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試合日程・結果

2017 SEASON MATCHES試合日程・結果

まさに起死回生の3連勝によって、ジェフは望みをつないだ。振り返れば「勝負」と位置づけた8月は思うような結果を残せなかったが、土壇場の粘りでまだ可能性を残している。残り4試合。次なる相手は、8位につける大分トリニータだ。

例年どおりだが、今シーズンもJ1昇格プレーオフ圏内入りをめぐる争いは終盤を迎えて激しさを増している。10位のジェフは、6位の徳島ヴォルティスと5ポイント差。残り試合を考えれば厳しい戦いだが、「一つひとつ」を続けるしかない。選手たちは皆、気持ちを一つにしている。前節・アビスパ福岡戦における勝利の殊勲者、GK佐藤優也が言う。

「自分たちは一喜一憂している場合ではありません。ギリギリのラインにいる立場なので、次の大分戦が大事な戦いになります。気負ってもしょうがない。普段どおりに闘うことを意識していきたい」

大分も好調だ。

最近5試合の戦績は2勝3分と負けなし。前節は同じくプレーオフ出場を目指す松本山雅FCとアウェイで対戦し、2得点無失点と完璧な戦いぶりで白星を持ち帰った。ゴールを奪ったのは3-4-2-1システムの右サイドに位置する岸田翔平と、左サイドの松本怜。彼ら2人のスピード溢れるサイド攻撃には注意したい。岸田との親交が深い清武功暉は言う。

「つい最近も電話をしましたが、大分も負けられない状況が続いているので、そこは関係なくバチバチやりたいなと思います。俺がやりたいことも向こうは分かっているだろうし、向こうがやることも自分は分かっています」

第21節の前回対戦は4-1と快勝し、過去の対戦成績でもジェフは大きくリードしている。歴史を考慮すれば相性のいい相手と言えそうだが、互いにJ1昇格レースへの生き残りを懸けた今回の対戦は、これまでとは全く別モノと考えて良さそうだ。船山貴之が言う。

「前回対戦のときとはお互いに状況が違います。お互いが上に行くために勝たなければいけない状況です。ただ相手も力のあるチームなので、良い試合になると思っています」

勝敗を分けるポイントについて、フアン エスナイデル監督はこう答えた。

「相手より走らないといけないし、勝つためには本当に努力をしないといけない。そういうメンタリティーでいきたいと思います」

この3試合、ジェフは“負ければ終わり”の厳しいプレッシャーを感じながら、ライバルを相手にしっかりと結果を残してきた。自分たちのサッカーへの自信、それを貫けば結果はついてくるという手応えは、今シーズン開幕以来最も大きく膨らんでいると言えるだろう。

負ければ終わり。しかし、勝ち続ければ未来を切り開ける。今がチャンスだ。勢いを加速させて、アウェイ連戦を連勝で終えたい。


フアン エスナイデル監督
僕らより上のチームと対戦するときの僕らは、おそらくすべて良い試合をしてきたはずです。逆に、順位表で僕らより下にいるチームと対戦するときほど、苦労したと思います。上にいるチームは、何らかの理由があって僕らより上にいます。そういう意味で、僕らは更に何かをしないといけないということで、オープンな試合になることが多い。そういう状態のときは、僕らは本当に良い状態で試合に臨めています。
(前回の大分との対戦について)ホームでは良い試合ができて、良い勝ち方ができました。ただ今回はもっと難しい試合になるでしょうし、もちろん(大分に)リスペクトを持って、難しい試合だということを頭に入れて試合に臨みたいと思います。相手より走らないといけないし、勝つためには本当に努力をしないといけない。そういうメンタリティーでいきたいと思います。

佐藤 優也
(福岡戦の)立ち上がりは悪くはありませんでした。PKも運。相手の動きを読んでいたというよりは、「こっちに蹴ってくれたら」と思って飛びました。当たった感覚が良くなくて、弾き切れなかった。そして(続けて)自分の近くにボールが来たので、しっかりと防ぎました。そこからカウンターも決まりましたが、あの1点がなければ勝てていないので、攻撃陣のおかげだと思っています。(3連勝したが)自分たちは一喜一憂している場合ではありません。ギリギリのラインにいる立場なので、次の大分戦が大事な戦いになります。気負ってもしょうがない。普段どおりに闘うことを意識していきたいです。前回対戦では後藤優介選手に決められているので、抜け出しや強引に出てくる部分に注意をしたいと思います。

