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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

終盤の同点弾でドロー決着。



ロアッソ熊本を迎えた第15節は、試合終盤に生まれた指宿洋史の同点弾で1-1のドローに終わった。

スタメンは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から山本真希、岡野洵、近藤直也、キム ボムヨンの4人。アンカーに熊谷アンドリューが入り、インテリオールのポジションにアランダと高橋壱晟が位置。前線は右に船山貴之、左に清武功暉、中央に指宿が並んだ。

静かな立ち上がりから少しずつ動きが出てきたのは20分を過ぎたあたりから。20分には清武が強烈なミドルシュートを放ったがGKに阻まれ、直後の22分にはCKのこぼれ球を拾った指宿が相手3人をかわしてシュート。しかしこれも、熊本のGK野村政孝にセーブされる。

その後の時間帯はジェフが積極的な攻撃姿勢で相手ゴールに迫り、何度もCKを獲得。25分にはCKからキムがヘディングシュートを放ったがゴールの上。29分には高橋のミドルシュートを指宿が触ってコースを変えたが、これもゴールには至らなかった。35分過ぎからは熊本がペースをつかんだが、ジェフはいくつかのピンチを迎えながらも何とか無失点でしのぎ、勝負の行方は両チームスコアレスのまま後半へと持ち込まれた。

フアン エスナイデル監督は後半開始と同時に2人の選手交代に踏み切った。船山に代えて菅嶋弘希、アランダに代えて町田也真人を投入。開始直後の48分には清武のパスから指宿がシュートを放つなど、立ち上がりから相手を押し込んだ。

しかし50分、クリアボールが相手にあたり、これがジェフ最終ラインの背後に抜けて熊本のFWグスタボが独走。ゴールを決められ、先制点を奪われることになる。一度はアシスタントレフェリーがフラッグを上げたためオフサイドを主張したが、判定は覆らず。不運な形で生まれた失点だったが、ジェフは1点のビハインドを負うことになった。

その後の時間帯は、最終ラインからじっくりパスを回しながら相手を揺さぶり、攻撃を仕掛け続けた。68分には山本に代えてFWラリベイを投入。システムを3バックに変更し、右サイドに菅嶋、左サイドに清武が位置。熊谷と高橋がボランチに位置し、ラリベイと指宿の2トップの背後に町田が入るという陣形を取った。

70分にはキムのクロスからラリベイがヘディングシュート。72分には相手のカウンターを受けてピンチを迎えたが、ゴールポストに救われて失点を回避。残りの約20分間、ジェフはほとんどの時間でボールを保持し、何度も相手ゴールに迫った。

ようやく同点ゴールを奪うことができたのは83分。左サイドでパスを受けた町田がふわりと浮かせたパスを送ると、指宿が胸トラップから反転シュート。これがゴール右隅に決まり、試合を降り出しに戻す。しかし、残り時間も相手を攻め立てたが逆転ゴールを奪うことはできず。試合は1-1のままタイムアップとなった。

試合後、フアン エスナイデル監督は攻撃面における「チョイス」のミスを悔やんだ。

「私たちは何度も進むべき道を間違えました。結果を求めすぎたことが原因かもしれませんが、ボールを持って落ち着いてプレーする代わりに、どこから攻撃を仕掛ければいいかという選択における良いチョイスができませんでした」

キムは「チャレンジ」をチームとしての課題に挙げる。

「サッカーは個人のスポーツではないから、ミスはチーム全体の問題だし、サッカーではミスは起こりうることなので、僕はむしろ、もっと積極的に、ミスを恐れずにチャレンジするべきだと思います。今日は勝つべき試合だったので、結果はとても悔しいです。あと少し、この壁を乗り越えるためにもっとチャレンジしたいと思います」

次節もホームで愛媛FCと対戦。直面する壁を乗り越えて、浮上のきっかけをつかみたい。