7.5(土) 19:04 1stステージ第11節
市原
|
柏
日立柏サッカー場
試合終了
HEADCOACH
ダービーマッチというのは周りも盛り上がるし、なかなか簡単にプレーできないもの。こういう試合は先に点を取ったほうが有利になるが、そういう意味でうまくいったし、得点自体にも運があった。逆に、レイソルは先制されたことで攻めざるを得なくなったし、そこにウチが付け入るスペースができる。それをしっかりやったことが勝因となった。
─── 今までと違う形の守備をしたが。
別に変えても問題ないよね(笑)。
─── どういう意図だったのか。
私はレイソルを尊敬しているし、3人のFWは非常に危険で質も高い。そこで、レイソルに合わせたディフェンスをしようと思った。
─── 阿部が攻守に活躍したが。
大事なのはチームがどういうプレーをしたかであって、個人プレーに興味はない。
─── 確かに、阿部がゴールを決めたときにも、監督はニコリともしなかった。
─── 笑わなかったのは関係ないよ(笑)。阿部はすごく繊細な役割をこなした。リカルジーニョを抑えたことが、結果的に得点につながったといえるだろう。
─── これで単独首位だが。
私は日本語もわからないし、ジェフが首位に立ったことを知らない。しかも、首位だとしても関係ない。
─── 今日は崔龍洙が不在だったが。
彼はいい選手だし、戻ったらもっといいチームになると思う。ただ、彼以外の選手でも、本気を出せばしっかりプレーできるということを覚えておいてほしい。
─── 中断中の1ヵ月でやってきた成果が出たか。
私は準備がうまくいったとは思っていない。なぜなら、ナビスコカップではガンバに負けたではないか。
残り10分間はイラついていたが。
日本人の特性というより、選手自信のメンタリティ的な問題。個人プレーを見せようとしていた。それに対しては非常に失望したし、ハッキリ選手にもいった。サッカーはサーカスではない。もっと真剣にふるまわなくてはいけない。
(会見終了後)次のベガルタ戦で負けたら、もう少しコメントできると思うよ(笑)。
ナビスコカップで負けたこともあり、昨日の夜はみんなで集まって、優勝を意識せず自分たちの力を出していこうと確認した。それが功を奏したのか、監督の戦術どおりのサッカー、自分たちのサッカーができたと思う。ピタリとはまった試合だった。
ヨンス(崔龍洙)さんもいなかったぶん、危機感から逆にチームワークよく戦えたかもしれない。ナビスコカップで新井場にサイドから切り込まれたので、玉田のカバーを意識していたが、それもうまくいったと思う。昨日の練習でも4バックを試したが、特に攻撃面でうまくいかずに不安があったが、これで自信につながる。
監督には試合前から積極的に攻撃するようにいわれていた。それができていたと思うし、先制点につながってよかった。
自分のゴールは決まってよかった。それ以上にチーム全体としてやるべきことを厳しく、きちんとやることができたと思う。後半、押し込まれる時間帯もあったが、相手が一人減ったこともあってパスが回せるようになった。ただ、今日だけがいいのではなく、今後もこういった試合を続けていくことが大事。