8.3(土) 19:00 1stステージ第12節
市原
|
東京V
東京スタジアム
試合終了
HEADCOACH
前節、前々節もいいところが出ていたが、相手を分析して臨んだ結果、ジュビロ戦より戦術的な部分でうまく試合を運べたと思う。そして、選手もよく頑張った。ヴェルディはパス回しがうまいし、技術も高く難しいゲームだった。エジムンドも素晴らしいプレーヤー。特に、カウンターになった際に危険なパスを繰り出した。しかし、長い時間がかかったが3ポイントを得ることができてうれしい。ただ、今日の勝利はこれまで。水曜日の試合に向けて、頭を切り替えて臨みたい。
─── 崔龍洙が久々の出場となったが。
2カ月ぐらい時間が空いたし、急に試合に入るというのは難しいもの。しかし、彼が危険な選手だということは随所に出ていたし、高いパフォーマンスだった。とにかく試合復帰自体がうれしいし、他のケガをしている選手も早く戻ってきてほしい。
─── ヴェルディの印象は。
ジュビロに似ている、すごくテンポのいいチーム。パス回しがうまくキープ力もあるので、とにかくブロック重視で臨んだ。戦術的に両チームの持ち味が出たゲームではなかっただろうか。
─── 後半、中盤が下がりすぎたのではないか。
確かにそうだが押されていたし、中西、武藤、阿部といったコンディションが100パーセントではない選手もいるので、ある意味仕方がない。早いカウンターが仕掛けられず、ラストパスも届かなかった。ただ、櫛野が相手のカウンターを読んで、ディフェンスラインの裏をカバーしてくれたと思う。
─── 林に対する指示は。
ディフェンスの選手を入れるか悩んでいたし、実際、吉田の投入も考えていた。ただ、攻撃の選手も守備をするのは当然。そして、マイボールになった際にキープしてくれればいいと思っていた。最後の林のスライディングは素晴らしかった。イングランドの強い選手にもヒケをとらないプレーだった。彼は非常に能力の高い選手。とにかく、彼を投入して結果が出たのはうれしい。
─── ハーフタイムの指示で、後半はFKが多くなるという指示があったが、これはどういう意味か。
ノーマルな理由だが、ジェフが2-0で勝っている以上、後半は相手が当然攻めてくる。われわれはそこをついてカウンターを狙いたかったが、仕掛けるのが遅かった。ボールを持ったら、2、3人が駆け上がっていかなければならない。
ヨンスさんのアシストに関しては、永輔さん(中西)からのボールが浮き球でコントロールが難しかったので、とにかくセンタリングを上げることだけを心がけた。ヨンスさんはやはり攻撃では起点になってくれた。ただ、体調面ではまだ100パーセントではない部分もあるようなので、そこは克さん(大柴)とニ人で頑張ってカウンター攻撃を狙っていった。
また新しく始められてうれしい。ケガの状態は80パーセントぐらいいいが、コンディションが60パーセントの状態。これからどんどん上げていって頑張りたい。昨シーズンは非常にいい成績だったのに、今年はいい順位とはいいがたい。そのことに責任を感じている。次の試合はもっと動けるように頑張りたい。
今まで勝ちきれないことが多かったが、今日は勝てて本当によかった。大事な試合に勝利し、これから波にのっていけるのではないだろうか。ただ、攻撃のペースはヴェルディにあった。そのためディフェンスが下がってしまった部分もあり、今後に向けての反省点となる。