TOP TEAM選手・試合情報

2006 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

3.11(土) 15:02 J LEAGUE DIVISION1 第2節

ジェフユナイテッド千葉

市原

2-2
1前 半0
1後 半2
ヴァンフォーレ甲府

甲府

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

今日なんかは特に負ける試合だった。最近はこのように勝ち点を失っている状態。もう正月は終わったと思っていたが、彼らはまだ正月気分のようだ。客観的に見ても選手に言うことはない。やれることを全部やって2-0でリードしていて、その時点で相手は終わっていたはず。そこから簡単にゴールを失って、このような結果になった。ただ、他に代える選手もいない。今はこれを耐えるしかない。選手を怒鳴ったり、あるいは何かを言うことは正直ない。客観的に分析しても、やれることはやっている。ただ、言えることは、一つ一つのプレーに選手が恐れをなしている。センタリングを上げられるたびに点を取られるのではないかという態度で臨んでいるといえる。この中で昨日の練習を見に来ている人もいて、セットプレーをどのように練習しているかという質問があったが、私は結局、練習はやれてもバレーを連れてくることはできないといった。実際にそのような結果にもなった。

─── 2点目を取った直後にハースを代えたが。

ケガでもうできなかったから。それだけ。1トップというより相手の後ろ4枚に対して水野、山岸を加えて3枚で押さえにいく方法でやったわけだが、実際にはサイドの選手に対して抑えられなかった。ただ、1トップにしても、ウチはその後何度もゴールを入れるチャンスがあったわけで、巻にとって今日は不運な日だったといえる。何度ヘディングで合わせても点が入らなかった。チャンスを生かせなかった。しょうがないこと。

─── ハースのケガは深刻なのか。

筋肉を傷めている。繊細な部分なので、何日か休んで、プレーできてもまた何日か休むという状態。今の感じだと長期に休んで、しっかり治ってからプレーさせないと難しいかもしれない。それより誰が見ても分かることだが、今のウチはとにかくロングボールを放り込まれウチより大きい相手選手に合わされて点をとられている。ずっとそれです。今からウチの選手の背が伸びるようにすることはできない。一番ウチの選手の集中が切れていると思うのは、バレーに対してほぼ90分間、ゴール前でボールを触らせていないはず。しかし、ああいう選手は1回でも集中が途切れれば、そこでマークを外して点を取ってくる。ウチの選手たちはそういう対応ができていない。観客にとっても残念な試合だったと思う。試合は何が起こるかわからないが、特に今日は限りなく勝利に近かったと思う。逆にいえば、だからサッカーは面白い。選手たちがこういうことから何かを学んでくれればよくなっていくと思うが、今は厳しい状態です。

─── ヴァンフォーレについては。

J1のチームらしくないプレーをしている。すごく勇気をもって攻めているし、戦術的にも勇気がある。逆に、ウチはそこの裏をつけなかった。あのようなプレーをしていくというのは本当に興味深い。すごくサッカーに対していいことだと思う。普通と違う考えをしたプレーをしている。

坂本 將貴MF 2

3トップのうちの一人をマークしていたが、相手の右サイドが上がってくるということもあり、前にスペースが開いていた。そのチャンスを攻撃面で使うことができたし、監督もそういった意図があって左サイドでボクを起用したのだと思う。チャンスは作れたが、ゴールを決められなかったというのは精度が足りないから。いくらチャンスを作っても決めることができなければ意味がない。巻が決められなかったという問題ではない。彼は決めることができる選手。もっといいボールを上げればよかっただけのこと。次への課題です。最近は4バック気味で試合をしているのでバランスが大事。上がるときにはシュートやセンタリングで終われるようにしているが、その部分はある程度できていたと思う。あれだけチャンスはあったのだから決めないと……。ボクたちもサポーターも、この結果には満足していない。次の試合、頑張ります。

要田 勇一FW 11

監督には前線で体を張ってプレーをしてくれと言われてピッチに出た。ただ、得点がほしいので、どうしても前を向いてプレーをしたいという気持ちが強く、相手にカットされてしまう場面もあった。もっとキープできればよかったのだが……。確かに、ゴール前で何度かチャンスはあったが、シュートまで持ち込めなかったのは反省点。今後も試合終了間際での出番が多いと思う。短い時間ではチャンスは1回ぐらいしかない。そのチャンスを確実に決められるようになりたい。自分に今まで以上にプレッシャーを与えていきたい。

羽生 直剛MF 22

長い時間、自分たちのリズムでサッカーをすることができた。それが途中までの2-0という結果だったと思う。ただ、勝ちきれないのは非常に残念で悔しい。2点のリードを追いつかれたのは、チームとして問題があるから。何メートルか移動できていれば、あるいは体をもう少し寄せていればといった、あとちょっとができていなかった。次への修正点。そういった部分をもう一度意識しないといけない。2-0になってからは3点目を奪うのではなく、時間をつぶそうというプレーが多かった。昨シーズンはもっとアグレッシブなプレーができていたし、前と後ろで意識のズレがあったようにも思う。

ハースFW 10

ゴールを決めることができたのはよかった。ただ、引き分けになったので、あまり効果的なゴールだったとはいえない。アルディージャとの試合は自分たちのサッカーがまったくできなかったが、今日は自分たちのプレーができた。全体的には悪くなかったし、それが2点につながったのだと思う。それはよかったが、勝てなかったのが問題。チーム全体の課題は勝つこと。個人的な課題は声援にこたえ、ゴールを挙げ、チームを勝利に導くこと。選手それぞれに課題がある。それを解消していくだけだ。

伊藤 淳嗣MF 19

試合に出ることはできなかったが、ベンチに入ることができて刺激を受けた。自分が入ったらこんなプレーをしようと考える場にもなった。これまでやってきたことは間違ってなかったということ。チームの力になれるように、これだけで浮かれることなく頑張りたい。