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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

最近5試合の戦績は、2勝1分2敗。10位前後で足踏みしているジェフにとって、直面する壁を乗り越えるためには“連勝”するしかない。そのことが分かっていたからこそ、前節の東京ヴェルディ戦における敗戦はショックを引きずりかねない敗戦だった。

ボールを支配した前半は、誰もが手応えを感じていた。しかしゴールは遠く、リズムを掴み損ねて迎えた後半にまさかの3失点。主導権を握る時間帯にゴールを奪わなければならないこと、そのためにやるべきことは過去の反省から一人ひとりがよく理解していたからこそ、それを体現できなかったことが悔しい。町田也真人が振り返る。

「得点を決めなければいけない試合でした。前半から負ける気はしませんでしたし、後半の入りも良かったと感じています。ただ失点をしてから距離が延び、できていたことができなくなっている部分もありました。急ぎ過ぎるのでなく、チームとしてうまく持っていくことが大事。やっているサッカーは悪いと感じていません。守備の選手が頑張ってくれているので、そこで僕ら前の選手が決めていれば全然違う」

ホームに迎えるのはロアッソ熊本。18位と下位にいるものの、FC岐阜と対戦した前節は2-1と競り勝ち連敗を4でストップした。熊本にとってジェフ戦は、今シーズン初の連勝を懸けた一戦となる。

岐阜戦で示した復調の要因は、やはり守備の安定だった。18分にかつてジェフに在籍した安柄俊がゴールを奪うと、後半早々に同点弾を喫したものの、66分には同じくかつてジェフの中心だった巻誠一郎が勝ち越しゴール。中盤の構成力で上回る相手に最後まで押し込まれたが、チーム全員が集中力を保って組織的な守備を崩さず、1点のリードを守り抜いて勝利を奪った。チームとしての一体感は、熊本の真骨頂だ。

キャプテンの近藤直也が、この試合への意気込みを語る。

「先制点が大事。ここまで攻撃の形はできているので、最後を決めればという試合が多いという印象です。チームとして1点を取れれば気持ちも楽になりますし、(ハイラインで)リスクを負っているぶん、個々が細かい部分までの責任を持ってプレーをすることも大切です。ジェフというチームでプレーをしている以上、ここでプレーをする誇りを持って、一つひとつのプレーへの責任感と良い緊張感、そしてバランスを持つことで、得点を取ることができ、対人でも負けず、ミスも少なくなる」

カギとなるのは粘り強い守備と、決定力。攻撃面ではここまでチーム最多の6得点を記録している清武功暉に懸かる期待が大きい。昨シーズンまで熊本に在籍していた清武には、もちろんこの試合への特別な心情もある。

「(昨季のこの対戦は熊本地震後の再開試合だったが)熊本のサポーター、ジェフのサポーターに感謝をしています。今はジェフの選手なので、チームのために活躍したい。そのためにもゴールを取りたい。熊本の方々にも僕が点を取ることで活躍を喜んでいただけたら良いですし、元気でやれている姿を見せたいとも思います」

自分たちのサッカーを貫く。やるべきことは分かっている。あとはそれを結果に結びつけて、ホーム・フクアリに歓喜の輪を作るだけだ。


フアン エスナイデル監督
(昨年、熊本地震発生後の再開試合として対戦した今節の相手・熊本について)もちろん起きたことは悲しいし残念に思います。もちろんそういう方たちの気持ちも分かります。一方で、これはサッカーの試合です。たぶんそういうことは試合が始まったら、プレーに関しては関係ないと思います。それはそれです。もちろんつらい状況にいた人もたくさんいたと思いますが、それはその試合だけに限ったことではなく、その人の人生のすべてにおいてのことです。試合が始まったらやるのは選手。そういう意味では個人的な感情というのはたぶんそこには入ってこないはずです。
(選手に期待することは)相手陣地でボールを奪って、もちろんシュートを決めてほしい。持つべき集中力を持ってやれば、勝つチャンスは本当にあると思います。ただ集中力を失ったら、(これまでに)何回も起きたように苦しむシチュエーションも出てくると思います。でもチームが集中してやるべきことをやっていれば、絶対勝てるチャンスはあると思います。

近藤 直也
チャンスの数も多く、ボールを握る支配率も高いと感じています。チームとして、同じことをブレずに“やり切る・やり続ける”メンタルが大事になります。ミスをしても、1点を取られても、チームとして目指すことを全員が同じ方向を向くことが重要です。
(熊本戦に向けては)先制点が大事になります。ここまで攻撃の形はできているので、最後を決めればという試合が多いという印象です。チームとして1点を取れれば気持ちも楽になりますし、(ハイラインで)リスクを負っているぶん、個々が細かい部分までの責任を持ってプレーをすることも大切です。ジェフというチームでプレーをしている以上、ここでプレーをする誇りを持って、一つひとつのプレーへの責任感と良い緊張感、そしてバランスを持つことで、得点を取ることができ、対人でも負けず、ミスも少なくなると思います。連勝がないので勝っていきたいです。

