プレナスなでしこリーグカップ1部第8節が終了し、予選グループ3位につけるジェフユナイテッド市原・千葉レディース。現在チームは、公式戦3連勝を記録している。

決勝トーナメント進出に望みをつなぐためにも負けられない戦いとなったアウェイでのINAC神戸レオネッサ戦は、ジェフレディースが1対0で試合をモノにしたことで、自力での上位2位以内突破の可能性を大きく手繰り寄せる結果となった。

48分、コーナーキックのチャンスから千野晶子が頭でそらすと、そのこぼれ球に反応した深澤里沙が3試合連続弾を右足で押し込み先制し、最後までこの1点を守り切って勝点3を手に入れた。

「後半、早い時間帯にコーナーから得点出来たこと、先制点を奪えたことが大きかったと思います。自分としてもゴールという形でチームに貢献できて良かったと思います」（深澤）。

そして、三上監督は言った。
「全員でのディフェンスから前に出て行くことを90分間続け、またチームの勝利のために一人一人が役割を理解してプレーしてくれたことが結果となりました」

これで直近のライバルとなるI神戸との勝点差は僅かに『1』。そのI神戸は1試合を残すのみだが、ジェフレディースは2試合を残しており、優位な立場であることは間違いないが、文句なしの突破を狙うためには2連勝が必要になる。

その中で今節、チームの前に立ちはだかるのが日テレ・ベレーザだ。今シーズンの公式戦では1分2敗と、まだ勝ち星を奪えていない。
前回の対戦時には、前半を無失点で抑えたものの相手の激しいプレス、そしてパス回しで守備網を切り裂かれ、後半だけで4失点を喫した。

決勝トーナメント進出はもちろんだが、その悔しさを晴らすためにも、そして自分たちがどれだけ成長したのかを示すためにも、ジェフレディースにとっては絶対に負けられない戦いになる。

ボールを持たれる時間は多くなるかもしれないが、球際と運動量の部分で負けないこと、勝利への強い気持ちを全面に出すことがポイントになるだろう。

“同じ相手に何度もやられない”ジェフレディースのプライドを見せる時がきた！