11.10(土) 14:06 2ndステージ第13節
市原
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札幌
市原臨海競技場
試合終了
HEADCOACH
今日は二つの点で満足している。一つはもちろん勝ったこと。もう一つは、われわれがどういうプレーをすればいいのか、どうすれば勝てるのかを実践できたことだ。われわれはガンバ戦のように引かれた相手に対して攻めきれず、カウンターから失点して負けるという課題を抱えていた。そういう意味で、押し込みながらどのようにして決定機を作っていくのかがポイントだったが、今日は前半から悪くなかったし、後半に入ってさらにパフォーマンスが上昇した。2列目からのシュートや、精度の高いクロスを繰り出し続けた。こういう攻めをしていれば、必ず相手がミスするシーンは出てくるし、結果的に得点へとつながる。先に点を奪うことができれば、相手も前に出てくるしかないので新たなスペースが生まれる。欲をいえば3点目がほしかったが、十分に満足している。これでわれわれには、自力で3位になるチャンスが生まれた。残り2試合、とにかく頑張るだけだ。
─── ミリノビッチが不在だったが、今日のディフェンス陣の出来に関しては。
自分も驚いたぐらい、3バックが機能していた。久々の出場にもかかわらず、吉田は集中した守りを見せてくれた。そして、センターに入った中西。彼は1対1や空中戦にも強いし、間違いなくインターナショナルクラスの選手だ。私も代表監督を務めたことがあるが、彼を代表に呼ばないのが不思議でしょうがないい。彼を突破できる選手は、ほとんどいないだろう。
ものすごく村井のセンタリングがよかった。サイド攻撃が課題だといわれているが、村井、坂本の調子がいいので僕自身は問題とは思っていない。得点王? それよりも残り2試合をキッチリ勝って、チームとしていい結果を出すことのほうが大事。
相手がカウンター主体だったし、先取点も取ることができたので楽といえば楽だった。センターは今季も何試合かやっているし、特にムリなくできたと思う。ガンバ戦では先に点を奪われ、守られて負けてしまったので、とにかく点をやらないように気をつけていた。プロである以上、賞金が出る3位を確保したいのは当然。残り2試合も頑張りたい。
相手があまりこないので、ボールがきたらいける!という気持ちだった。得点につながったパスは2本とも難しいボールだったけど、(チェ・)ヨンスさんが本当にうまく決めてくれた。本当はニアへのセンタリングの練習をしていたが、相手がボールウォッチャーになっていたのでファーサイドへ送った。ヨンスさんも消えるプレーが得意ですからね。ヨンスさんには、ぜひ得点王のタイトルをとってほしい。
ガンバ戦の反省から、サイドを崩すのが課題だった。例えば効果的なサイドチェンジをすることで、1対1や数的有利の場面を作ることができる。そうなればウチには、突破の得意な村井や坂本がいますからね。引いた相手に勝ったことで自信にはなるけど、まだまだ効果的なパスが少ない。残り2試合あるので、その辺を修正したい。