いよいよ、“2015年の女王を決める”プレナスなでしこリーグエキサイティングシリーズ上位リーグが10月10日（土）に開幕する。
ジュフユナイテッド市原・千葉レディースは、ホーム・フクダ電子アリーナにてINAC神戸レオネッサを相手に迎え討つ。

レギュラーシリーズを8勝8分2敗（25得点・12失点）の4位で終えたジェフレディースは勝点（＋3）の状態でスタートするが、一方のINAC神戸は2位で終了したため勝点（＋5）が加味されており、ジェフレディースが勝利することで相手よりも上に立つことができるため、是が非でも勝点3が求められる戦いになる。

ここまでのジェフレディースは、守備面の改善が好結果を生んでおり、前線からの激しいプレッシャー、ボランチのフィルター、そして最終ラインの安定性がプラスに作用し、失点が大きく減っている。

しかし、上を目指すために、さらに突き詰めていかなければならないのが得点力だ。

前回のINAC神戸との対戦（0△0）では、前半からチーム一丸となって推進力を押し出し主導権を握れた中で、得点を奪えずに運動量の低下と共にトーンダウンをしてしまった。

5試合という短期決戦は、“絶対に負けられない戦い”が続いていくが、問題点をしっかりと修正し、勝ち切る強さを身に付けることでタイトルへの道は切り開けてくる。

キャプテンの櫻本尚子は、「レギュラーシリーズは、ジェフに関わるすべての方の応援が私たちの力になったので、エキサイティングシリーズではその感謝と責任をピッチでの結果で恩返しできるよう、チーム一丸となって戦っていきたい」と口にした。

ジェフレディースにとっては、初戦をホームで迎えることは大きなアドバンテージだ。
粘り強く90分間を戦い抜き、悲願のタイトル獲得に向けて、全身全霊をかけ勝利を掴みにいくだけである。