5.19(土) 16:00 1stステージ第10節
市原
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神戸
市原臨海競技場
試合終了
HEADCOACH
これまでで一番点差が開いた試合で、結果には満足としかいいようがない。試合を見ていただければお分かりかと思うが、われわれのチームは発展し続けている。前のゲームでできなかったことを、次の試合で解決しながら臨んでいるし、今日もそのようなゲームだった。守ってカウンターだけではなく、イニシアチブを握って攻めることができた。そして、リードしてからはカウンターからゴールを挙げた。このチームの成長に関し、私自身の中では何の驚きもない。ジェフがよくなるために、スタッフを含めたチーム全体が一丸となってきた結果。誇りに思っているし、選手やスタッフには感謝したい。これでリーグは一時中断となるが、選手にはいい休暇をとってもらい、その後はまた、残り3分の2に全力で臨みたい。
─── チームがよくなったのは、何を変えたからなのか。
私が監督に就任して以来、やってきたことには変わりがないし、要求も練習も同じ。一つはディフェンス面であり、今年に入ってからはあるコンセプトを基に、ボールを早く動かすことを徹底してきた。例えばボールを動かしながら、いつ「くさび」を入れるかという問題。タイミングはもちろん、二人、3人の効果的な動きが必要になる。あるいはバックパスが入った瞬間、外から飛び出さなくてはならないし、グラウンドを広く使うためにはサイドチェンジを盛り込む。そして、縦に入れるボールは、くさびだけではなくスルーパスも考える。一口に早く動かすといっても、いろいろなポイントがある。そして、もう一つ大切なのは選手間の意志の疎通。何が特徴なのか、何を要求しているのか、同僚の選手のプレーを把握することが重要だ。こうして口で話すのは簡単だが、実際にグラウンドで表現しようとすると難しいもの。そのためにも、普段のトレーニングで反復練習するしかない。外国人3人の働きも大きいが、いずれにしろわれわれが変わっていくところを、ぜひとも練習や試合で見てほしい。
─── 今日の反省点は。
まだまだ相手にチャンスを作らせている。ただし、われわれがオフェシブなサッカーにトライしている結果としてとらえてほしい。
─── 昨年と大幅にメンバーが変わったが、戦力はアップしたのか。
主力がいなくなったとは思っていない。心からジェフでプレーしたいと思っている選手が残っているわけで、われわれはそういったプレーヤーを主力と思っている。
─── 2点目に茶野が絡んだが。
いいプレーだった。スペースがあったり0-0のときは、ぜひ出て行くように指示している。逆に、スペースがなかったり2-0でリードしている際は、あまり行かないようにいっている。
─── ムイチンが来日初ゴールを挙げたが。
確かに、外国人助っ人が担う役割は大きい。これまで彼はアシストが多かったが、期待していたゴールが生まれて私もホッとしているし、それでチームが勝てたことに喜びを感じている。
─── これで暫定ながら3位だが。
どこかで調子のいい時期を迎えたかったが、中盤以降で中位をキープできるように取り組んできたので、想像はしていなかった。
前半は風上ということもあって、積極的に攻撃して点を取ることに集中した。崔龍洙のケガの状態がよくなれば、コンビネーションを生かしてもっともっとよくなると思う。まだ3分の1を消化しただけ。この調子を続けていかなければ意味がないので、これからが大事だと思う。ただ、勝つことで選手も自信をつけてきているのは、非常にいいことでしょう。
得点は狙いどおりではなかった。本当はループシュートを狙ったんだけど(笑)。ナイスシュートといわれても恥ずかしい。相手が関西のチームということは、特に意識はしなかった。今後も頑張りたい。
上がっていこうかと思っているうちに、点がポンポンと入ってしまったので、あまりリスクを冒す必要もないと思った。先取点が取れて、守りやすかった部分もあった。逆に、後半は積極的に上がれたと思う。ただ、まだまだ最後の部分というか、ロングキックなどでミスがあるので、アシストに結びつくようなパスを出せるようにしたい。シュートも今後は狙っていきます。
得点はとてもうれしい。FKのゴールは狙いどおり。FKは結構得意なんですよ(笑)。