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2004 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

10.2(土) 16:04 J LEAGUE DIVISION1 2ndステージ第8節

ジェフユナイテッド千葉

市原

0-4
0前 半1
0後 半3
浦和レッズ

浦和

国立競技場

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

レッズとはレベルが違うことを、私は最初から知っていた。これまでも何度か話をしたが、今日はその違いを補強しづらいほどだった。両チームともにしっかり走り、ボールを動かすことを目的にしている。しかし、レッズは各ポジションにしっかりした選手がいて、その差は埋めがたいものがある。足を運んでくれたサポーターには申し訳ないが、今日はこの差を選手に学んでほしい。いい選手から学ぶのは当然必要なことだ。しかし、そのような中でも3失点が個人のミスから生まれたのは残念だし、プロとして許されないものがある。特に、主力の3、4人が最悪なプレーをした。ジェフの主力がJリーグで通用しないのなら、当然、戦っていくのは難しい。もちろん、戦術うんぬんに問題があるなら私のミスだ。しかし、今、ジェフに与えられている役割は大きすぎる。

─── FW陣が不在の中、今日は1トップで臨んだが。

まずは中盤の攻防を制したいと思った。そして、相手のストッパーを引き出す意味もあった。レッズの3人のDFは、決して足が早くないからね。実際、何度か手こずらせたと思うしチャンスも作った。しかし、1失点目のように、長いセンタリングをペナルティエリア内でだれも触れず、最後はエメルソンに決められるような、まるでアマチュアチームみたいなミスが実際に起こっている。強い相手と試合をし、あのようなことが起こったのは認めざるを得ないにしても……。エメルソンが足が早いのはだれでも知っている。だからこそ、そこに到達する前にボールをカットしなくてはいけない。足下にボールを置かれ、後ろから追いかけても無理なのだ。そういう意味では決して茶野だけのせいではないし、あるいはエメルソンの能力の高さともいえる。一度ゴールは許したが、今日は村井が永井を抑えていた。村井が何度もやられていたら、もっと失点していたかもしれない。そして、ウチはレイソル戦で3人のFWを失った。3人とも足が早いし、今日の試合に出ていれば、ものすごく危険なプレーができたと思う。そういう意味で痛い敗戦だが、もちろんウチがこれから何かを成し遂げようとするなら、修正点をトレーニングで直していくしかない。とにかく今日はナイーブな試合をしてしまった。そこが問題点であり、そういう意味では完全なプロチームと呼べるまでには達していない。逆にレッズは、これからも勝っていくでしょう。

(最後に)これだけハッキリ話せば、もういうことはないでしょう。

坂本 將貴MF 2

確かに大事なところでミスも出たが、後半はウチがやりたいことをレッズにやられた。ウチは引いてエメルソンや田中のゾーンを消していたが、追いかける状況になるとそうもいかない。前がかりになると、3失点目のようにとカウンターを受けてしまう。そういう意味では最初の失点が痛かった。2週間空くので、気持ちを切り替えてトレーニングするしかない。

斎藤 大輔DF 3

2失点目がすべて。点を取りにいかなくてはいけないし、そうなるとカウンターを食らってしまう。また、前半のチャンスでゴールがほしかったが、自分も含めて外してしまった。ただ、最後はレッズのほうがいろいろな面で上回っていたし、完敗というしかない。

羽生 直剛MF 22

コントロールできている時間帯で、いかに得点を挙げるかの差が出てしまった。向こうのほうが鋭さがあった。ボク自身もビッグチャンスを外してしまったし……。それに、立ち上がりのチームとしての感覚、雰囲気は悪くなかったが、失点の仕方が……。結局、それで後手に回ってしまっただけに、この2週間で修正するしかない。

佐藤 勇人MF 7

前半の出だしから、攻撃に関しては今年一番の出来じゃないかと思うぐらいだった。これまではサンドロかマルキーニョスに預けたら、彼らの能力にかかっていた面もあったが、今日は自分でも上がっていくことができたし、やっていて久しぶりに楽しかった。しかし、ちょっとした油断で先制点を献上し、それが響いて4失点……。優勝争いをしているチームがこれでは恥ずかしいとしかいいようがないし、サポーターの皆さんにも申し訳ない気持ちでいっぱい。