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2022 SEASON MATCHES試合日程・結果
前節終了時点をもって今シーズンは折り返し。各チームとの2度目の対戦となる後半戦に突入する。
ジェフの戦績は8勝6分7敗。勝点「30」で8位。J1昇格プレーオフ出場圏内となる6位V・ファーレン長崎との差はわずか1ポイント、J1自動昇格圏内となる2位ベガルタ仙台との差は10ポイントであることを考えれば、まだまだ十分に“目標達成”の可能性を視界に捉えていると言えるだろう。もっとも、J2リーグは依然として大混戦が続いており、下位との差も決して大差ではない。いずれにしても、ここからが勝負だ。
4連勝を懸けて挑んだ前節のヴァンフォーレ甲府戦は、ジェフにとっては悔やまれるドローに終わった。
システムを4-4-2に変更して臨んだこの一戦、ここのところの好調ぶりが目覚ましいブワニカ啓太が22分に先制弾。後半序盤の62分に同点弾を喫し、新井一耀が負傷交代を強いられるアクシデントがありながらも、我慢すべき時間帯に我慢し、カウンターからチャンスを作って“勝機あり”の試合展開を続けた。1本の決定機を決めていれば勝点3が見えていただけに、悔しさの残るゲームであり、シーズン前半戦に露呈した決定力不足をやはり痛感する90分となった。
現時点での失点「18」は、「17」の徳島ヴォルティスに次ぐリーグ2位タイの好成績。すなわち、「決めるべき時に決める」という後半戦の課題はより明確になった。
後半戦初戦の相手は大宮アルディージャだ。勝点「21」で20位と下位に位置するチームだが、5月26日に相馬直樹新監督が就任。リーグ戦の最近5試合では2勝1分2敗と五分の戦績を収めており、少しずつ復調傾向にある。後半戦スタートという“切り替え”のタイミングだからこそ、ジェフにとっては怖い相手だ。
尹 晶煥監督が言う。
「(大宮は)ここ最近の試合を見ていると、後ろでのビルドアップがちょっと減ってきているような感じです。中盤でのビルドアップはそこまで変わらないですし、前線に速い選手もいるので、相手の背後をけっこう狙いながらプレーするのは、以前より増えてきているところはあります。(ジェフとしては)やることはそこまで変わりません」
システムの変更があっても守備の“スタイル”はあくまで変えず、相手を見極めて柔軟に対応する。もちろん大宮に対しては、悔しい敗戦を喫した前半戦の借りを返さなければならないという側面もある。新井章太が言う。
「(大宮に対しては)前回対戦で悔しい負け方をしたので、借りを返すだけですね。下位に沈んでいるチームではないという印象はあります。1対1だったり、一つひとつの勝負どころが重要になると思うので、競り合いや球際、セカンドボールで優位に試合を進めないといけない。素晴らしい選手たちがそろっているので、もちろん油断できない相手です」
故障離脱者が続出しているジェフにおいては、この試合も前節と同じ4-4-2の布陣で戦うことになるだろう。同じシステムを採用する相手とのミラーゲームは、対面する選手との1対1の攻防が勝敗を分けるポイントとなる。あるいは常に数的優位を作るためにも、コンパクトな組織を維持して圧力のある守備を実行し、サイドチェンジを効果的に使いながら縦に仕掛けたい。
攻撃改善の兆しが見えつつあるチームのキープレーヤーとなっているのが、チアゴ デ レオンソだ。最近は最終ラインからの縦のクサビを受けるだけでなく、相手最終ラインの背後への飛び出し、ワンタッチでのコンビプレーなど多彩さを発揮してチームに貢献している。
「自分という選手を分かってもらえることができているので感謝していますし、自分も彼らの特長を分かり始め、それが(前々節の)仙台戦のアシストにつながっています。ただ、自分のゴールという形でも結果を出したいと思っています」
大きな手応えを掴んで挑むシーズン後半戦だからこそ、その初戦でリベンジを成し遂げ、さらなる勢いをつけて反撃の歩みを進めたい。ここからが勝負だ。
尹晶煥監督
