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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果
前節、ホーム・フクアリで喫した大分トリニータ戦の完敗のショックは、そう簡単に消化できるものではないかもしれない。
0-3というスコアは“内容”をほぼそのまま反映したものと言っていいだろう。試合後の記者会見では尹晶煥監督が「見せてはいけない姿」と表現し、取材エリアでは選手たちが同じように沈んだ表情で落胆の色を見せた。
あれから3日が経過し、チームは次なる戦いへの準備を進めてきた。指揮官は選手たちと向き合い、鼓舞する言葉を投げかけた。
「今は少し切り替えることができていますが、ただ、衝撃としてはまだまだ残っていると感じています。これを乗り越えるためには明日の試合に勝つしかないし、選手たちにはそういう話をしました」
尹監督の中では、原因も課題もはっきりと見えている。大分戦で“予想外”だったのは中2日の連戦を戦った選手たちのコンディションがあまりにも悪かったことだ。ジェフは組織として連動し、フィールドプレーヤー10人が細かくポジション修正する守備を整備してきた。その精度を担保する運動量が不足する状況では、流動的にポジションを変え、ボールを動かす技術に長けた大分に対して歯が立たなかった。尹監督は体力を補う精神力の充実を期待していたが、残念ながらそれも感じられなかった。
尹監督が言う。
「選手個々の能力の差はもちろんあると思います。(それに対抗する)一人ひとりの技術だけではなく、組織的な守備や攻撃をしなければならなかったのですが、やはり疲労感が大きかったことで身体が動かないという問題がありました。そういうところを原因としてゲームにうまくハマることができなくて、ああいう負け方をしてしまったのだと思います」
次の対戦相手である徳島ヴォルティスも、チームのスタイルとしては大分に近い。基本システムを4-3-3としながら守備時は4-1-4-1、あるいは4-4-2に変形し、プレスとリトリートの守備を柔軟に使い分ける。ボール保持時は相手のライン間に選手が飛び込み、流動的なポジションチェンジで相手を動かそうとする。さらに、サイドには杉森考起のような決定的な仕事ができる突破型のタレントがいてチャンスメーク力は高い。決定力不足を課題としていることから3勝8分2敗という戦績で11位につけているが、タレントのクオリティーという意味ではやはり昨シーズンのJ1リーグを戦ったチームだ。
新井一耀がその印象を語る。
「(徳島は)大分と同様に流動的に動いてきて、後ろからビルドアップをしてくチームだと思うので、その相手に対して前節できなかったことをやらなければ、しっかり戦えません。修正点をしっかり修正して試合の入りから表現できるようにプレーしたいです。センターバックもドリブルで持ち運び、縦に付けるなどうまい選手が揃っているので、そこではがされない様に意識したいと思っています。」
尹監督は常に“自分たち”に目を向けようとする姿勢でチームを率いてきた。そのスタイルは変わらない。
「相手が自分たちのために何かをしてくれることはありません。攻撃も守備も自分たちのサッカーを持たなければいけないし、それがあって初めて相手に対応できると思っています。まずはそこをしっかりやりたいと考えています」
自分たちの強みは、時間をかけて積み上げてきた守備の精度にある。それを修正しなければならないと熊谷アンドリューは強調した。
「どこでプレスをかけるのかが問題で、すべてが後手後手となり、誰がどこに行っていいのか分からない状況になっていました。狙いどころが定まらなければ後ろの選手は厳しいですし、前の選手もどこに行っていいのか分からない状況が続いていたので、自分が声を出しながら修正できればよかったと感じています。それができればもっと自分たちのペースで試合ができると思っています」
難しい状況にあることは間違いない。しかしこの局面でチームが一枚岩となり、全員の力で乗り越えられるチームでなければJ1昇格は見えてこない。ここが正念場であり踏ん張りどころだ。気持ちをひとつにして、勝点3を持ち帰ろう。
尹晶煥監督
