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2006 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

4.15(土) 16:04 J LEAGUE DIVISION1 第8節

ジェフユナイテッド千葉

市原

3-2
2前 半0
1後 半2
FC東京

F東京

味の素スタジアム

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

ウチの選手が驚くほどのプレーをしたということもある。最初の半分はレギュラーのうち4人がすごくいいプレーをした。それもあって、若くてアグレッシブなサッカーをしてくるFC東京を抑えることができた。ただ、3-0でリードしていたとはいえ、あのような攻撃を受け、負けていてもおかしくなかった。流れがFC東京にいかなかったのがラッキーだったといえる。ウチの何人かは集中力が切れ、何人かはうぬぼれたプレーでボールを失っていた。そういう意味では負けても不思議ではなかったわけだが、逆にいえば、こういうチームに対して一時は3-0でリードしたわけだから、内容的にも勝てた試合だといえる。

─── レギュラー陣にケガ人が多く出ているが。

まずは、何をもってレギュラーというのかが一つの問題。私は誰がレギュラーだとはいったことがない。正直、今日の選手がもう少し集中していれば、あと2、3点は取れたはず。逆に、FC東京は一つのチャンスで2点を取った。

─── サブメンバーが6人しかいなかったが。

選手がいなかっただけ。実際はいますけど(笑)、前日にやった練習試合で情けないプレーをして、ベンチに座るべき選手がいなかった。

─── 3-0でリードして迎えたハーフタイムに、「自分たちでリズムを崩すことはやめよう」と選手にいったそうだが、何か予感はあったのか。

正直、後半もいいプレーが続いていた。ただ、弾みで当たったのかもしれないが、審判が吹くべきではないPKで流れが変わった。それと、試合というものは相手が存在する。もちろん、相手は試合をひっくり返そうとしているわけだから、いろいろなことが起きても不思議ではない。実際、FC東京は一か八かの攻撃を仕掛けてきた。そして、一つのあのようなプレーで2点目を取られたわけだが、ああいうミスは他のチームも犯していること。ただ、あれで一度は死んだFC東京が生き返ってしまった。試合の流れとは一瞬で変わるもの。それでも、ウチは2点取られたあとも守りに入ったわけではない。チャンスを作ったし、ゴール前で落ち着いていればもっと点は入っただろう。

─── 中2日の影響もあったのか。

なぜ皆さんは、試合が込み入ってくると疲労のことを持ち出すのか。彼らはプロだ。たとえ試合がなくても練習はするわけだし、ときには練習のほうがきつい場合もある。疲労が溜まっているというのは言い訳にならない。スタジアムは彼らが仕事をする場所だ。

阿部 勇樹MF 6

1点目のアシストは、自分で打とうかパスを出そうか迷った。右足だったのでどっちもいけたが、巻さんが中にいたのでパスを選択した。決めてくれてよかった。チャンスのときは前へいければと思っていた。勝ったからよかったが、失点したことを考えれば喜んでもいられない。試合自体、どちらに転ぶかわからないような内容だった。ただ、同点に追いつかれずに耐えることができたことをプラスに考えたい。失点はPKとミスからなので修正できると思う。次のジュビロ磐田戦も楽しんでプレーしたい。

坂本 將貴MF 2

ウチらしいといえば、ウチらしい試合だったと思う。リスクをかけて点を取りにいく。しかし、失点しているし……。後半、相手が3バックでくることもわかっていたが、茂庭の上がりをうまくカバーできなかった。もうちょっと前線の選手が茂庭をマークしてもよかったかもしれないが、そういった修正がうまくできなかった。失点はハンドでのPKとGKのキャッチミス。単純だが、どうしても誰かにそういったミスがでてしまう。一瞬の集中力の差だと思うので修正したい。

羽生 直剛MF 22

2失点したが、それ以外の部分は集中して戦えていたと思う。運動量も増えてきたし、前半は動き回ることができた。これを持続させていきたい。

山岸 智MF 16

今日はいい時菅帯に得点し、しっかりとしたサッカーをすることができた。ただ、後半の戦いが問題。3点リードしているのに、そこからミスで失点してしまった。これまでもリードしてから失点することが多いので、修正していきたい。ナビスコカップも含め3連勝と結果がついてきているので、今後も勝ち続けられるように頑張る。

クルプニコビッチMF 9

今日はボク自身2得点していると思うが……。オフサイドかどうか、ビデオを確認してみるよ。攻撃陣は2試合連続3得点と調子がいいが、3-0とリードしてからの戦い方がよくない。せっかく攻撃面でいい結果を残しているのに、どの試合でも守備面で課題をかかえている。今後はゴールだけを重ねられるように、コンスタントにプレーしたい。巻は本当にいいセンターFWだし、羽生も技術の高い選手でやりやすい。それは、山岸やほかの選手にもいえること。今後はもっとコンビネーションを高めて、チームの勝利に貢献していきたい。