TOP TEAM選手・試合情報

2006 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

5.3(水) 16:03 J LEAGUE DIVISION1 第11節

ジェフユナイテッド千葉

市原

2-0
0前 半0
2後 半0
浦和レッズ

浦和

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

試合の感想は、あなたたちメディアが書いてくれるでしょう。私が何をいっても、あなたたちは好きなように書くでしょうから、あまりいうことはありません。短くいえば、私も驚いた。正直いって、このような対戦相手に対して、これほどテンポのいいサッカーができるとは思わなかった。

レッズの敵はレッズだと思う。あのような監督、選手、環境を持っていることで、全チームがモチベーションを上げて臨んでくる。そういう意味では、全チームとプレーすることに対してダービー戦だと思うし、全試合100パーセントの力を出さないと苦しい。

ただ、ウチは守りにいったのではなく、しっかりプレーできたのが大きかった。その中で、ワールドカップの候補に入っている二人を後押しするわけではないが、客観的に見ても素晴らしいプレーをしていたと思う。私のプライベートな考えだけどね 。

─── 終盤が課題だったと思うが、今日は先制点後も素晴らしかった。

リード後に試合が難しくなるのは、ウチだけのことではない。対戦相手が失うものなく攻めてくるのは当然のこと。特に、レッズはベンチにあれだけの選手がいて、誰を使うのか難しいほどだろう。当然何かを仕掛けてくるわけだし、だからこそそのような選手がグラウンドに入ったら、マークにつくのは難しくなる。

とにかく、今日は勝つに値した試合だった。去年もレッズに勝っているが、それ以上の内容だった。ただ、今日は試合に勝ったが、ジェフがレッズより上だとはいっていない。このリーグの中では、レッズやガンバが飛び抜けた2チームといえる。ただ、両チームとも毎回ダービー戦のようなプレッシャーの中で戦い続けるのは難しいものだ。そういう意味で、レッズの選手も感じることがあるだろう。

─── 前半、ゴールネットを揺らしてノーゴールだったが、後半、イヤな感じはしなかったか。ハーフタイムでどんな指示をしたのか。

レッズに対して、とにかく前半の時点で0-0ということ自体に意味がある。ウチはバルセロナじゃないんだし、レッズに対して前半に3点取るようなことはない。また、逆に前半の時点で0-0だったということも、少しウチに運があったといえるだろう。ずっと0-0が続いたとしても、最後に相手をだますように点を取るのがウチの方法だったと思いますよ。

─── 今日、登録メンバーが一人少なかったが。

ウチはケガ人がいる。水野と結城のことで、そのポジションが空いている。実際には若い選手もいるし、ジェフの未来を担う貴重なプレーヤーだ。毎日、練習や何かしらの試合をやっているわけだが、今日は空いているポジションに入ってくるだけのプレーを見せた選手がいなかった。ただ、若い選手たちが、このような場所を埋めてくれることを願っている。

─── 今日のような試合を続けるのは難しいことか。

もちろん、そんなに簡単なことではない。実際に毎回対戦相手は違うわけで、例えば次の対戦相手はマリノスになる。マリノスはいいチームで、ウチにとって同じく挑戦になるが、レッズとはまた違うタイプ。逆にいえばウチと似たシステムだが、特に結果にこだわってくる。ウチのプレーをつぶすようなプレーをしてくるだろう。対してレッズは勝つことと同時に、スペクタルなプレーの両方を追い求めている。このリーグに、そういう両方を追い求めているチームがほとんどだとはいわない。結果だけを求めるチームもある。そういう意味では、すごく難しいと思う。

─── チーム全体として上り調子だと思うが、何がよくなったのか。

まず、自分たちに自信をもってきた。また、自分たちがやっているコンビネーションが機能してきた。そして、相手を抑える役割の選手がしっかり抑え、あるいは受け渡しのプレーをできるようになった。さらに、ウチにはさまざまなポジションをできる選手が何人かいる。どんなポジションにどの選手をつかせても、自分がやりたいというプレーよりは、自分がやるべきプレーをどのポジションにいってもやれるようになったのがすごく大きいと思う。

羽生 直剛MF 22

チームとして集中した、いいゲームができたと思う。しっかり守って、相手に何もやらせなかった。今日に関してはクルプニコビッチがトップの位置から少し引いて、やりやすいエリアでプレーしていた。そこで1回預けて前に出ていくという連動性があった。試合後? 勝ったときはオシム監督から何もないですから。握手だけしたよ。

阿部 勇樹MF 6

相手を0で抑えて、少ないチャンスをモノにできたと思う。レッズは危険な選手が何人もいるチーム。きっちりマークして、そこから早く攻めようというチームの意図があったが、それがうまくできたと思う。(日本代表の)ジーコ監督が来ていた? 今はチームが勝てるように頑張る。それだけ。

坂本 將貴MF 2

走り勝ちかな。ウチは走りで負けたらしょうがないからね。あまり引いてしまうとワシントンにやられてしまうから、その点は十分に注意した。サントスとのマッチアップ? ここ2年ぐらいはなかったけれど、何回もやっているから手の内も知っているしね。

中島 浩司MF 15

前半からみんないいサッカーをしていたので、自分もこのピッチに立ちたいと思っていた。自分が出たときはリードしていた時間で、相手はパワープレーに入っていたので、プレッシャーをかけていこうと思った。最後はヘタなことをして終わらないようにシュートで終わろうとしたら、うまく入ってくれました。

巻 誠一郎FW 18

たくさんのサポーターに支えられ、絶対に勝てると思っていた。レッズのサポーターはすごいけど、それ以上の声援があったおかげで力強かった。守備の選手がしっかり守ってくれているのが大きい。日本代表? 今はジェフの一員として戦っているから、そこでまず結果を出したい。

山岸 智MF 16

みんなが助け合って、いい試合をすることができた。非常に満足しているし、いい誕生日プレゼントになりました。

斎藤 大輔DF 3

中盤や前線の選手がプレッシャーをかけてくれたおかげで、フリーでクロスを上げられるシーンが少なかった。後ろとしては守りやすかったです。