(前節の敗戦から)今は少し切り替えることができていますが、ただ、衝撃としてはまだまだ残っていると感じています。これを乗り越えるためには明日の試合に勝つしかないし、選手たちにはそういう話をしました。選手個々の能力の差はもちろんあると思います。(それに対抗する)一人ひとりの技術だけではなく、組織的な守備や攻撃をしなければならなかったのですが、やはり疲労感が大きかったことで身体が動かないという問題がありました。そういうところを原因としてゲームにうまくハマることができなくて、ああいう負け方をしてしまったのだと思います。
徳島は選手が流動的に動きながら、サイドから仕掛ける選手もいるし、背後をうまく狙える選手もいます。それを阻止するために組織的な守備ができなければいけないと思いますし、ただパスをつなぐだけのチームではなく、背後のスペースも積極的に狙ってくるのでそこにも気をつけなければなりません。
相手が自分たちのために何かをしてくれることはありません。攻撃も守備も自分たちのサッカーを持たなければいけないし、それがあって初めて相手に対応できると思っています。まずはそこをしっかりやりたいと考えています。
新井一耀
(前節は)前からの守備や全体の守備でうまくいかない部分が多かったのでチームで(ミーティングで)話し合いました。相手やフォーメーションによってやり方は変わってくるので、これが正解というものはありませんが、自分たちの強みとして前線からハメていくところがあるので、そこをもう一度忘れずにやること。行くのか行かないのかの判断のところ、引き込んだときにはどういう守備をするのかというところを確認しました。
(徳島は)大分と同様に流動的に動いてきて、後ろからビルドアップをしてくチームだと思うので、その相手に対して前節できなかったことをやらなければ、しっかり戦えません。修正点をしっかり修正して試合の入りから表現できるようにプレーしたいです。センターバックもドリブルで持ち運び、縦に付けるなどうまい選手が揃っているので、そこではがされない様に意識したいと思っています。
(好転させるには)絶対に勝利だと思います。勝たなければ順位も上がりませんし、気持ちの状態も違うと思います。勝ちにつなげるために何をしなければいけないのか、確認をしました。
熊谷アンドリュー
(前節は)1試合を通して完敗だった感じはあります。自分たちの修正しなければいけないところが出た試合だったので、次の試合に向けて修正したいです。守備でのプレッシャーのかけ方が一番大事になってくるので、ミーティングでも全員で共通意識をもってプレーしようと。それをチームで出していきたいと思います。(プレスを)どこでかけるのかが問題で、すべてが後手後手となり、誰がどこに行っていいのか分からない状況になっていました。狙いどころが定まらなければ後ろの選手は厳しいですし、前の選手もどこに行っていいのか分からない状況が続いていたので、自分が声を出しながら修正できればよかったと感じています。それができればもっと自分たちのペースで試合ができると思っています。
(徳島は)ボールを回すのがうまい印象があります。そのなかで前節の課題を全員で修正していくのが大事です。勝つことが大事なので勝利に貢献するプレーを意識していきたいです。全員で戦っていくしかないと思っています。
[前節の布陣/徳島]
[前節の布陣/ジェフ]
[最近5試合の戦績/徳島]
J2第9節 04/10 vs 大分(A) 0●1
J2第10節 04/17 vs 水戸(A) 1△1
J2第11節 04/20 vs 岩手(H) 5○0
J2第12節 04/27 vs 山形(H) 0●1
J2第13節 05/01 vs 町田(A) 2○0
[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第9節 04/10 vs 横浜FC(H)1△1
J2第10節 04/16 vs 大宮(A) 1●2
J2第11節 04/23 vs 東京V(A) 1△1
J2第12節 04/27 vs 山口(H) 2○0
J2第13節 04/30 vs 大分(H) 0●3
[過去の対戦成績]
18/03/17 徳島 4-1 千葉
18/11/04 千葉 2-0 徳島
