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試合日程・結果

2022 SEASON MATCHES試合日程・結果

“流れ”は間違いなく来ている。

V・ファーレン長崎との第18節、水戸ホーリーホックとの第19節、そしてベガルタ仙台との前節の戦いに勝利したジェフは今シーズン初の3連勝。勝点を「29」に伸ばして7位まで順位を上げた。連勝を伸ばして上位争いに加わりたいところで、尹 晶煥監督は“1つずつ”の意識を強調した。

「4連勝を意識するのではなく『勝ったら4連勝になる』というイメージでいかないといけない」

もっとも、首位に立っていたベガルタ仙台から奪った勝利は大きな自信となるだろう。試合序盤にキャプテンの鈴木大輔がケガによる交代を強いられるアクシデントに見舞われたが、尹監督はブワニカ啓太を投入してシステムを4-4-2に変更。これが見事にハマり、ブワニカと見木友哉がゴールを奪ったジェフは完封勝利を収めた。

熊谷アンドリューが言う。

「攻守両面において、勝ちたいという気持ちを表現できた試合でした。こういう試合をどんどん続けていかなければと感じました」

好調の要因について、見木は攻撃の改善を挙げた。

「けが人が多くて苦しい状況ですが、チアゴ デ レオンソ選手もフィットし攻撃も少し良くなってきていることで複数得点ができていると思います。(自身としても)全然点を取れていなかったので、(連続ゴールは)少しホッとしている部分もあります」

迎える今節の対戦相手はヴァンフォーレ甲府。第20節終了時点で6勝8分6敗と五分の戦績で12位につけているが、ジェフとの勝点差は「3」と肉薄している。リーグ戦では5月8日の栃木SC戦から5試合連続ドロー。前節はいわてグルージャ盛岡とのアウェイ戦に0-1で敗れ、やや足踏みが続いているがJ1昇格候補に挙げられる強豪であることは間違いない。ジェフにとっては、このタイミングでライバルとの差を広げる大きなチャンスだ。

相手の印象について、尹監督が言う。

「中盤で人数をかけてボールを回すのは良いところですが、前にどんどん行くような感じではなく、それが点にあまりつながっていないのかなと感じています。でも自由にさせてしまうと良くないし、そこの分析はしているんですけど、明日はそこをうまく守りながら攻撃にいきたいと思います。みんなが守るという気持ちで、お互い距離感を持ってチャレンジ&カバーをしっかりすればどんなチーム相手でも守れると思います」

尹監督の言葉のとおり、吉田達磨監督が率いる甲府はビルドアップに特徴がある。基本システムを3-4-2-1としながら選手が流動的にポジションを変更し、ライン間に顔を出して“受ける”と“進める”を繰り返す。ジェフにとってポイントとなるのは、相手のそうしたビルドアップをどのように阻止し、カウンターにつなげるか。前節途中から採用した4-4-2、あるいは3-4-2-1でも守備の基本姿勢は変わらないからこそ、ピッチの上で相手の出方を見極め、それに適応する能力が問われることになりそうだ。

熊谷が言う。

「しっかりとつないで、最後にフォワードが仕留めるイメージがあります。タイトに守備をして、取ったボールをしっかりカウンターにつなげられるように意識したいです。(相手の攻撃に対しては)ジェフのセンターバックの選手は強くてうまいので、そんなに心配はしていません」

逆に攻撃については5バックに変形する相手のブロックをどう崩すかがポイントとなる。見木が言う。

「守備のときは5-4-1で、前から行くというよりはブロックを敷いてくる感じです。水戸戦は逆転勝ちできましたが、仙台戦も先制されていたら厳しい試合になっただろうし、そういった意味でも先制点がカギになると思います」

