TOP TEAM選手・試合情報

試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

敵地で6得点!

両チーム合わせて10ゴールが生まれる乱打戦を制し、ジェフが敵地で待望の勝利を挙げた。

この日のスタメンは3-5-2の布陣。GKは佐藤優也。3バックは右から大久保裕樹、近藤直也、キム ボムヨンの3人。アンカーのポジションに熊谷アンドリュー、右サイドに北爪健吾、左サイドに乾貴哉が入り、中盤に町田也真人とアランダが位置。前線には清武功暉と指宿洋史が並んだ。

激しい主導権争いが繰り広げられた序盤、最初のゴールは岐阜に生まれた。14分、ジェフは飛び出したGK佐藤優也がキムに横パスを出すが、これをインターセプトされて大本祐槻の独走を許し、そのままゴールに流し込まれて失点。しかしジェフは16分、北爪のクロスに指宿がヘディングで合わせると、22分には清武のロングスローから乾がシュートを放つ。そして迎えた24分、清武のCKに乾が飛び込み、強烈なヘディングシュートで同点ゴールを記録。試合を振り出しに戻した。

前半はアディショナルタイムの45+1分に失点を喫するも、直後の45+2分、近藤のロングフィードを受けた北爪がクロスを上げ、飛び込んだ指宿が鮮やかなボレーシュートでゴール。前半は2-2のドローで折り返し、試合は後半へと突入する。

両チーム合わせて6つのゴールが生まれた後半は、開始直後の47分にジェフが逆転に成功する。佐藤優也のロングキックで一気に相手最終ラインの背後を取った清武が独走。マークについた相手をフェイントでかわしてゴールを奪った。

さらに54分、クロスのこぼれ球を拾ったキムがペナルティエリアの外から豪快なミドルシュート。これがゴール右隅に突き刺さり4点目を奪うと、59分には乾のクロスにアランダが飛び込み、ボレーで合わせて追加点。5-2とリードを広げた試合を優位に進めた。

しかし、ここからの試合運びには課題も残した。指揮官が振り返る。

「個人的にはもう少し試合を支配したかったと思いますし、特に3点リードしている時にそう感じていました。“時間の使い方”を学んだと思います」

67分にはピッチ中央をワンツーパスで打開され、岐阜のFW古橋に決められ5-3。直後の69分には右サイドからパスをつなぎ、アランダのラストパスを後半開始から途中出場のラリベイが流し込んで6-3としたが、78分には右サイドから崩されて最後は岐阜のMF永島悠史に押し込まれた。フアン エスナイデル監督は、ピッチ内に「混乱」があったと説明した。

「(選手交代によって)流れの中で最終ラインが5人になってしまった時に問題が起きてしまった。私としては4バックのまま戦いたかったのですが、指示がうまく伝わらなかったので5バックのようになってしまいました」

両チーム合わせて10ゴールが生まれた乱打戦は、6-4のまま終了。4失点を喫したことはもちろん課題だが、アウェイでの久々の勝利という“結果”を手に入れたことが何より大きい。

リーグ戦では10試合ぶりのスタメン出場、2点目をアシストするなど持ち前の走力を発揮して存在感を示した北爪が言う。

「とにかく勝点3がほしい試合だったので、次につながると思います」

“アウェイの壁”を乗り越え、勝点3を手にすることができた。もちろん課題も残すが、“結果”を得られたことが何よりの収穫だ。次節は無敗のホームに戻り、大分トリニータとリーグ前半戦のラストゲームを戦う。