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2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

前半の2得点で快勝!



好調・ツエーゲン金沢をホームに迎えた第24節、ジェフは前半に奪った2点のリードを守って白星を挙げた。

フォーメーションは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から山本真希、近藤直也、キム ボムヨン、乾貴哉の4人。アンカーに熊谷アンドリューが入り、中盤にアランダと町田也真人が位置。最前線には右に船山貴之、左に清武功暉、中央にラリベイが並んだ。

試合はいきなり動いた。立ち上がりからワイドな展開で相手を押し込んだジェフは、3分、左サイド深くまで攻め込んだ乾のクロスが相手に当たってCKを獲得。一度は跳ね返されたものの、再び展開して清武がクロスを放り込むと、ゴール前で待ち構えたラリベイが打点の高いヘディングシュートで押し込んだ。

「立ち上がりのゴールによって自信を得ることができましたし、落ち着いて試合を進めることができました。どんな形でもゴールを決めたいと思っていますが、ヘディングは好きな形でもあるので良かったと思います。今日は家族も見に来てくれていましたし、間もなく出産を迎える妻も、お互いの両親もスタジアムに来てくれました。家族の前でゴールを決めることができて嬉しかったです」

試合はその後もジェフのペースが続く。最終ラインと中盤で細かくパスをつないで相手の揺さぶると、両サイドへの大きな展開がさらに効力を発揮する。8分には近藤のロングパスからCKを獲得。こぼれ球に反応したキムがボレーシュートを放ち、チャンスを作った。

さらに、17分には左サイドから攻撃を組み立て、何本ものパスを回して決定機を演出。山本真希のクロスはラリベイに届かなかったが、流れるような攻撃で相手を押し込んだ。23分にも華麗なパスワークから最後は船山がミドルシュート。27分、31分にも立て続けにチャンスを作り、追加点を狙った。

ところがここでアクシデントに見舞われる。ピッチに倒れた山本真希が無念の途中交代。比嘉祐介がピッチに送り込まれた。

「タイミングは予想できなかったけど、準備はしていました。リードしていたので気持ちの余裕はありました。うまく試合に入れたと思うし、相手の10番をうまく潰せたと思います」

アクシデントに左右されず主導権を握り続けた前半は、終了間際のアディショナルタイムに追加点を奪う。45+1分、ペナルティエリア外、ゴール正面の位置でパスを受けた町田が、相手の股間を抜く見事なシュートで追加点を記録。ジェフはリードを2点に広げ、前半を折り返した。

しかし後半の立ち上がりから60分前後まで、ボールが落ち着かない時間が続いた。清武が振り返る。

「後半の立ち上がりはうまくいきませんでしたね。僕自身も決定機を外してしまったし、早く3点目を奪って試合を決めなきゃいけなかった」

町田も同調する。

「後半の立ち上がりは流れが良くなかったし、少し押し込まれてしまいました。もうちょっと落ち着いて組み立てる、またはもう少し早く足下につけるという感じでリズムを作れればいいと思いました」

49分には清武のクロスからラリベイがヘディングシュート。51分にもラリベイがヘディングシュートを放つなどチャンスを作ったが、53分には金沢のカウンターをまともに受けてピンチを迎えた。チームを救ったのは、ビッグセーブを見せたGK佐藤優也だった。

フアン エスナイデル監督は80分にラリベイに代えて指宿洋史、84分には清武に代えて加入したばかりの為田大貴を投入。チームは最後まで運動量を保ち、セカンドボールを拾って守備の安定感を保った。

指揮官が振り返る。

「真剣な取り組みができた試合、相手をコントロールできた試合だったと思います。決めなければいけないところで決めることができました。結果(リード)を維持することもできました。相手にチャンスを作らせなかったことも良かったと思います」

次節は敵地で愛媛FCと対戦。再び連勝街道を走り、勝点を積み上げて上位を目指すだけだ。