“流れ”は間違いなく来ている。その勢いを加速させるためにも、敵地で勝点3を手に入れ、4連勝でフクアリに戻りたい。


尹晶煥監督
(甲府は)中盤で人数をかけてボールを回すのは良いところですが、前にどんどん行くような感じではなく、それが点にあまりつながっていないのかなと感じています。でも自由にさせてしまうと良くないし、そこの分析はしているんですけど、明日はそこをうまく守りながら攻撃にいきたいと思います。みんなが守るという気持ちで、お互い距離感を持ってチャレンジ&カバーをしっかりすればどんなチーム相手でも守れると思います。自信とか素早く動くことが大事ですし、それは常にやっていかないといけないと思っています。
試合は90分なので、本当に落ち着いて自分たちのプレーをすることが大事です。もちろんカウンターに行くときは行かないといけないですし、守るときは守らないといけないですけど、落ち着いてゲームを運んでいきたいというのはあります。90分の中で少なくとも1回か2回はチャンスが来るでしょうから、それをモノにすれば勝点3は取れると思います。4連勝を意識するのではなく、「勝ったら4連勝になるよ」というイメージでいかないといけないと思っています。


熊谷アンドリュー
(前節・仙台戦は)攻守両面において、勝ちたいという気持ちを表現できた試合でした。こういう試合をどんどん続けていかなければと感じました。(ダブルボランチのプレーの出来は)田口選手はいつもどおり攻守両面で貢献してくれていました。自分も貢献したかったのですが、攻撃の部分でなかなか決定的な仕事ができませんでした。ボールを落ち着かせるところでも、まだまだ改善しなければと感じています。
(甲府は)しっかりとつないで、最後にフォワードが仕留めるイメージがあります。タイトに守備をして、取ったボールをしっかりカウンターにつなげられるように意識したいです。(相手の攻撃に対しては)ジェフのセンターバックの選手は強くてうまいので、そんなに心配はしていません。この前(仙台戦)のように、全員が勝ちたい気持ちを前面に出せれば勝てる相手だと思っています。(ジェフの攻撃については)速く攻めるところと遅攻するところを分けて、試合を支配すれば勝てるゲームが増えると感じています。
全員が攻守両面で連動できていることが勝てている要因なので、それを継続すること。目指している順位とは程遠いので、目の前の1試合1試合で絶対に勝つという気持ちを表現してやっていかなければと思っています。


見木友哉
(3連勝できているのは)3試合すべてで複数得点できているところが要因なのかなと思います。けが人が多くて苦しい状況ですが、チアゴ デ レオンソ選手もフィットし攻撃も少し良くなってきていることで複数得点ができていると思います。(自身としても)全然点を取れていなかったので、(連続ゴールは)少しホッとしている部分もあります。連続ゴールはノッていくカギになる。次も取ったらさらにノッていける感覚はあります。
(甲府は)守備のときは5-4-1で、前から行くというよりはブロックを敷いてくる感じです。水戸戦は逆転勝ちできましたが、仙台戦も先制されていたら厳しい試合になっただろうし、そういった意味でも先制点がカギになると思います。(甲府の)長谷川元希選手はポジションも同じですし、良い選手だなと個人的には思っています。マッチアップすることはないかもしれませんが、チームとしてうまく抑えられればと思います。林田滉也選手は大学の後輩で2個下。(当時は)1年のときから試合に出場していて、スタメンで出てきたらマッチアップする可能性もあるので楽しみです。



[前節の布陣/甲府]


[前節の布陣/ジェフ]


[最近5試合の戦績/甲府]
J2第17節 05/21 vs 琉球(A) 1△1
J2第18節 05/25 vs 徳島(H) 1△1
J2第19節 05/28 vs 熊本(A) 1△1
天皇杯2回戦 06/01 vs 環太平洋大(H) 5○1
J2第20節 06/05 vs 岩手(A) 0●1


[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第17節 05/21 vs 熊本(A) 1△1
J2第18節 05/25 vs 長崎(A) 2○0
J2第19節 05/29 vs 水戸(H) 2○1
天皇杯2回戦 06/01 vs 金沢(H) 1●2
J2第20節 06/05 vs 仙台(H) 2○0


[過去の対戦成績]
19/05/05 甲府 1-2 千葉
19/08/24 千葉 0-3 甲府
20/07/25 甲府 2-1 千葉
20/12/06 千葉 1-0 甲府
21/02/28 千葉 1-1 甲府
21/08/21 甲府 1-1 千葉