(大宮は)ここ最近の試合を見ていると、後ろでのビルドアップがちょっと減ってきているような感じです。もちろん、相手が(近くに)いなければボールを運ぶこともありますが、わざわざ後ろからビルドアップすることはなくなっていると思います。中盤でのビルドアップはそこまで変わらないですし、前線に速い選手もいるので、相手の背後をけっこう狙いながらプレーするのは、以前より増えてきているところはあります。(ジェフとしては)やることはそこまで変わりません。
今は怪我人が多く、誰かを選んで使うということではなく、誰かが怪我をしたらそこを“埋める”ということになってしまっています。なかなか難しく厳しい状況ですが、“今やっていることを続ける”ということを大事にしていきたいし、誰かがピンチになったときにどう埋めていくかを常に考えておかなければいけないと思っています。ただ、そのなかでも質は高めていかないといけません。勝つために今いるメンバーでなんとかしていきたいと思っています。今いる少ない人数で、ベストを尽くさなければいけないと思っています。
新井章太
(3勝2分0敗の直近5試合は)アクシデントで前半から選手が交代することもありましたが、そのなかで全員が最善の準備をしてくれたおかげで試合に勝つこともありました。全員の準備というところが、すべてだったと思います。
(大宮に対しては)前回対戦で悔しい負け方をしたので、借りを返すだけですね。下位に沈んでいるチームではないという印象はあります。1対1だったり、一つひとつの勝負どころが重要になると思うので、競り合いや球際、セカンドボールで優位に試合を進めないといけない。素晴らしい選手たちがそろっているので、もちろん油断できない相手です。浮上のきっかけを与えたくないですし、僕らが下位のチームに対してしっかり勝っていかないと、上は目指せないと思っています。(大宮の)映像は見ましたけど、正直、原博実さん(フットボール本部長)が大宮に入ってから、ちょっと変わった印象はあります。そこから監督が相馬直樹さんになって、「徹底してきたな」というものを感じます。弱点を見つけづらいというか、前半戦の最初のほうの戦い方とはまったく違う印象があります。
チアゴ デ レオンソ
(連係面については)周りとコミュニケーションを取れています。何よりも、自分という選手を分かってもらえることができているので感謝していますし、自分も彼らの特長を分かり始め、それが(前々節の)仙台戦のアシストにつながっています。ただ、自分のゴールという形でも結果を出したいと思っています。
(大宮戦との)前回対戦は、自分にとって初先発でしたが負けてしまったので、相手のイメージというよりも勝つことしかイメージしていません。分析の映像を見ましたが、自分が思うにJ2リーグは下位と上位チームに差がないので、相手のやってくることに気を取られると足をすくわれてしまう。自分たちにフォーカスしなければいけないと思っています。
(勝つためには)今までどおりハードワークをし、トレーニングでやってきたことをピッチで表現してゴールという形で攻撃を完了することが大切になってきます。(ゴール前の泥臭ささは)フォワードにとって重要な武器の一つ。甲府戦の得点場面では、自分のゴールでなくても一つの泥臭さを出すことができたと思っています。
[前節の布陣/大宮]
[前節の布陣/ジェフ]
[最近5試合の戦績/大宮]
J2第18節 05/25 vs 琉球(H) 1○0
J2第19節 05/28 vs 東京V(A) 1△1
天皇杯2回戦 06/01 vs 琉球(A) 4○1
J2第20節 06/05 vs 水戸(H) 0●2
J2第21節 06/12 vs 秋田(A) 1○0
[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第18節 05/25 vs 長崎(A) 2○0
J2第19節 05/29 vs 水戸(H) 2○1
天皇杯2回戦 06/01 vs 金沢(H) 1●2
J2第20節 06/05 vs 仙台(H) 2○0
J2第21節 06/11 vs 甲府(A) 1△1
[過去の対戦成績]
20/06/27 千葉 0-1 大宮
20/10/14 大宮 0-0 千葉
