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2001 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

5.6(日) 15:04 J LEAGUE DIVISION1 1stステージ第8節

ジェフユナイテッド千葉

市原

1-3
0前 半0
1後 半3
サンフレッチェ広島

広島

市原臨海競技場

試合終了

HEADCOACH

ベルデニック監 督

サッカーという勝負である以上、どこかで負けるものだし覚悟も必要だ。その日が今日になってしまったわけだが、『チャンスを決められないチームがゴールを奪われる』という、有名な言葉どおりの試合になってしまった。特に、前半は失点もなくチャンスがいっぱいあったのに、ゴールを決めることができなかった。そして、後半の1回のミスからリズムが崩れてしまった。失点したあと少し前がかりに仕掛けて、相手のディフェンスを無理やりこじ開けようとしたがうまくいかず、リスクをかけている分、ピンチを招いて相手にキッチリ決められてしまった。サンフレッチェは実力的に変わらない好チーム。その辺は試合前から覚悟していたが……。確かに連戦で疲れていたとは思うが、その辺は相手も同じ。これまではボールを早く動かし、人も動いて相手ディフェンスを崩していたが、それができなかったのが今日のもう一つの敗因だと思う。

─── 後半に佐藤(寿)を投入した際、長谷部と代えた理由は。

長谷部の出来が悪かったわけではない。相手ディフェンスの裏に飛び出す選手がほしかったので、ムイチンをボランチに下げて佐藤(寿)を投入した。パフォーマンスよりも戦術を優先させた。

─── ミリノビッチが上がるといい形ができるが、前半はオーバーラップを抑えさせているのか。

サンフレッチェの攻めは破壊力、決定力とも相当なものがある。おっしゃるとおりミリノビッチが上がるといい形はできるが、ディフェンスラインはまずキッチリ抑えることが重要だ。もちろん、最後のほうはリスク覚悟で攻めなければならなかったが……。

─── 左サイドからの攻めが多かったが。

今日は相手の3トップに対し、右サイドに張ってくる選手に中西がつく作戦で、ときには彼がストッパーのような形になった。そこから前線へ出て行くには距離が長すぎるし、最近は村井の調子もよかったので左サイドを起点にした。後半、相手の戦術変更や村井の疲労もあって、中西をもう少し右サイドの前に置くようにした。

─── 左サイドだけではなく、ほかの攻撃パターンを作っていく必要があるのでは。

今のところ基本は左サイドが起点だが、右サイドからも崩せるように取り組んでいるし、そのためにもボールを効果的に動かす必要がある。例えば、崔龍洙の頭を目がけてボールを放り込んでも、今日はポポヴィッチがしっかりマークしていたし、なかなか難しかっただろう。もちろん、相手のDFラインが高ければ、早めに崔龍洙の頭に当てて背後に走りこむという作戦も考えられるが……。それよりも、できるだけボールが地面の上を動くような攻めを構築したい。それと、体力的にフレッシュじゃないと頭のほうも鈍っていくので、今日はその辺の問題も抱えていたと思う。

ムイチンMF 11

今日は左サイドが起点になったが、前半だけでも4、5回チャンスがあった。1点ぐらい入れるべきだった。チャンスで崔龍洙にパスを出した場面? 彼がフリーだと思って、より確実なプレーを選んだんだが……。とにかく、今日はチャンスを決められなかったことに尽きる。

ミリノビッチDF 5

前半はOKだったが、後半は疲れもあって集中力を欠いてしまった。1週間で3ゲーム目だし、暑さもあった。それに、われわれは常に全力で攻めているし、疲れが出ても致し方ないだろう。4バック気味だったこと? 大きな影響はない。なぜなら前半は無失点のうえ、あんなに攻めたのだから。本当に残念な結果だ。

中西 永輔DF 2

連勝のプレッシャーはなかった。それよりも、いい試合をしたかった。前半は何とかペースを作れたが、後半は後手に回ってしまった。普段とは違う戦術で、後半になってプレスにムリが出てしまった。いろいろ対応できるようにならないといけない。ここまでいい試合をしてきたのだから、とにかく次を頑張りたい。

大柴 克友FW 9

これまでとシステムが違うこと? あまり関係ない。守備のときは右サイドを担当し、ボールを奪ったら前に出ていくという、与えられた役割をこなすだけだった。それよりも、点に絡むプレーができなかったのが悔しい。ゴール前での決定力がすべて。前半に点を取っていれば……。