本当にいい試合をしたと思っていますし、内容に満足しています。選手に対しては文句のつけようがありません。彼らの努力に感謝していますし、素晴らしいプレーを見せてくれました。負けて嬉しい試合はないので喜んでいるわけではありませんが、自分たちのサッカーには満足しています。

もし我々がこのパフォーマンスをキープすることができれば、多くの試合で勝てると信じています。これが我々の進むべき道です。監督としての目的は、このパフォーマンスレベルをキープすることです。

―― 最後は近藤だけでなく乾も前線に上げました。

残り時間は4分しかありませんでしたし、ほとんどの手を尽くした後でした。うまい具合にそこにボールが落ちてくれればという期待を込めてのことでしたが、時間が少なく、何かを生むことはできませんでした。ただ、繰り返しますが強いチームに対して素晴らしい試合をしました。湘南が首位にいるのは偶然ではありません。

―― 湘南の曺貴裁監督はうちが悪かったのではなく「ジェフが良すぎた」と表現していました。エスナイデル監督はこの試合をどう表現しますか？

今、この瞬間は少しイライラしているので長く話せることはありませんが、冷静になって、また明日にでも話したいと思います。

―― このレベルをキープするために必要なことは？

自分たちが素晴らしいチームであると、心の底から信じること。それだけです。今日のように走って、プレスをすれば、我々のプレスに耐えられるチームはないと考えています。（町田）也真人はものすごくたくさん走りましたし、（矢田）旭はチームに来て間もないにもかかわらず、本当にハードワークをした。船山も素晴らしかった。ミゾ（溝渕）も乾も、センターバックの2人も本当に素晴らしかった。全員が本当にいいサッカーをしました。そういう意味では、結果は不公平だったと言わざるを得ないし、私自身、そのことが悲しい。サポーターも含めて、勝利に値する試合をしたと思います。選手たちのあの努力を見れば、私は、彼らを本当に勝たせてあげたかった。

90分を通じていいバランスで戦えたと思います。中盤はそれぞれのポジショニングがハマっていて、いい距離感でプレーすることができたので、攻撃も守備もいい切り替えでできたと思います。チーム全体で気持ちが入ったプレーをすることができたので、結果が出なかったことが本当に残念です。

あとは本当に、ゴールを取り切れなかったという事実をどうやってクリアするかだと思います。もっといい動き、もっと厚みのある攻撃、もっと労を惜しまないプレー、そういう部分を少しずつでも積み上げるしかない。内容が内容だけに、ショックはあります。でも、手応えをポジティブに考えて続けるしかない。負けてしまったけど、自分たちのサッカーには自信を持って次の戦いにつなげたいと思います。

ゴールを決めないとこうなってしまうという試合でした。いつもどおりというか、イメージどおりの立ち上がりでしたし、ほぼウチのゲームだったと思います。できれば早い時間に点がほしかったけど、前半はゼロに抑えることができて、後半もこれを続ければチャンスは必ずあるんじゃないかと思っていました。

僕の感覚としては、内容的に相手がウチのサッカーに対応できなかったというより、ウチが相手のサッカーをやらせなかったという印象です。ただ、得点がゼロなので、攻撃陣としては反省しかありませんし、内容が良かったからといって積み上げがあったとは言えません。湘南が、耐えてセットプレーで取れるチームだということも分かっていたので、やっぱりそこがもったいなかったと思います。

いいサッカーをしても結果が出なければ意味がないし、やっぱり、サッカーは結果がすべてだと思うので。相手にチャンスを作らせない中で、たったひとつのプレーで決められてしまったことがすごく悔しいです。今日の試合に勝てば順位を上げられるチャンスだと思ったし、僕たちはもっと上にいるべきチームだと思っているので、そういう気持ちを立ち上がりから表現できたと思います。でも、それを結果につなげることができませんでした。

守備面では、相手にボールを奪われてもカウンターを受けないように、マイボールの時こそ意識を集中していました。たったひとつのミスで大きなピンチを招いてしまうので、そういう部分の対応はできていたと思います。ひとつひとつのプレーに高い集中力を持って臨んだ試合でした。

この試合は大一番だと思っていたので、絶対勝利をつかもうという気持ちで挑んだのですが、負けてしまって残念です。（前半は）立ち上がりから、右サイドから良いボールが上がってビッグチャンスがありました。（勝敗を分けたのは）決定力の差かなと思います。後半もずっと攻めていて、（ピンチは）相手のコーナーキック1本しかなかったし、その前に（ジェフが）決めるチャンスはありました。そこの決定力（が必要）だと思います。相手の攻撃は単調だったので、前の選手を抑えれば決定機は与えないと思っていました。そこを潰せた部分はあったと思います。
次の山形戦、自分は（出場停止で）出られませんが、チームのためにできることはあると思うので、自分なりに考えて、山形戦で勝てるようにチームに貢献したいです。