10.12(土) 15:04 2ndステージ第8節
市原
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磐田
ジュビロ磐田スタジアム
試合終了
HEADCOACH
いいゲームだった。選手に闘争心があふれ出ていた。質の高いパスも出たし、ゴールチャンスを決めることができてうれしく思う。過去にもいいゲームをしていたが、勝てないことでチームに自信が失われていった。だからこそ日本でも1、2を争うチームに勝ったことは大きい。チャレンジャーとして臨んで強いハートを出し、プロ意識を持って戦うことができた。
─── ミニキャンプで取り組んだことは。
第一に自分たちのミスの修正。第二にジュビロの試合を見た。そして、3つめのポイントとしてプレミアリーグを見てみんなで話し合った。日本代表はワールドカップでも強いところを見せた。ジェフにもいい選手がそろっている。だからこそ、常に世界を意識して戦わなければならない。
─── 代表選手が多くいるジュビロだが、どんなことを話したのか。
今日はテレビやラジオ、新聞や雑誌のマスコミも多くきている。だからこそ自分たちの質の高さを見せようと話した。決してディフェンスを意識したわけではないし、狙いどおりの試合ができてうれしく思う。
やろうとしていることは以前と変わらないが、どうしても勝ってないことで気持ちが後ろ向きになる。だから、常に声を出して最終ラインから引っ張っていこうと思った。久々に勝ったからうれしいし、うまく守れたと思う。前線から追って後手後手に回るよりも、後ろでブロックを作ってその間に守備を整えた。
(退場について)やっちゃいました。でも、チームが勝ったので本当にうれしい。ジュビロは名波と藤田からラストパスが出てくるので、そこを抑えようと思っていた。相手のジュビロの調子が悪かったこともあるけど、一人一人選手をつかまえて、それを90分間やり続けたことが勝因。とにかく、強豪に勝ったことで弾みになると思う。
今日はディフェンスが頑張ったし、いいパスも配給された。それを決めることができてうれしい。静岡のミニキャンプで精神面の強化を図って臨んだことが大きいと思う。
自分のケガの状態は何とか大丈夫という状態。相手はファーストステージのチャンピオンということもあって、厳しい戦いになるのはわかっていた。姉崎のグラウンドが使えなかったり、いろいろ精神的に苦しいこともあった。ただ、静岡のキャンプでやらなければいけないことをみんなで確認し、この試合に臨んだことが勝因だと思う。今日は勝てて本当によかった。ただ、ベガルタに勝ったあとに3連敗しているので、次も気を抜かずに今日と同じように準備をし、いい雰囲気で試合に臨みたい。
これまでのチーム状態はよくなかった。技術、戦術というより、気持ちの問題だったと思う。やらなければいけないという部分が、逆に働いてしまった。コーチにも『失うものは何もないから、かき回していけ』といわれていた。試合前に今日の磐田スタジアムは芝が長いので、パスを強めにという指示がヨンスさんと監督からあった。そして、克さんとアクションがかぶらないように心がけた。後半は攻め急ぐ場面もあったので、もっとつないでいくような試合巧者にならなければという反省点もある。
前半はアグレッシブに戦えたし、各自のポジショニングもよかったと思う。ただ、後半に入って引いてしまい、ボールを奪ったあとも雑になってしまった。相手が10人になってスペースができていて、もっと効果的に攻撃をしないといけない場面でミスが出てしまい、逆にピンチを招いてしまった。いつも同じパフォーマンスで戦えればいいが、まだまだ波がある。今日のゲームに決して満足はできないが、これをいいきっかけにして次に臨みたい。