プレナスなでしこリーグは3節を終え、ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは1分2敗（勝点1）で9位に沈んでいる。

ここまで“1得点6失点”という記録が示す通り、ゴールを奪えずに大量失点を喫してしまっている。小さなミスが積もりに積もり、大きなミスにつながっている場面が目立っている印象だ。

「1試合を通して簡単なミスを繰り返しているので、一人ひとりの判断と技術向上を、トレーニングから意識を変えてやっていかなければいけない」と三上尚子監督は口にした。

攻撃面では、シュートまでもっていく形を作ること、守備面では甘さのないディフェンスを実行することで、ゲームの流れを呼び込み白星に結び付けたい。

その中で、今節の対戦相手は、AC長野パルセイロ・レディースとなる。
昨シーズン、2部リーグで優勝（22勝1分4敗）を果たして昇格。その流れを1部リーグに持ち込み勢いに乗っている長野パルセイロは2勝1分で3位につけている。

得点ランクトップ（5得点）を走るエース横山久美を軸に攻撃を組み立て、豊富な運動量をもってかき回してくる危険な相手だ。ジェフレディースにとっても難しい戦いになることは間違いない。

「ボールを奪ってサイドを使っていきたい。展開力を生かしてスピーディーな攻撃を意識していきたい」と瀬戸口梢は決戦への準備を進める。

また、今節は守護神・山根恵里奈が出場停止ということもあり、根本望央にかかる期待も大きい。
「やっとチームに貢献が出来る日がきた」と話すと「余計な事は考えず、落ち着いて冷静にプレーをしたい」と話した。

タイトルを取るためにも、3連敗をする訳にはいかない。
チーム一丸となって初勝利を目指し、勝点3をもぎ取ることで、反撃の狼煙を上げたい。