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2003 SEASON MATCHES試合日程・結果

SEASON

7.26(土) 19:05 J LEAGUE DIVISION1 1stステージ第14節

ジェフユナイテッド千葉

市原

0-3
0前 半3
0後 半0
清水エスパルス

清水

日本平スタジアム

試合終了

HEADCOACH

オシム監 督

まず最初に、エスパルスにおめでとうといいたい。今日の試合に関しては、選手に試合前にいったことが行われなかったため、このようなゲームになってしまった。クラブにとっても選手にとっても、メンタリティーの部分で厳しいといえる。要は上でも下でもなく、中間のメンタリティーということだ。今日のようなシチュエーションをうまく乗り切るといっても、一晩で解決できるものではない。選手はプレッシャーに耐えられなかっただろうし、レギュラーが二人いないだけで苦しくなってしまうという問題もウチは抱えている。

─── サンドロの代わりに山岸を使ったが、その狙いと成果は。

レイソル戦でも同じことをやったが、われわれは相手のDFの数に対してFWの人数を決めているわけではない。山岸は崔龍洙とともに攻撃に参加すると同時に、中盤で相手をつかまえるのが役割だった。ただ、今日は山岸も村井も羽生も佐藤も阿部も、攻撃的になりすぎてしまったかもしれない。守備を忘れてしまったといえる。とにかく、これまでジェフはいいプレーをしてきたが、まだまだのチームということ。開始2分で最初のゴールを与えてしまうとは思っていなかったし、心理的にも準備ができていなかったように思う。今日のようなゲームにおいて、経験のない選手がうまくプレーするのは難しいものだ。

─── 前半で3失点を喫してしまったが。

3失点ともに相手にパスしたところから始まり、それをうまく利用されてしまった。人生と同じで、失敗から何かを学んでいくしかない。そして、個人的にはサポーターに申し訳ないと思っている。

─── これで優勝が苦しくなってしまったが。

ジェフはただのいいチーム。優勝するには何かが必要だ。

─── 試合前に選手にいったこととは。

ウチもエスパルスも勝ちたい。その気持ちがぶつかり合うゲームだといった。そういう意味で、強い気持ちを持ったほうが結果を出す。2点入れられた時点で勝負の行方は見えてしまったし、残念だが起こるべくして(ミスが)起こってしまった試合だといえる。とにかく試合は続くので、今日の試合から学んでいくしかない。

─── (崔龍洙の)レッドカードも、起こるべくして起こってしまったものか。

そういうこと。彼はFWとしてやりたいことがいっぱいあったが、相手に抑えられて神経質になっていた。うまくいかないときにカッとなってしまうのは当然のこと。それでも、一人で打開できなかったら周りを使うなど、正しいプレーをするべきだったと思う。レッドカード自体も残念としかいいようがない。こういうことからも、今日のシチュエーションに対してチーム全体が熟していないのがわかると思う。

中西 永輔DF 2

プレッシャーはないと思っていたが、実際にフィールドに立つと一人ひとりがおかしかった。やはり早い時間帯に失点したのが痛かった。あれでリズムが狂ってしまい、うまく立て直すことができなかった。ミリノビッチ、サンドロの不在というマイナス面はあったが、今年のウチはだれが抜けてもフォローできる力があったので、そんなに心配ないと思っていた。ただ、結果的にそれも少しは影響したのかなとは思う。

阿部 勇樹MF 6

今日はいつもどおりのプレーができなかった。ここ2試合立ち上がりが悪く、今日はそれを引きずってしまった。もっと点を取りに行く姿勢を前面に押し出していかないと……。ただ、優勝の可能性はなくなったわけではないので、次の試合も一生懸命がんばるだけです。

羽生 直剛MF 22

中盤でパスミスが多かった。ここ数試合、自分たちのサッカーができていない部分がある。調子がいいときはみんなの動き出しがもっと早く、パスの選択肢がいくつもあったが、今日などはパスの出しどころがなく、うまく攻撃につなげることができなかった。もちろん、自分の判断が遅いという反省点も含んでいる。全員が少しずつ動き出しが足りない。次は気持ちを切り替えて絶対に勝ちます。

山岸 智FW 26

今日はサンドロが欠場ということで、同じような役割、ポストプレーなどを心がけた。ただ、慣れないポジションということもあり、うまくできない面があった。立ち上がりで三都主にやられてしまった部分など、その辺を改善していかないといけない。ジュビロ戦では立ち上がりが悪かったので、今日は立ち上がりから頑張っていこうと話し合っていたが、うまくできなかった。ただ、優勝の行方はまだわからないので、あと1試合、全力を尽くすだけです。