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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

アディショナルタイムの失点で痛恨ドロー。



アウェイで先制ゴールを喫しながら、56分と87分のゴールで逆転に成功した。しかし、6分間の長いアディショナルタイムを最後まで耐えしのぐことができず、90+4分に失点して勝点1を分け合う結果となった。

「我々のミスによって、勝点3を持ち帰ることができませんでした」

試合後のフアン エスナイデル監督の言葉が、すべてを物語っている。手元まで手繰り寄せた勝点3を持ち帰ることができなかった結果は、ジェフにとってもちろん満足できるものではない。

スタメンは4-3-3の布陣。GKは佐藤優也。最終ラインは右から溝渕雄志、近藤直也、キム ボムヨン、比嘉祐介。アンカーのポジションに熊谷アンドリューが入り、中盤に町田也真人と矢田旭が位置。前線は右に船山貴之、左に清武功暉、中央にラリベイが並んだ。

指揮官の「自陣でも、敵陣でも、いいプレーができなかった」という言葉のとおり、前半はボール支配率で上回りながらも決定的なチャンスを作れず、攻めあぐねた印象が残った。

4分には右サイドからドリブルで仕掛けた船山がシュート。直後には左サイドを起点に攻撃を組み立て、16分には再び船山がシュートを放ったが、その後は停滞する時間が続き、ようやく迎えた最初のビッグチャンスは29分。右サイドの船山から中央の町田、左サイドの清武へとテンポ良くパスをつなぎ、オーバーラップした比嘉がクロス。シュートを放つことはできなかったが、素早いパスワークで相手を押し込んだ。

ところが、迎えた前半終了間際の40分。先制点はモンテディオ山形に生まれる。

CKはラリベイがクリアしたが、こぼれ球を拾った山形の山田拓巳がシュート。そのこぼれ球に再び反応した山田のシュートは、GK佐藤優也の手をかすめてゴール左隅に吸い込まれた。前半はそのまま0-1で終了。ハーフタイム、指揮官は「戦士になって闘え!男になれ!」をゲキを飛ばし、選手たちをピッチに送り出した。

後半の立ち上がりは山形のビッグチャンスからスタートしたが、これはGK佐藤優也がスーパーセーブ。すると迎えた56分、右サイドからの矢田のFKにラリベイがヘディングで合わせ、これが決まって試合を振り出しに戻す。

59分には船山に代えて為田大貴、70分には町田に代えて指宿洋史を投入。さらに76分には比嘉に代えて若狭大志をピッチに送り込み、ジェフはキムを左サイドバック、ラリベイと指宿が2トップで並ぶ布陣に変更して攻勢を強めた。

そして迎えた87分、セットプレーの流れからチャンスが続き、ハーフウェーライン付近から矢田がゴール前に放り込む。これを近藤がヘディングで折り返し、指宿のボレーシュートは惜しくもミートしなかったが、こぼれ球に反応したラリベイが押し込み、ついにジェフが逆転に成功した。

ところが、試合はこのまま終わらなかった。

90+4分、山形のロングフィードがジェフ最終ラインの背後に落ちると、飛び出したGK佐藤優也と近藤が交錯。そのこぼれ球を山形の永藤歩に拾われ、無人のゴールに蹴り込まれた。ジェフはわずかな残り時間も攻勢に出たが、ゴールには至らず。試合はそのまま2-2で終了し、勝点1を分け合う結果となった。

結果的に、ジェフは第29節終了時点で順位をひとつ上げて9位としたが、大混戦だったJ2も夏場の戦いで上位と下位の勝ち点差が少しずつ開きつつある。この争いに食らいつくためにも、ここが正念場だ。次節からは再びホームの連戦。FC岐阜と東京ヴェルディを迎えるこの2試合で結果を残したい。