11.26(日) 15:00 2ndステージ第15節
市原
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清水
市原臨海競技場
試合終了
HEADCOACH
前節と同じような内容で、結果だけ見ると非常に厳しいが、選手は100パーセントの力で119分間戦ってくれた。よくやってくれたとしかいいようがない。中断中の2カ月間で、できることはすべてやった。この3カ月は、私の人生のなかでも経験したことがない厳しい状況だったが、選手は十分に戦ってくれたし評価してあげたい。私がジェフに来て2勝しかあげることができなかったが、負けたゲームもすべて1点差。それが残留できた最終的な要因だと思うし、大きなアドバンテージになった。これからも組織だったチーム作りを行い、選手にはベースとなる戦う姿勢を徹底していきたい。みなさんに分かってほしいのは、全部のチームがクオリティーの高い選手を抱えているわけではないという点。現状では降格を免れるのが精一杯といわざるを得ない。それだけに次のステップとして、残留争いをしない、中位をキープできるチーム作りが目的になる。特に、最後の部分となる攻撃のクオリティーを上げる努力をしていく。
─── FWの選手をいろいろ変えているが、どの組み合わせが一番いいのか? また、今日の3人を起用した狙いは。
練習試合を通じ、バロンと小倉を一緒に使うのは難しいという結論に達していたが、ここ何試合か二人を同時に使う場面があり、そのなかである程度の結果を出していたので、最終戦で一度トライしてみた。林に関しても徐々によくなってきていた。へディングの強いバロンと、裏へ飛び出すスピードのある林というように、それぞれに特徴があるが、今日のゲームでは思ったように機能しなかった。5試合を通し、どの組み合わせがいいかという結論は、今の時点では判断できない。基本的にはポスト役になる選手に対し、あとの二人でかき回すことができれば考えている。
残念な結果に終わってしまったシーズンだった。(試合終了後、サポーターに厳しい声を受けたが)寂しいけどしょうがない。選手も負けたくてプレーしているわけじゃないし、あくまでも頑張った結果。この現実をしっかり受け止めて、そして乗り越えていかなければならない。
再開後の目標はJ1残留だったので、それを達成できてホッとしている半面、1勝4敗でよく残れたと思う。相手が勝っていたら、間違いなく降格していた。今後に向けて、いろいろ改善していかなければならない。
ひとまず残留できてよかった。この結果を踏まえて、来年に向けて頑張るしかない。ファーストステージはいい形でチームも固まっていたが、セカンドステージに入ってシステムの変更などもあり崩れてしまい、結果的にまた残留争いをすることになってしまった。この苦い経験を、来年こそはいい方向に生かしたい。気持ちを切り替えて、天皇杯に向けて頑張る。