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2007 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

12.1(土) 14:33 J LEAGUE DIVISION1 第34節

ジェフユナイテッド千葉

市原

0-2
0前 半0
0後 半2
名古屋グランパスエイト

名古屋

フクダ電子アリーナ

試合終了

HEADCOACH

アマル オシム監 督

今日の試合を通しても、やはり自分たちが何をできて何をできないのかがハッキリしたと思います。実際にはグランパスの選手と自分たちを比べると、質の差もあります。特に、ベストメンバーでないときに実力を発揮しきれない。そういうのが露呈したゲームでした。

一番申し訳ないのは、観客の皆さんに対してです。シーズンを通して全力で応援していただいたのに、本当に申し訳ないと思っています。選手たちも全力で戦いました。ただ、持っているものを出し切っても結果が出ないのには理由があります。そこにはやはり、何人か試合を決定づける選手が足りないのかもしれません。今日の最初の失点もそうです。なぜ、あそこで失点してしまうのか。全力を尽くしても、何かが足りないということです。

─── 前半と後半で展開がまったく逆になってしまったが、その理由は。

今日の試合にかぎっては、ウチと相手が同じシステムということで、フィールドのほとんどの部分でマッチアップが起こるようなの状況になりました。前半は何とかもっていましたが、グランパスのほうが体が強いこともあるし、ウチの何人かの選手は体力も落ちました。また、こういう試合では最初の得点が勝負の大きな行方を握ります。ウチが先に点を取っていれば、選手ももう少し動けたかもしれませんが、逆になってしまったことで、あのような結果になりました。

─── 13位という結果に対しては。

今シーズンの前半戦、つまりスタートが悪かった。あのような状態で、結局14節時点で横浜FCと同じ勝ち点だったと思います。後半戦で一気に勝ち、6位で終わるというのは難しいことです。なぜ、このようなシーズンになったかですが、若い選手が多いのと、新しい選手が入ってきたことによります。そういう中で難しいシーズンだったと思いますが、例えば工藤はほぼレギュラーになりました。水野も昨シーズンはレギュラーではありませんでした。新居もJ1では初めてです。下村もジェフでは最初、レギュラーではありませんでした。そういう意味で、レギュラーではない選手がどんどんレギュラーになったシーズンだとも思います。

今シーズン起こったことを、選手だけではなくクラブも賢く反応して、来シーズンつなげることができればいいと思います。Jリーグは実力が伯仲したチームが多い。そういう意味で、4人の選手が初めてレギュラーになったわけですから、今シーズンが一番難しかったかもしれません。あとはこれを、来シーズンにつなげていくだけです。

─── あえて一番伸びた選手を挙げるとすれば。

私は個人名を挙げることが好きではありませんが、実際にはデータを見ていただけると、ある程度分かるかと思います。何試合多く試合に出たかなどを調べてみると、判断できるのではないでしょうか。

─── 来シーズン、何が一番必要か。

先ほどもいったように、試合を決定付けられる個人の技術。あとは常にベストメンバーを組めないことが挙げられます。おそらくジェフは、昨シーズンに比べてレギュラーが一番変わったチームではないでしょうか。しかも、シーズン後半になってケガ人などが重なり、今日のようなメンバーになりました。その辺をどう解消できるかがポイントだと思います。

羽生 直剛MF 22

前半はよかったが、後半に入ってアンラッキーな失点。そこからリズムが崩れてしまい、うまく自分たちのペースで試合を運ぶことができなかった。体力的な問題もあるが、どちらにしても、1試合を通してリズムがいいということはどんなチームでもあまりないし、それがサッカーだと思う。ただ、その時間帯に耐えられるか、耐えられないか。耐えられずにやられてしまうことが多い1年だったように思う。

山岸 智MF 16

失点場面の直前のプレーでボクがしっかりと決めていれば試合に勝てたと思うと悔しい。本当に決めたかったが、相手DFに少しあたり、コースがずれてしまった。結局、その場面から逆襲をくらってしまっただけに、本当に悔しいし、申し訳ない。ただ、その後、もう少し、ボールを落ち着かせて、再び自分たちの流れに持っていくようにできなければダメ。自分たちはまだまだということです。

レイナウドFW 10

前半はいい試合だったが、後半はコンパクトにできず、失点してしまった。いい試合だっただけに、勝てずに残念。

水本 裕貴DF 4

多くのサポーターがスタジアムにかけつけてくれたにもかかわらず、勝てずに申し訳ないと思う。本当に結果を残したかった。苦しいシーズンだったが、サポーターの応援が力になりました。感謝しています。本当にありがとうございました。