19/07/07 徳島 1-1 千葉
19/09/22 千葉 1-1 徳島
20/08/23 千葉 1-2 徳島
20/12/13 徳島 0-0 千葉
TICKET
0-3というスコアは“内容”をほぼそのまま反映したものと言っていいだろう。試合後の記者会見では尹晶煥監督が「見せてはいけない姿」と表現し、取材エリアでは選手たちが同じように沈んだ表情で落胆の色を見せた。
あれから3日が経過し、チームは次なる戦いへの準備を進めてきた。指揮官は選手たちと向き合い、鼓舞する言葉を投げかけた。
「今は少し切り替えることができていますが、ただ、衝撃としてはまだまだ残っていると感じています。これを乗り越えるためには明日の試合に勝つしかないし、選手たちにはそういう話をしました」
尹監督の中では、原因も課題もはっきりと見えている。大分戦で“予想外”だったのは中2日の連戦を戦った選手たちのコンディションがあまりにも悪かったことだ。ジェフは組織として連動し、フィールドプレーヤー10人が細かくポジション修正する守備を整備してきた。その精度を担保する運動量が不足する状況では、流動的にポジションを変え、ボールを動かす技術に長けた大分に対して歯が立たなかった。尹監督は体力を補う精神力の充実を期待していたが、残念ながらそれも感じられなかった。
尹監督が言う。
「選手個々の能力の差はもちろんあると思います。(それに対抗する)一人ひとりの技術だけではなく、組織的な守備や攻撃をしなければならなかったのですが、やはり疲労感が大きかったことで身体が動かないという問題がありました。そういうところを原因としてゲームにうまくハマることができなくて、ああいう負け方をしてしまったのだと思います」
次の対戦相手である徳島ヴォルティスも、チームのスタイルとしては大分に近い。基本システムを4-3-3としながら守備時は4-1-4-1、あるいは4-4-2に変形し、プレスとリトリートの守備を柔軟に使い分ける。ボール保持時は相手のライン間に選手が飛び込み、流動的なポジションチェンジで相手を動かそうとする。さらに、サイドには杉森考起のような決定的な仕事ができる突破型のタレントがいてチャンスメーク力は高い。決定力不足を課題としていることから3勝8分2敗という戦績で11位につけているが、タレントのクオリティーという意味ではやはり昨シーズンのJ1リーグを戦ったチームだ。
新井一耀がその印象を語る。
「(徳島は)大分と同様に流動的に動いてきて、後ろからビルドアップをしてくチームだと思うので、その相手に対して前節できなかったことをやらなければ、しっかり戦えません。修正点をしっかり修正して試合の入りから表現できるようにプレーしたいです。センターバックもドリブルで持ち運び、縦に付けるなどうまい選手が揃っているので、そこではがされない様に意識したいと思っています。」
尹監督は常に“自分たち”に目を向けようとする姿勢でチームを率いてきた。そのスタイルは変わらない。
「相手が自分たちのために何かをしてくれることはありません。攻撃も守備も自分たちのサッカーを持たなければいけないし、それがあって初めて相手に対応できると思っています。まずはそこをしっかりやりたいと考えています」
自分たちの強みは、時間をかけて積み上げてきた守備の精度にある。それを修正しなければならないと熊谷アンドリューは強調した。
「どこでプレスをかけるのかが問題で、すべてが後手後手となり、誰がどこに行っていいのか分からない状況になっていました。狙いどころが定まらなければ後ろの選手は厳しいですし、前の選手もどこに行っていいのか分からない状況が続いていたので、自分が声を出しながら修正できればよかったと感じています。それができればもっと自分たちのペースで試合ができると思っています」
難しい状況にあることは間違いない。しかしこの局面でチームが一枚岩となり、全員の力で乗り越えられるチームでなければJ1昇格は見えてこない。ここが正念場であり踏ん張りどころだ。気持ちをひとつにして、勝点3を持ち帰ろう。
尹晶煥監督
