このような試合の後、すぐに会見をするというのは難しいものです。ただ実際には、2点リードして最後の最後で追いつかれてしまった広島の人たちにとってのほうが難しいのかもしれません。ジェフにとっては、すこし不運な状況が重なったあとでの2失点だったので、内容的にはすごく厳しかったですが、最終的に2点差を追いついたということは、今後につながるという点ではいいことだと思います。

─── 出場停止やケガで欠場した選手に代わって出場した選手たちへの評価は？

ひとつだけいえることは、きょうピッチに入ってプレーした選手はみんな全力を出してがんばったということです。ジェフはだいたい15~16人前後の選手が入れ替わって試合に臨んでいますが、いちどに何人もの選手がケガや出場停止で出場できなくなると、正直なところ質が下がるのは事実です。その質の部分はそう簡単には上がっていきませんが、それでも大事なのは代わって出場した選手が全力を出し切って戦えるということです。そういう意味で彼らはジェフにとって大事な選手たちなので、今後も必要になってくると思います。

負けなくてよかったです。最後なんとかがんばって追いついてくれたので助かりました。ゴール前まではいけたが、なかなか点が入らなくてやきもきしましたけど、最後ちゃんと決めてくれたので、チャラかなと思います。いつもと違うメンバーだったので、いつも以上に声を絶やさずに、彼らが思い切ってプレーできるようにサポートできるように心がけました。

工藤がいいところでボールを持っていて、自分はいい動き出しをしようと心がけていたので、その結果ゴール前で仕事ができてよかったと思います。きょうは前半からうちのカタチが作れない展開で難しかった。残留争いしていた頃に比べれば、最後の最後で追いつけたということは、チームがちょっと成長したところかなと思います。

ゴールシーンは、浩平から斜めにいいボールがきて、ゴールも近かったので、ファーストタッチを意識しました。交代出場でも得点を奪い返してやるっていう気持ちは常に持っているので、膝の状態もよくなかったし、パフォーマンスも落ちてたので、スタメンを外れるのは覚悟してましたけど、出場したらゴールを狙う気持ちは持ってました。

厳しい試合でしたけど引き分けることができてよかったです。相手にしっかり着いていくこと、浩平は攻撃的なので僕は守備的な部分を意識して、攻撃でボールを失ったときのケアを心がけてました。オフェンスに関しては、数多く攻撃参加するというよりは、監督からも質の部分を求められているので、少ないチャンスでも効果的に前に出ることを考えてました。

ケガとか累積警告とかで選手がいない中で自分にチャンスが回ってきたということはすごくうれしく思います。とりあえずこれ以上は失点しないように、得点に自分が絡めるようにしたいと思ってました。最初のときよりは今回の方がいいプレーができたと思います。次の試合、出場のチャンスがきたら、全力を尽くして、今度は得点に絡めるようにがんばりたい。