ジェフユナイテッド市原・千葉レディースは、10試合を消化して勝点は「10」。2勝4分4敗で7位に位置している。

前節の日テレ・ベレーザ戦では、チーム一丸となり守備のタスクを遂行。体を寄せ、我慢強く相手に向かって行くことで危険な場面は作らせず、リーグ屈指の攻撃陣を相手に12本のシュートを打たれながらも無失点で抑え、敵地で貴重な勝点1を持ち帰ってきた。
これをプラスに捉え、チームは今節のベガルタ仙台レディース戦に臨む。

アウェイで行われた第3節での対戦時には、ミスが多く自分たちのサッカーが出来ないまま、0対3で敗れた。
あれからチームは、“連動性とプレー強度”を高め組織としてのレベルを上げている。

「アウェイでの戦いでは内容が伴わない部分もありました。しかし、ここまで積み重ねてきたモノを出せるようにリベンジしたいと思いますし、しっかりと戦いたいと思います」（三上尚子監督）

一方のベガルタは首位とは勝点差『4』の3位と勢いに乗っている。
前節の岡山湯郷Belle戦（3対1）では、得点ランキング上位に名を連ねる川村優理と有町紗央里がそれぞれゴールを決め、白星を掴んでいる。ここをしっかりと抑え、自由を与えないことが重要だ。

また、ベガルタが攻勢を仕掛けてくることが予想されるが、立ち上がりから集中し球際と運動量で負けないこと、その中でボールを保持する時間を作り自分たちの攻撃の形に持って行くことがポイントになる。

磯金みどりは、「これから上位を目指すためには、まだまだ足りないものが多い。勝ち切るためにもボールを失わずに攻撃の時間を増やすことが大事」と強調する。

リーグ戦中断前の最後の一戦だけに、前節のようなアグレッシブなディフェンスをピッチで表現し、チームとして攻撃面を上積みして行くことで3試合ぶりの3ポイント奪取を目指したい。

ジェフレディースの選手たちは、今節、勝利への戦い方を共有しキックオフの笛を待つ。