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2006 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

5.6(土) 15:04 J LEAGUE DIVISION1 第12節

ジェフユナイテッド千葉

市原

1-1
1前 半0
0後 半1
横浜F・マリノス

横浜FM

日産スタジアム

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

試合の前に、今日は引き分けになるよと誰かが言ってくれればよかったんだけどね。こういう結果になって、まあそれでもよかったけどね。コメントする内容を探しているけど、結局サッカーとは難しいスポーツだということだ。試合が続いていて、選手が疲れているという面はある。ただ、疲れというのは身体的部分だけではなく、メンタル的なものまで鈍らせて集中できなくなってしまう。それが今日の試合の最後に出たと思う。

─── 落胆しているように見えるが、今日は流れからいっても勝利を確信していたのではないか。

私はあのような状況で、試合の勝利を確信したことは一度もない。試合の中で勝ちを確信する理由はない。逆に、追いつかれない方法を考えたほうが、心臓発作にならずに済む。

─── 残り15分で相手が前に来て、十分に2点目を取るチャンスはあったと思うが、前に出て行けなかったのはやはり疲れか。

カウンターのチャンスは実際にあったと思いますよ。2、3回ね。でも、さっき言ったようにやっぱり疲れがあったし、集中できていないから、最後のラストパスが長かったり正確性を欠いたりする。だから点が入りませんでした。入っていたら試合を決定づけられたが、ゴールを入れることができないうちに、相手の背の高い選手を誰もマークしていなかった。ヘディングも大したことがなかったのに、それをウチのGKが弾いてしまい、そのボールに対してウチの選手が誰もいかなかった。さらに、点を入れた選手に誰もいけなかった。そういうミスが重なっての失点だった。ただ、相手はいいプレーをしたとはいえませんが、マリノスはやれることを全力でやったと思う。

ジェフが横浜のスタジアムに来て勝ち点3を取れなかったことに対し、ガッカリするようなチームでしたか? そういうことを考えたら頑張ったのではないですか。今は正直、自分たちが満足していないという状況になっているけどね。

─── 自身の誕生日を残念ながら勝利で飾ることはできなかったが。

まず、ここまでくれば喜ばしいことではない。今日まで散々誕生日を祝ってきたしね。何なら女性が年齢を聞かれるのを恥ずかしがるように、私も隠れたほうがいいと思っているよ。それより、ここまで選手たちがすごく頑張っていいプレーをして、勝利を重ねてきてくれたことのほうがうれしい。(「会見を終わります」という司会者に対し)帰れというなら帰りますよ(笑)。

羽生 直剛MF 22

アシストの場面? 本当はシュートを打とうと思ったんだけど、ムリだと判断してスペースに入れておこうと思った。今日は正直、(体が)軽かったわけではない。ただ、レッズ戦のようなゲームを毎回できるわけでもない。確かにウチは運動量で勝負するチームだが、こういう試合でも勝ちきるようにならないといけない。特に、ピンチはすべて自分たちのミスからだった。

巻 誠一郎FW 18

お互いに相手のいいところを消しあうような試合だった。だから、こういう結果になってしまった。個人的にも、なかなかゴール前でプレーする機会がなかった。展開上、守備に回る時間が多くなってしまった。それでも、もっとゴール前に顔を出さなければいけないと思う。

坂本 將貴MF 2

きついのはお互いさまだから、言い訳にはできない。ただ、ウチの3バックに対して、相手は3トップ気味にきた。そして、久保さんを外してきたということは、走れる選手で臨んできたということ。そういうマリノスのサッカーに対し、ウチはマークの部分で後手を踏んでしまった。クルプニコビッチも今週は2日間ぐらい練習していないこともあり、疲れが見られた。最近のことを考えると守りきれるかなとも思ったけど、そうは甘くなかった。

山岸 智MF 16

マリノスうんぬんではなく、走ってボールを回すウチのサッカーを心がけようとしたが……。ただ、今日は結果を出すことができなかったけど、開幕のころに比べたらチーム状態はよくなっている。個人的にも動くことができている。今日みたいなゲームにならないように課題をクリアし、リーグ再開後も好調を維持して優勝争いに加わることができたらと思う。

阿部 勇樹MF 6

正直、負けたような感じ。相手が大きい選手を入れてきて、ロングボールでくることが分かっていながら、最後はそのロングボールでやられてしまった。危険な選手をフリーにさせないのは当たり前。もう一度徹底しないといけない。