21/05/29 大宮 0-2 千葉
21/06/09 千葉 1-0 大宮(天皇杯2回戦)
21/10/17 千葉 2-1 大宮
22/04/16 大宮 2-1 千葉
TICKET
ジェフの戦績は8勝6分7敗。勝点「30」で8位。J1昇格プレーオフ出場圏内となる6位V・ファーレン長崎との差はわずか1ポイント、J1自動昇格圏内となる2位ベガルタ仙台との差は10ポイントであることを考えれば、まだまだ十分に“目標達成”の可能性を視界に捉えていると言えるだろう。もっとも、J2リーグは依然として大混戦が続いており、下位との差も決して大差ではない。いずれにしても、ここからが勝負だ。
4連勝を懸けて挑んだ前節のヴァンフォーレ甲府戦は、ジェフにとっては悔やまれるドローに終わった。
システムを4-4-2に変更して臨んだこの一戦、ここのところの好調ぶりが目覚ましいブワニカ啓太が22分に先制弾。後半序盤の62分に同点弾を喫し、新井一耀が負傷交代を強いられるアクシデントがありながらも、我慢すべき時間帯に我慢し、カウンターからチャンスを作って“勝機あり”の試合展開を続けた。1本の決定機を決めていれば勝点3が見えていただけに、悔しさの残るゲームであり、シーズン前半戦に露呈した決定力不足をやはり痛感する90分となった。
現時点での失点「18」は、「17」の徳島ヴォルティスに次ぐリーグ2位タイの好成績。すなわち、「決めるべき時に決める」という後半戦の課題はより明確になった。
後半戦初戦の相手は大宮アルディージャだ。勝点「21」で20位と下位に位置するチームだが、5月26日に相馬直樹新監督が就任。リーグ戦の最近5試合では2勝1分2敗と五分の戦績を収めており、少しずつ復調傾向にある。後半戦スタートという“切り替え”のタイミングだからこそ、ジェフにとっては怖い相手だ。
尹 晶煥監督が言う。
「(大宮は)ここ最近の試合を見ていると、後ろでのビルドアップがちょっと減ってきているような感じです。中盤でのビルドアップはそこまで変わらないですし、前線に速い選手もいるので、相手の背後をけっこう狙いながらプレーするのは、以前より増えてきているところはあります。(ジェフとしては)やることはそこまで変わりません」
システムの変更があっても守備の“スタイル”はあくまで変えず、相手を見極めて柔軟に対応する。もちろん大宮に対しては、悔しい敗戦を喫した前半戦の借りを返さなければならないという側面もある。新井章太が言う。
「(大宮に対しては)前回対戦で悔しい負け方をしたので、借りを返すだけですね。下位に沈んでいるチームではないという印象はあります。1対1だったり、一つひとつの勝負どころが重要になると思うので、競り合いや球際、セカンドボールで優位に試合を進めないといけない。素晴らしい選手たちがそろっているので、もちろん油断できない相手です」
故障離脱者が続出しているジェフにおいては、この試合も前節と同じ4-4-2の布陣で戦うことになるだろう。同じシステムを採用する相手とのミラーゲームは、対面する選手との1対1の攻防が勝敗を分けるポイントとなる。あるいは常に数的優位を作るためにも、コンパクトな組織を維持して圧力のある守備を実行し、サイドチェンジを効果的に使いながら縦に仕掛けたい。
攻撃改善の兆しが見えつつあるチームのキープレーヤーとなっているのが、チアゴ デ レオンソだ。最近は最終ラインからの縦のクサビを受けるだけでなく、相手最終ラインの背後への飛び出し、ワンタッチでのコンビプレーなど多彩さを発揮してチームに貢献している。
「自分という選手を分かってもらえることができているので感謝していますし、自分も彼らの特長を分かり始め、それが(前々節の)仙台戦のアシストにつながっています。ただ、自分のゴールという形でも結果を出したいと思っています」
大きな手応えを掴んで挑むシーズン後半戦だからこそ、その初戦でリベンジを成し遂げ、さらなる勢いをつけて反撃の歩みを進めたい。ここからが勝負だ。
尹晶煥監督
