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2004 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

5.2(日) 18:04 J LEAGUE DIVISION1 1stステージ第7節

ジェフユナイテッド千葉

市原

1-1
1前 半0
0後 半1
柏レイソル

市原臨海競技場

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

いつもいっているが、私の感想より観客の感想のほうが大事なんじゃないかな。選手だって私のためにプレーしているわけじゃないんだからね。それはともかく、典型的なダービー戦だった。ウチもしっかり戦っていた。リーグ戦は大事だし、中でも今日の試合は重要だった。最終的に1-1のドローだが、レイソルも走っていたし、なるべくしてなった結果といえる。レイソルが1回のチャンスをモノにしたのに対し、それまでにウチには5回のチャンスがあった。特に、最後には大きなチャンスがあった。こういう結果は今までもあったし、これからもあるだろう。背の高さという問題もある。そういう意味で、レイソルはいいチーム。空中戦はレイソルが全部勝っていた。ウチも巻やサンドロのように、しっかりジャンプできる選手はいるが、中盤は厳しい。競り合いが軽いのはレイソルのせいではなく、ウチの事情だ。そして、ウチは巻とサンドロをターゲットにロングボールを多用したが、それは緊張していたという意味かもしれない。いつもどおり短いパスをつないでいたら、レイソルはもっと大きな問題を抱えただろう。ちばぎんカップをイメージして、このようなサッカーになってしまったのかもしれないが、結果はご覧のとおり。決して負けていてもおかしくない試合だった。

─── 緊張した理由は? 例えば、ジュビロが負けたという報を選手に伝えたのか。

ジュビロが負けたのなら、ジュビロが緊張するべきじゃないかな。論理的にいってウチが緊張する必要はない。ジュビロが負けたことはいっていない。ただ、実際にはその指摘も間違っていないと思うし、そう考えるのが普通だろう。しかし、今日は最終戦ではない。ジュビロが負けたのが影響したとは思っていないし、そのようなことで緊張したというのなら、あまりにも理由が簡単すぎる。

短いパスをつなげなかったということだが、何をどうすれば自分たちのサッカーを取り戻せるのか。

簡単にはいえないが、レイソルの中盤がしっかりマークしてきたことから、思うようにボールをつなげなかったのだと思う。だから、3人のDFはロングボールを多用するしかなかった。ウチの中盤は(体格的に)軽い。だから、すごく運動量を増やすしかない。例えば、羽生がドゥドウに競り合いで勝てますか? そこで、彼らよりも走ることが要求されるわけだが、メンタル的にも集中的にもすごく大変なこと。疲れているときは、いろんなことを見落としがちになるものだ。また、勝ちたいという気持ちは大事だが、それが空回りしたかもしれない。

(最後に)あなたたちは失望しているかもしれないが、ということは私はもっと失望しているということ。人生はこれからも続くよ。

茶野 隆行DF 4

玉田のマンマークは監督の指示だった。疲れはなかったし、逆にいつも以上に体がキレていたぐらい。違和感なく抑えられたと思う。ただ、後半の途中から全体的に運動量が落ちてしまい、そこで失点をくらってしまった。試合では必ず悪いリズムの時間帯があるもの。そこをどう無失点で切り抜け、そしてチャンスを確実に決めていけるか。その辺を次の試合まで修正していきたい。

羽生 直剛MF 22

前半はレイソルに仕事をさせず、アグレッシブにプレーできたと思う。ただ、後半はルーズになってしまい、特に点を決められた時間帯は後手を踏んでしまった。相手のセンターバックが強いので、2トップにボールを入れる際にスペースと足元を使い分けるようにしたんだけど……。

巻 誠一郎FW 18

もっと確実に決められればよかったんですが……。チャンスはウチのほうが多かっただけに、もう1点取っていれば違った結果になったはず。でも、それがうまくできなかった。中盤以降、足が止まってしまいました。

林 丈統FW 9

ボクの責任です。最後の場面はトラップが足元に入りすぎてしまい、滑って……。監督にも、この代償は大きいといわれました。救いは負けていないということだけ。ボク自身はジュビロが負けたことを知っていたので、絶対に点を取って勝とうと思っていたのですが……。次で挽回するしかありません。

佐藤 勇人MF 7

自分のゴールはありましたけど、チームがこの結果なので、ただの得点になってしまいました。トップにボールが収まらず、うまくボールが回らなかった。前半はよかったんですが、後半はダメですね。今日は悪い時間帯が長すぎた。勝ちきれないということは、まだまだ甘いということです。