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2001 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

6.13(水) 19:00 J LEAGUE YAMAZAKI NABISCO CUP 2回戦第1戦

ジェフユナイテッド千葉

市原

1-0
1前 半0
0後 半0
清水エスパルス

清水

市原臨海競技場

試合終了

HEADCOACH

ベルデニック監 督

最終的には勝つことが大事。ただし、どのような内容だったのか冷静に分析する必要がある。その説明はあとにするとして、これまでエスパルスには相当負けていると聞いている。だから、悪い歴史にピリオドを打つことができたのは大きい。残念ながら今日はケガで中西と林を欠いたが、現在のベストメンバーで臨んだ。前半はやろうとしているオフェンシブなサッカーができた。しっかりとしたボールポゼッションから効果的な攻撃を仕掛け、CKから先制点を奪った。しかし、後半はよくなかった。集中力の問題ともいえるだろう。ただし、忘れてはいけないのが新戦力の活躍。右ウイングバックの坂本はJリーグ初出場で、アレックスと正対したが、ディフェンス面は合格点。課題は攻撃面だが、時間がかかることなので仕方がない。左ウイングバックの山本も、貴重なバックアップメンバーとしてさまざまなポジションができるようにテストしてきた。村井のケガでいきなり現実のものとなったにもかかわらず、不慣れなウイングバックで立派に役割を果たしてくれた。そういう意味で、トータルでいえば今日の試合には満足している。もちろん、噴出したミスなどの問題は、次の試合までに解決しなければならない。

─── 今日の試合の対策は。

皆さんもご存知のように、エスパルスの攻めはアレックス、市川の両サイドが起点。どのタイミングでサイド攻撃を仕掛けてくるのか想定し、1週間練習した結果が出たと思う。逆にいえば、たかだか1週間の練習で坂本も山本もよく学習してくれた。いい意味で非常に驚いている。

─── 長谷部に代えて井幡を投入した際、ムイチンをボランチに下げた理由は。

前線へ飛び出すタイミングなど、井幡はトップ下で能力を発揮する選手。ムイチンはどこでもできるので心配していない。

─── 再開後も大柴はトップで起用するのか。

今の彼を見るかぎり、中盤よりトップでいいパフォーマンスを発揮している。長所をどんどん伸ばしていきたい。

─── エスパルスとすぐに2試合戦うことになるが。

同じチームと戦うことよりも、短期間で4試合をこなすほうが大変。中断前も厳しい日程の中、サンフレッチェに負けて連勝が途切れてしまった。こういう場合は分厚い選手層が必要だが、われわれには経験の少ない選手が多い。ただし、この日程はエスパルスも大変だろう。というのも、エスパルスには(ジェフに)勝って当然というプレッシャーがあるからだ。逆にわれわれは、「エスパルスに勝ってやろう」といった高いモチベーションを保つことができる。

─── 坂本、山本は次の試合も使うのか。

分からないが、おそらく中西も戻ってくる。常にライバルとの争い、競争意識が生まれて、チームはいい方向に回るはず。いずれにしろ、いい状態の選手を起用していく。

─── 崔龍洙の調子はどうか。

韓国から戻って、トレーニング中は非常にいい調子だった、しかし、残念ながら今日の試合では、チャレンジしすぎて、うまくいかない面が目立った。リラッスして戦うことができれば、まだまだよくなると思う。

茶野 隆行DF 4

久しぶりの試合でスタミナが不足していた。それと、中盤でボールを支配されたのが苦戦の原因。今日は坂本が前にいるということで、みんなでカバーしていこうと話していたが、坂本自身のプレーはよかったと思う。

大柴 克友FW 9

今日はいいところと悪い面が出た。特に、後半はみんなの動きが止まってしまい、プレーのイメージもなく雑になってしまった。ディフェンス陣も攻撃陣も意志統一ができず、バラバラになってしまったのが課題。2点目を奪えればよかったんだが……。次までに修正したい。

坂本 將貴MF 23

今日のアレックスはフェイントがワンパターンで、僕としてはやりやすかった。自分の間合いでプレーし、相手を追い込むことができた、守備の面では自信になった。攻撃面では躊躇してシュートを打てない場面があったので、その辺が今後の課題。