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試合日程・結果

2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

第17節の対戦相手は、2018シーズン以来4シーズンぶりにJ2の舞台に戻ってきたロアッソ熊本。敵地での難しい戦いとなるが、何としても連敗を避けて勝点3を積み上げたい1戦だ。

今季の熊本は好調だ。第16節終了時点の戦績は6勝5分5敗と白星が先行。勝点「23」を積み上げて8位につけている。第14節の横浜FC戦ではアウェイゲームながらアディショナルタイムに決勝ゴールを奪い、首位を快走していた横浜FCに今シーズン初の黒星をつけた。今シーズン序盤の10試合は3勝4分3敗と五分の戦績で推移したが、以降の6試合は3勝1分2敗と好調。特にここ数試合のパフォーマンスは見事で、チームとして右肩上がりの状態にある印象だ。

日本サッカー界屈指の知将・大木 武監督が率いて3年目となるチームは、明確なスタイルを確立して昨シーズンのJ3優勝を成し遂げた。その独特のスタイルはJ2の舞台でも継続されており、試合を重ねるごとにその練度を高めている印象だ。基本システムは「3-3-1-3」という特殊な配置をスタートポジションとするが、ピッチのどのエリアでも選手が適切な距離感を保ち、細かくテンポのいいパスワークでじわじわと敵陣内に進入する。

尹 晶煥監督が言う。

「秋田よりもっと走れるし、勢いよく戦っている姿がすごくあるので、そこは認めないといけないなと思います。明日はそういったハードワークをする相手に負けないようにしたい。難しいとは思いますけど頑張るしかありません」

もっとも、ジェフより「8」多い「23」の失点を喫している熊本の守備には、特殊なシステムを採用しているからこその“隙”がありそうだ。ピッチの中でそこを見つけ、的確に突けるかどうかでジェフの攻撃の精度は決まる。一方、熊本の攻撃は最終ラインからのビルドアップ能力が高く、選手が不規則に飛び出すスタイルで相手を惑わせるスタイルを特徴とする。若いタレントの能力を引き出す手腕に定評のある大木監督は、やはり熊本でも若手を積極的に採用し、運動量豊富で躍動感のあるチームを作り上げた。尹監督が言うとおり、ピッチに立つ選手のハードワークレベルは極めて高い。

佐々木翔悟が言う。

「(熊本は)攻撃的でうまいという印象があります。熊本は難しいフォーメーションで、(ジェフとして)ハマらなかったときにチームのなかで修正できるかが鍵だと思います。攻撃では相手はマンツーマンでついてくるので、その裏を取ることができたらうまく試合を運べると思います」

ジェフにとってこのゲームのポイントとなるのは、やはり特徴的な熊本のビルドアップに対してどのように守備を設定し、より高い位置でボールを奪ってショートカウンターにつなげられるかだろう。もちろん、前節でも改めて浮き彫りになったとおり、アタッキングサードに進入してからのアイデア不足をどう解決するかも大きなポイントだ。勝つためにはゴールを奪わなければならない。「17対2」というシュート数の差があってもブラウブリッツ秋田に土をつけられた理由を、ジェフは1試合でも早く解決しなければならない。

“決定力”について尹監督が言う。

「点を取るためにはもっとゴール前での質が必要」

小林祐介はボランチとしての攻撃的な役割について触れた。

「ボランチから前に上がることで相手も捕まえ切れないところも出てくるので、クロスのマイナスのところであったり、前があいていたらロングシュートなど選択肢をもっと持たないといけません。そういうところで相手の脅威にならなければと思っています」

前節の秋田戦で途中交代を強いられた熊谷アンドリュー、髙橋壱晟をはじめ、故障者が続出しているチームの台所事情は厳しい。それでも、ピッチに立てるメンバーが一丸となって結果を残すしかない。大混戦が続くJ2リーグは何らかの“きっかけ”さえ掴めば大きな流れを引き寄せることができる。そのきっかけを作るべく、ゴールに向かう大胆な姿勢を示して勝利を手繰り寄せたい。