(大宮は)ここ最近の試合を見ていると、後ろでのビルドアップがちょっと減ってきているような感じです。もちろん、相手が(近くに)いなければボールを運ぶこともありますが、わざわざ後ろからビルドアップすることはなくなっていると思います。中盤でのビルドアップはそこまで変わらないですし、前線に速い選手もいるので、相手の背後をけっこう狙いながらプレーするのは、以前より増えてきているところはあります。(ジェフとしては)やることはそこまで変わりません。
今は怪我人が多く、誰かを選んで使うということではなく、誰かが怪我をしたらそこを“埋める”ということになってしまっています。なかなか難しく厳しい状況ですが、“今やっていることを続ける”ということを大事にしていきたいし、誰かがピンチになったときにどう埋めていくかを常に考えておかなければいけないと思っています。ただ、そのなかでも質は高めていかないといけません。勝つために今いるメンバーでなんとかしていきたいと思っています。今いる少ない人数で、ベストを尽くさなければいけないと思っています。
新井章太
(3勝2分0敗の直近5試合は)アクシデントで前半から選手が交代することもありましたが、そのなかで全員が最善の準備をしてくれたおかげで試合に勝つこともありました。全員の準備というところが、すべてだったと思います。
(大宮に対しては)前回対戦で悔しい負け方をしたので、借りを返すだけですね。下位に沈んでいるチームではないという印象はあります。1対1だったり、一つひとつの勝負どころが重要になると思うので、競り合いや球際、セカンドボールで優位に試合を進めないといけない。素晴らしい選手たちがそろっているので、もちろん油断できない相手です。浮上のきっかけを与えたくないですし、僕らが下位のチームに対してしっかり勝っていかないと、上は目指せないと思っています。(大宮の)映像は見ましたけど、正直、原博実さん(フットボール本部長)が大宮に入ってから、ちょっと変わった印象はあります。そこから監督が相馬直樹さんになって、「徹底してきたな」というものを感じます。弱点を見つけづらいというか、前半戦の最初のほうの戦い方とはまったく違う印象があります。
チアゴ デ レオンソ
(連係面については)周りとコミュニケーションを取れています。何よりも、自分という選手を分かってもらえることができているので感謝していますし、自分も彼らの特長を分かり始め、それが(前々節の)仙台戦のアシストにつながっています。ただ、自分のゴールという形でも結果を出したいと思っています。
(大宮戦との)前回対戦は、自分にとって初先発でしたが負けてしまったので、相手のイメージというよりも勝つことしかイメージしていません。分析の映像を見ましたが、自分が思うにJ2リーグは下位と上位チームに差がないので、相手のやってくることに気を取られると足をすくわれてしまう。自分たちにフォーカスしなければいけないと思っています。
(勝つためには)今までどおりハードワークをし、トレーニングでやってきたことをピッチで表現してゴールという形で攻撃を完了することが大切になってきます。(ゴール前の泥臭ささは)フォワードにとって重要な武器の一つ。甲府戦の得点場面では、自分のゴールでなくても一つの泥臭さを出すことができたと思っています。
[前節の布陣/大宮]
[前節の布陣/ジェフ]
[最近5試合の戦績/大宮]
J2第18節 05/25 vs 琉球(H) 1○0
J2第19節 05/28 vs 東京V(A) 1△1
天皇杯2回戦 06/01 vs 琉球(A) 4○1
J2第20節 06/05 vs 水戸(H) 0●2
J2第21節 06/12 vs 秋田(A) 1○0
[最近5試合の戦績/ジェフ]
J2第18節 05/25 vs 長崎(A) 2○0
J2第19節 05/29 vs 水戸(H) 2○1
天皇杯2回戦 06/01 vs 金沢(H) 1●2
J2第20節 06/05 vs 仙台(H) 2○0
J2第21節 06/11 vs 甲府(A) 1△1
[過去の対戦成績]
20/06/27 千葉 0-1 大宮
20/10/14 大宮 0-0 千葉
21/05/29 大宮 0-2 千葉
21/06/09 千葉 1-0 大宮(天皇杯2回戦)
21/10/17 千葉 2-1 大宮
22/04/16 大宮 2-1 千葉