、CKは10本、ボール支配率は66%に及んだ。

フアン エスナイデル監督は安堵の表情を見せた。

「結果に満足しています。私たちにとっては勝利が必要でした。過去4試合は勝てるゲームもあったのですが、やはり勝利は、チームの士気を高く保つという意味でも大切ですし、成長するために必要なものです」

“自分たちのサッカー”によって手にした勝利の意味は大きい。この勝利で掴んだ自信を大きく膨らませるためにも、次節、横浜FCとのアウェイ戦で連勝を飾りたい。