尹晶煥監督
(前節の秋田戦は)準備していたところはしっかり出たと思いますが、やはり点を取るためにはもっとゴール前での質が必要だなという感じがあります。ただ失点はもったいなかったと思っています。
(今節の相手・熊本は)秋田よりもっと走れるし、勢いよく戦っている姿がすごくあるので、そこは認めないといけないなと思います。明日はそういったハードワークをする相手に負けないようにしたい。難しいとは思いますけど頑張るしかありません。相手の攻撃はけっこう積極的に走ってくるところもありますが、そこは今までやってきた守備をすれば問題ないとは思っています。サッカーというのは、準備していても一瞬集中が切れてしまうときがあるので、試合に入って90分間集中することが一番大事だと思うんです。対策や話はしますが、それを試合で90分間表現できれば一番いいなと思います。前半早めに点を取りたい気持ちはありますけど、今までのスピード感でやったら相手に守られてしまうので、もっと早いワンタッチプレーなどが必要になると思います。


佐々木翔悟
(熊本は)攻撃的でうまいという印象があります。熊本は難しいフォーメーションで、(ジェフとして)ハマらなかったときにチームのなかで修正できるかが鍵だと思います。攻撃では相手はマンツーマンでついてくるので、その裏を取ることができたらうまく試合を運べると思います。
(得点力の課題として)なかなかシュートにまでいけていないので、どんどんシュートを打って、「数を打てば入る」みたいな感じで、シュートの意識を持ってチーム全体でやっていけたらと思っています。崩し切ることも悪くありませんが、いくら崩してもシュートを打たなければ点は入りません。まずはシュートが大事なので、もっと増やしたいと思います。見木友哉選手や末吉塁選手など、左で良い関係を作れている実感がありますし、プレーでも良いコンビネーションができているときがあるので、もっと普段からコミュニケーションを取って(チャンスを)増やしていきたいです。コンビネーションがもっと増えれば、チャンスも増えると思います。


小林祐介
(熊本は)後ろから細かくつないで、若い選手も多く走って戦える選手が多いと思います。ロングボールを蹴るのではなく、細かいパスで連動しながら人数をかけて中盤でボールを回してくる印象があります。まずは球際のところで激しく行かないと簡単にボールを回されてしまいますし、人数をかけて回してくると僕一人ではボールを奪い切ることはできません。チームとして声をかけながら連動してボールを奪っていきたいですし、攻撃のところでも相手は後ろからつないでくるので、より高い位置でボールを奪うことでゴールを取るチャンスが増えます。カウンターを含めて、そこは意識して試合に臨みたいと思います。
(シュートへの意識は)ボランチから前に上がることで相手も捕まえ切れないところも出てくるので、クロスのマイナスのところであったり、前があいていたらロングシュートなど選択肢をもっと持たないといけません。そういうところで相手の脅威にならなければと思っています。
(連戦に向けては)自分の特徴を1試合1試合出さないといけないと思っています。思い切ってプレーすることが大事だと思うので、一つずつ勝って最後に良い形で終わりたいです。


[前節の布陣/熊本]


[前節の布陣/ジェフ]


[最近5試合の戦績/熊本]
J2第12節 04/27 vs 仙台(H) 0●2
J2第13節 05/01 vs 岩手(A) 2○1
J2第14節 05/04 vs 横浜FC(A)1○0
J2第15節 05/08 vs 琉球(H) 0●2
J2第16節 05/14 vs 大分(A) 2○1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第12節 04/27 vs 山口(H) 2○0
J2第13節 04/30 vs 大分(H) 0●3
J2第14節 05/04 vs 徳島(A) 0●1
J2第15節 05/08 vs 岡山(H) 1○0
J2第16節 05/15 vs 秋田(H) 0●1


[過去の対戦成績]
2016/05/15 千葉 2-0 熊本
2016/08/14 熊本 3-0 千葉
2017/05/21 千葉 1-1 熊本
2017/07/16 熊本 1-0 千葉
2018/05/27 千葉 3-1 熊本
2018/10/07 熊本 1-3 千葉

TICKET
INFO
この試合の
チケット情報
5.21 (土) 13:00 KICKOFF 2022明治安田生命J2リーグ 第17節 VS ロアッソ熊本

試合会場えがお健康スタジアム

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