キム ボムヨン
(東京V戦の)失点はもったいない形でした。アウェイでの失点は痛かったので、うまくチームとして調整をしなければいけません。サッカーは得点を取ることが大変なスポーツで、守備では失点さえしなければ負けることはありません。もちろん相手にとっても得点を取ることは難しいと思うのですが、僕らのミスで簡単にゴールを取られるのは悔しい。細かい部分でミスがなければ勝点は取れたと感じるので、ミスを減らしていきたいと思います。守備ラインは失点をしないようにプレーし、たとえ前の選手が得点を取れなくても僕らが守り切ることで、最低でも勝点1は手に入れたいです。
(熊本戦では)綺麗な形でのアシストをしたいと思います。僕も良いボールを上げたい。ゴールにつながるようなクロスボールを少なくとも、3、4本は上げていきたいです。

アランダ
(東京V戦は)いい入りができたし手応えもあったし、攻撃もたくさん仕掛けることができました。ただ決定力が少し足りなくて、作ったチャンスを生かすことができませんでした。選手それぞれ、どこが良くてどこが悪かったのかを反省していると思いますが、「良くしていこう!」「ポジティブな方向にもっていこう!」という気持ちはチーム全員が持っています。その気持ちがこの熊本戦で良い方向に出ることを祈っています。
どのチームもジェフが相手だといつも以上の力を見せようとハードワークしてくるので厳しい戦いになります。だからこそ我々も、勝利に対する執着心だったりグラウンドでハードワークする厳しい姿勢だったりを相手以上に見せないとゲームをものにできないと思います。相手にとって脅威になるような強い姿勢を見せたいと思っています。ホームゲームですし、勝利がマストのゲームなので、絶対モノにしたいです。

町田也真人
(東京V戦は)得点を決めなければいけない試合でした。前半から負ける気はしませんでしたし、後半の入りも良かったと感じています。ただ失点をしてから距離が延び、できていたことができなくなっている部分もありました。急ぎ過ぎるのでなく、チームとしてうまく持っていくことが大事になります。やっているサッカーは悪いと感じていません。守備の選手が頑張ってくれているので、そこで僕ら前の選手が決めていれば全然違うと思っています。
(熊本戦を)ホームに戻ってきて戦えることは非常に大きい。ホームの試合では全部勝ちたいです。一発でゴールまでいけるシーンを見せていきたい。得点を早く取って勝つだけ。個人的にもゴールが欲しいです。連戦なので、ずっと出場している選手を助けられるように、声を出していきたいと思っています。

清武 功暉
僕らはホームで負けていないので、(熊本は)叩かなければいけない相手。長崎戦のような大勝をしたいと思います。(昨季のこの対戦は熊本地震後の再開試合だったが)熊本のサポーター、ジェフのサポーターに感謝をしています。今はジェフの選手なので、チームのために活躍したいです。そのためにもゴールを取りたい。熊本の方々にも僕が点を取ることで活躍を喜んでいただけたら良いですし、元気でやれている姿を見せたいとも思います。
(熊本は前節、巻誠一郎選手が得点をしているが)僕がいた昨季は無得点で、悔しい思いをしたのだろうと感じます。しかし今季はここまで2得点しているし、あの高さと強さは味方でいると頼りになります。そこへ簡単に蹴らせないことを意識したいです。(現在の熊本の印象は)バックラインは僕がいた時から変わっていません。強くて高さもあり良い選手が揃っています。ミスでやられなければ無失点はできると感じます。フォワード陣の一人として結果を出すことに集中したいです。

ラリベイ
東京V戦は、試合を支配することができた前半でした。個人的に特に決定的なチャンスはありませんでしたが、チームのために汗をかくプレーはできたんじゃないかなと思っています。個人的には前半よりは後半のほうが気持ちよくプレーできました。その中で、失点のショックを非常に大きく受け止めてしまったように感じます。失点はサッカーでは起こり得ること、むしろ当然のことだから、ショックを受けずに次に切り替えるということが必要です。我々は精神的に更にたくましくならなければいけないと思います。
上位に食らいついていくためにはこれ以上勝ち点を離されてはいけないので、この熊本戦はなんとしても勝たなきゃいけないゲームです。決定機をモノにすると同時に、無駄な失点をしないように集中力を保つことが大事になってくると思います。


[前節の結果/熊本]
岐阜 1-2 熊本


[前節の布陣/熊本]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/熊本]
04/29 熊本 1-4 横浜FC
05/03 町田 2-1 熊本
05/07 熊本 1-2 群馬
05/13 熊本 0-1 湘南
05/17 岐阜 1-2 熊本


[過去の対戦成績]
14/08/17 熊本 0-0 千葉
15/04/29 熊本 0-4 千葉
15/07/26 千葉 2-3 熊本
16/05/15 千葉 2-0 熊本
16/08/14 熊本 3-0 千葉
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
5.21 (日) 17:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第15節 VS ロアッソ熊本

試合会場フクダ電子アリーナ

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