NEWS & INFO新着情報

新着情報

2019 NEWS & INFORMATIONレポートの新着情報

2019 November11

2019.11.25 UPDATE

3ページ:質疑応答(1)

レポート

ここから、報道・メディアの方々からの質問に答えます。

―― 髙橋GMにおうかがいします。具体的に尹監督を招聘した意図、狙いの部分と、2019シーズンを踏まえてどういった部分の底上げを考えているのでしょうか。

髙橋GM監督をお願いする上で、クラブとして2つ大きなポイントがありました。1つ目は、これは当時から常々主にはしていますが、やはりチームとして継続して闘える集団に変わっていかなければいけないというところです。具体的には、たとえば相手チームよりも走り切る力ですとか、相手チームより強度が高いプレーというのが、この1~2年、データ上で見ても数値が下がってきていました。あとは試合の部分でも、1点差で勝てたゲームの数が、昨年、一昨年と比べて減ってきていることを含めると、もう1回チームとして強いメンタリティーを持って、かつ試合の内容としても走り勝つというような、闘う集団を目指さなければいけないというのが、大きくありました。
もう1点は、チームとしても少し、選手のするべき方向性というか、信じるモノを明確に示す必要があると、今年1年見ていて思っていました。たとえば今シーズンでいうと、ジェフが先制点を取った試合で逆転負けする確率が、J2で下から2番目でした。やはり我慢できないとか、自分たちのサッカーを半信半疑でやってしまっていて、それが結果にも表れてきているので、そこに強いエネルギーと経験を持った監督を連れて来なければいけないと考えていました。 そのタイミングで尹さんがフリーで空いてくださっていたので、それも含めて話をして、クラブとしてのオファーをしたということです。


―― 尹監督におうかがいします。闘う集団というのを作り上げるために、監督が考える大事な部分はどういったところになるでしょうか。

尹監督まずはプロの選手なので、プロ意識が必要だと思います。サッカーは1人でやるスポーツではないので、選手全員が一つの方向を向いて動かなければいけない。献身性、そして犠牲になるという、精神が必要です。チームとして相手と戦うことが、勝利につながってくる部分です。そのために選手たちはそのしんどい時期を乗り越えないといけないですし、それは一人ではなく全員、選手だけではなくフロントそしてそれ以外の多くの方々の力があって、達成できるものだと思います。ただ一番大事なのは選手のプロ意識です。その意識が変わることによって、グラウンドでの姿が変わると思います。
多くの方々に何か楽しさを与える、そういった心持ちも必要になると思っています。先ほども申し上げましたがプロなので、結果が大事です。そういったチームを作り上げるために、今から準備をしています。


―― 尹監督にお聞きします。今シーズンのジェフの印象と改善点、どういったところを変えていけばいけないと考えているのでしょうか。

尹監督多くの試合を見ているわけではないので、逆に皆さんに聞いてみたいです。どうでしたか?


―― 17位はチーム史上最低順位で、10勝しかできませんでした。暗い雰囲気もありました。

尹監督試合の内容はどうでしたか?


―― とにかく失点の多さが印象的で、昨シーズンは72失点、今シーズンも昇格するには厳しい数でした。

尹監督まずチームが良いときは、誰かが何かを言わなくても、常に上昇するものなのです。ただ1回崩れ出すと簡単に崩れてしまう、それがチームだと思います。それが、千葉が今まで経験してきたことなのではないかと思います。
7試合見てきました。戦術的なところを私はどうこう話せないのですが、私が考えるのは、組織的に行うというところは改善しないといけないと思います。そのためには、さまざまな過程が必要になってきます。そして各自の役割がより明確にならないといけない。そうしていく中で組織的になっていくと思います。
試合の後半に入ってくると、どんどん体力的にもしんどくなっている状況は見えました。なので逆転される場面が見られたと思います。そのため、体力的な部分、そして精神的な部分をしっかり作り上げないといけません。そういった部分が改善されるのであれば、我々の選手たちは技術的には十分な力を持っているので、その試合の流れを把握し、体力配分をしっかりしていくなかで勝っていける集団を作ることができると思います。
厳しい練習も必要なのではないかと思います。厳しい練習といっても、死ぬまでやるということではないので(笑)。そのくらいの覚悟を持って、選手たちも来てくれて、それを望んでくれるのではないかと思います。





次へ(4ページ: 質疑応答(2))→


← 前へ(2ページ:尹晶煥監督コメント)


目次一覧へ