4.14(土) 14:00 1stステージ第5節
市原
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横浜FM
秋田市営八橋陸上競技場
試合終了
HEADCOACH
前節の初勝利に続き、今季初めての90分勝利。順位もそうだが、失点をしなかったことが今後の自信につながる。ただ、お互いの戦術的な意図から、ゲーム自体は決して高いレベルではなかった。両チームとも慎重にゲームに臨んだことで、全体に引き気味でカウンターを狙う、見ているほうにも面白くない展開だったと思う。こういうときにゲームを動かすきっかけとなるのはゴール。ウチがラッキーとはいえ先制点を奪ったことで、相手は若干の戦術変更をしいられ、それによってジェフはカウンターのチャンスが広がった。反省点を挙げるとすれば、いい時間帯と悪い時間帯の両者が同居すること。ボールを簡単に失う場面が多いので、その辺が今後の修正課題になるが、とにかく今日の勝利は素直に喜びたい。
─── 大柴に代えて喜多を投入したが、そのまま中盤で使った理由は。
あの時間帯から相手のリスタートが多くなるだろうと考えていた。ミリノビッチ不在とあって、ウチのディフェンス陣には高さがない。そういう意味で喜多の投入となったが、相手の木島を中心とした突破を、ウチの守備陣がキッチリ抑えていたのも事実。3バックをいじりたくなかったし、ディフェンスの能力の高い喜多を入れて相手の攻撃を食い止めたかったので、そのまま大柴のポジションで使った。
─── 崔龍洙までつなぐ、中盤のボールの動きが悪かったように見えたが。
おそらく、チェの出来自体がよくなかったこともあると思う。ボールを引き出すタイミングや1対1の強さなど、本来の能力から考えると今一つだった。彼はまだ70パーセントぐらいのコンディションだが、それを承知で起用したので仕方がない。それでも、彼が出場することによって、チームに大きな効果をもたらすと同時に、相手に相当の恐怖を与える。チェは今以下の出来ということはないので、コンディションが上がってくればもっとやってくれるはず。そして、周囲とのコンビネーションが高まっていけば、その辺の問題も解消されるだろう。
─── ミリノビッチがいなかったが、今日の3バックの評価は。
高さがないので心配はしたが、3人ともよかった。きちんとしたポジショニングで対応していた。プレー的にも精神的にも、3人には高い評価を与えたい。特に、ミリノビッチの出場停止で、中西が急遽センターを務めることになったが、十分にその穴をカバーしてくれた。今後もミリノビッチが不在のケースはあると思うが、これならまったく心配はない。
─── 阿部の評価は。
今日もプレーはよかったが、ケガもあってコンディションは決して万全とはいえない。本人にもまだ不安はあるだろう。彼は若いが、インターナショナルなプレーヤーであることは確か。彼の能力から考えると、コンディションが元に戻ればもっといいプレーを見せてくれるだろう。