10.18(土) 16:03 2ndステージ第10節
市原
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仙台
仙台スタジアム
試合終了
HEADCOACH
しっかり勝てた感じ。心理的にはプレーしやすい状況にあったと思う。というのも、ベガルタは前節で勝利を挙げて勢いに乗っていた。しかし、同時に次も勝たなくてはというプレッシャーがあったはずで、それが重荷になっていたような気がする。1-0で逃げ切れる感じもなかったのではないだろうか。こういった問題は、ベガルタにかぎらず1日、2日で解決でできるものではない。そして、ウチにも同じような悩みはある。町やスタジアムは素晴らしいし、ベガルタにはぜひ残留してもらいたい。それが今日の私の小さな嘆きだ。
─── ベガルタは引いて守り、ジェフのスペースを消してきたが。
相手が引いて守るのは、論理的であり自然なこと。そのため、われわれも神風のような攻めを繰り出せなかった。そして、引いて守る相手に対し、対応していくのは決して簡単なことではない。実際、われわれは同じような状況で何試合も星を落としてきた。
─── 2点をとった佐藤勇人の出来は。
点をとったのは佐藤でも勇人でもなく、ジェフというチームが挙げたものだ。
─── 先制されて、そこからどんな指示をしたのか。
1-0でリードしたことで、相手はますますカウンターから2点めを狙いにくる。そういう意味でもう1点取られたら苦しい状況に追い込まれるが、テンポよくパスをつなぎ、リスクを犯しながら攻めることが重要だった。
(最後に)それにしても岩本のシュートはすごかった。あんなゴールは見たことがないよ。
前半の内容は悪くなかったが、ロングパスを相手に引っかけたり、中盤でのミスパスが多かった。ハーフタイムで指摘され、それらを修正して後半に臨んだが、相手も岩本を投入してきて、そこからのセットプレーで一時は流れを変えられてしまった。ただ、勇人が中盤で相手をつぶしてくれたので、守っているほうは非常にやりやすかった。いい形でゴールを挙げ、あるいは状況によってセーフティにボールを回すなど、後半はまずまずの出来だったと思う。
上に行くためには大事なゲームだっただけに、厳しい試合に勝てて本当によかった。ただ、個人的には相手がいやがるプレーをもっとしないといけない。それに前半はチャンスがあったのに、確実に決められなかった点を反省している。
試合前にゴールを挙げたいとは思っていたが、本当になって自分でも驚いている。勝つことができてよかった。試合前に、相手は必死のサッカーでくることをオシム監督にいわれた。これからも同じような状況に置かれたチームと対戦するが、気を引き締めて戦っていきたい。