(前節の敗戦から)今は少し切り替えることができていますが、ただ、衝撃としてはまだまだ残っていると感じています。これを乗り越えるためには明日の試合に勝つしかないし、選手たちにはそういう話をしました。選手個々の能力の差はもちろんあると思います。(それに対抗する)一人ひとりの技術だけではなく、組織的な守備や攻撃をしなければならなかったのですが、やはり疲労感が大きかったことで身体が動かないという問題がありました。そういうところを原因としてゲームにうまくハマることができなくて、ああいう負け方をしてしまったのだと思います。
徳島は選手が流動的に動きながら、サイドから仕掛ける選手もいるし、背後をうまく狙える選手もいます。それを阻止するために組織的な守備ができなければいけないと思いますし、ただパスをつなぐだけのチームではなく、背後のスペースも積極的に狙ってくるのでそこにも気をつけなければなりません。
相手が自分たちのために何かをしてくれることはありません。攻撃も守備も自分たちのサッカーを持たなければいけないし、それがあって初めて相手に対応できると思っています。まずはそこをしっかりやりたいと考えています。
新井一耀
(前節は)前からの守備や全体の守備でうまくいかない部分が多かったのでチームで(ミーティングで)話し合いました。相手やフォーメーションによってやり方は変わってくるので、これが正解というものはありませんが、自分たちの強みとして前線からハメていくところがあるので、そこをもう一度忘れずにやること。行くのか行かないのかの判断のところ、引き込んだときにはどういう守備をするのかというところを確認しました。
(徳島は)大分と同様に流動的に動いてきて、後ろからビルドアップをしてくチームだと思うので、その相手に対して前節できなかったことをやらなければ、しっかり戦えません。修正点をしっかり修正して試合の入りから表現できるようにプレーしたいです。センターバックもドリブルで持ち運び、縦に付けるなどうまい選手が揃っているので、そこではがされない様に意識したいと思っています。
(好転させるには)絶対に勝利だと思います。勝たなければ順位も上がりませんし、気持ちの状態も違うと思います。勝ちにつなげるために何をしなければいけないのか、確認をしました。
熊谷アンドリュー
(前節は)1試合を通して完敗だった感じはあります。自分たちの修正しなければいけないところが出た試合だったので、次の試合に向けて修正したいです。守備でのプレッシャーのかけ方が一番大事になってくるので、ミーティングでも全員で共通意識をもってプレーしようと。それをチームで出していきたいと思います。(プレスを)どこでかけるのかが問題で、すべてが後手後手となり、誰がどこに行っていいのか分からない状況になっていました。狙いどころが定まらなければ後ろの選手は厳しいですし、前の選手もどこに行っていいのか分からない状況が続いていたので、自分が声を出しながら修正できればよかったと感じています。それができればもっと自分たちのペースで試合ができると思っています。
(徳島は)ボールを回すのがうまい印象があります。そのなかで前節の課題を全員で修正していくのが大事です。勝つことが大事なので勝利に貢献するプレーを意識していきたいです。全員で戦っていくしかないと思っています。
[前節の布陣/徳島]
[前節の布陣/ジェフ]
[最近5試合の戦績/徳島]
J2第9節 04/10 vs 大分(A) 0●1
J2第10節 04/17 vs 水戸(A) 1△1
J2第11節 04/20 vs 岩手(H) 5○0
J2第12節 04/27 vs 山形(H) 0●1
J2第13節 05/01 vs 町田(A) 2○0
[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第9節 04/10 vs 横浜FC(H)1△1
J2第10節 04/16 vs 大宮(A) 1●2
J2第11節 04/23 vs 東京V(A) 1△1
J2第12節 04/27 vs 山口(H) 2○0
J2第13節 04/30 vs 大分(H) 0●3
[過去の対戦成績]
18/03/17 徳島 4-1 千葉
18/11/04 千葉 2-0 徳島
19/07/07 徳島 1-1 千葉
19/09/22 千葉 1-1 徳島
20/08/23 千葉 1-2 徳島
20/12/13 徳島 0-0 千葉