溝渕 雄志
(4試合ぶりの先発出場だった福岡戦は)いつでも行ける準備はできていました。クロスもトレーニングから1本1本緊張感を持ってやっていた結果が、あのワンチャンスにつながったと思いますし、これからもチームの勝利に貢献できるように続けていきたいです。スプリントからのクロスは僕の良さでもあります。チャンスがあって良いボールを入れて行けば、前線の選手が決めてくれる感覚はあるので、もっと得点機を作っていきたいと思います。
(大分戦に向けては)自分が次に出場する機会をもらえたときには、前後左右の選手としっかりとコミュニケーションを取ってプレーすることができれば、攻守で問題なくいけると感じます。また試合に絡めるように、整理と準備をしたいです。

清武 功暉
(福岡戦は)ゲームの入りはチームとしても良かったですし、個人としても左サイドで、仕掛けたり中に切り込んでシュートを打ったりといろいろできて、自分の中で久々のいい感覚だったなと思います。
(次は地元・大分との対戦で)家族も来てくれるし、県外だとなかなか来られない祖父母も見に来てくれるので、とにかく自分が良いプレーをして勝つところをみんなに見せたいです。(大分にいる仲良しの岸田翔平選手と)つい最近も電話をしましたが、大分も負けられない状況が続いているので、そこは関係なくバチバチやりたいなと思います。俺がやりたいことも向こうは分かっているだろうし、向こうがやることも自分は分かっています。(岸田選手の)特長である攻撃の部分を、もし自分が左サイドで出たなら(チームメイトと)連係してしっかり抑えたいです。最近、得点という部分でチームに貢献できていないので、もう一度ゴールという形でチームに貢献したいなと思います。

為田 大貴
(契約上出場不可だった福岡戦を見ていて)得点シーンのカウンターも良かったし、あの時点でもう流れはジェフに来ていたと思います。前半で1-0になると、どうしてもああいう(後半に押し込まれる)展開になる試合にはなりますが、でも全体的にそんなやられる感じはしなかったですね。みんなハードワークしていたし、最近は“守り切り態勢”のような形もできているので、チームとして良い方向に向かっているなと思います。(次は古巣・大分戦だが)自分がかつていたチームに対戦相手として帰るのは初めてのことなので、自分自身楽しみというのはありますし、しっかりプレーできればなと思います。ジェフはアウェイで勝てないことが多いので、アウェイでの勝利も含めた4連勝になれば、チームとしても本当に大きいと思うし、この大分戦に勝たないと正直昇格が厳しくなる。本当に必死になって戦いたいです。

町田 也真人
(3連勝は)とても大きい。福岡戦はPKストップからカウンターが決まり、あんなことあるのかと思うようなゴールでした。佐藤優也選手を筆頭に、全員の気持ちが入っていた試合となりました。しっくりきている部分もあるので、(岡山戦、松本戦と)ホームで2つ勝って、アウェイで勝てば(チームとして)乗っていけると分かっていました。いつも落としていたものをやっと掴めたのは大きいです。
(大分の印象は)松本や岡山とは違った3バックの印象で、つないでくるイメージ。サイドも仕掛けてくる選手がいるので、ウチが先制点を取れば勢いに乗れると思いますし、そこが一番ポイントになると思っています。チームには良い波が来ていますが、自分が出場してよりいい波を持って来させるのが“10番の仕事”だと感じているので、良いゲームをしたいです。

船山 貴之
(福岡戦に勝利しての)3連勝は本当に大きい。プレーオフに進むためにもまだチャンスがあることはいいことだと思います。(得点シーンは)優也選手がPKを止めなければ、あのシーンもありません。優也さまさまです(笑)。良いタイミングと人数で(前へ)出て行けましたし、自分は相手ゴールキーパーが弾いたのでそれを詰めただけ。入って良かったと思います。カウンターがキレイに決まりましたが、他にもチャンスはあったので、そこで仕留めることができないと厳しい試合になってしまいます。負けてもおかしくはない試合だったので、まだまだこちらにも運はあると思っています。
(大分戦は)前回対戦のときとはお互いに状況が違います。お互いが上に行くために勝たなければいけない状況です。ただ相手も力のあるチームなので、良い試合になると思っています。


[前節の結果/大分]
松本 0-2 大分


[前節の布陣/大分]



[前節の布陣/ジェフ]



[最近の戦績/大分]
09/24 金沢 1-1 大分
10/01 岡山 0-3 大分
10/08 大分 3-3 岐阜
10/14 大分 1-1 福岡
10/21 松本 0-2 大分


[過去の対戦成績]
14/07/05 大分 2-4 千葉
14/10/19 千葉 2-1 大分
15/06/21 大分 0-1 千葉
15/10/18 千葉 2-2 大分
17/07/01 千葉 4-1 大分
TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
10.28 (土) 14:00 KICKOFF 明治安田生命J2リーグ 第39節 VS 大分トリニータ

試合会場大分銀行ドーム

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